我慢しない子が将来「優しい大人になる」ワケ、専門家が回答します!

公園の砂場で自分が持ってきたスコップとバケツをちょっと目を離したすきに他の子に奪われてしまいました。

おとなしい我が子は泣きそうな顔をしてはいるけれど、「それ僕のだから返して!」と言いに行けません。

こんな時、親としては“助けるべきか”それとも、子どもに“我慢させるべきか”とても迷いますよね。

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が引っ込み思案で慎重な子どもに対する対応についてお話します。

 

■我慢は禁物

公園で並んで順番を待っていた滑り台で、横から別の子が順番を無視して割り込んできました。そんな時に「少し待っていたら直ぐに滑れるんだから譲ってあげなさい」と母親から言うのはよくありません。

周りから“いいママ”と思われ、子どもも“良く出来たいい子・我慢強い子”と評価されるかもしれませんが、子どもの心の中は穏やかではない筈で、子どもなりにストレスが溜まっていきます。

 

■助けてばかりではダメ

では、自分のおもちゃを取られた時、滑り台で割り込みをされた時は親としては一体どうしたらよいでしょうか。

我が子が引っ込み思案だとママがついつい「それ、○○ちゃんの持ってきたおもちゃだから使わないでね」「今、○○ちゃんが順番待っていたから後ろから並んでね」と助け舟を出してやりたくなります。

でも、いつまでも助けをだすわけにいきません。ママのいない場所で自分ひとりでなにもできなくなってしまうからです。保育園では強い子にやられっぱなしになってしまうかもしれません。

こんな時は我が子に「“それ、使わないで”って自分で言いなさい」「“僕の番だから”って言いなさい」と言えるように「ママが一緒に行ってあげるから断りなさい」と一緒についていってあげましょう。子ども一人では言える勇気はないので背中を押してあげることが大事です。

 

■自分の気持ちが言える子、言えない子

大人でも本当は嫌なのに、誰かに頼まれると「はい、はい」と引き受けてしまうタイプの人っていますよね。

よく耳にするのはPTAの役員で、引き受け手がなかなか見つからない場合に、引き受けたくないのに「○○さんだったら出来るわ」と押し付けられ「じゃあ、私でよければ」と受けてしまうような人。

「私が我慢さえすれば皆がうまくまとまる、平和になる」と思っているような人は“断わることができない”タイプの人です。皆からも「○○さんがいるから、誰もやりたがらなかったら最終的にはお願いできる」と読まれてしまっています。

断れないタイプの人は、きっと親から“自分より人の気持ちを考えて・人が嫌がることをしてはいけない・人に迷惑をかけてはいけない”と、“他人優先”の方針で育てられたのでしょう。そうすると、自分の子どもに対しても、自分が親から受けた方針を自動的に押し付けてしまいます。

“他人の立場を考える”ことは、人として重要なことです。でも、生まれて2~3年しか経っていない子どもに“自分の気持ちを大切にすること、自分を犠牲にしないこと”を教えることが優先です。自分が尊重されて初めて人に対する優しさや思いやりの心も生まれてきます。

 

いかがでしたか。

一歩間違えば、周りから“反撃しないタイプ”と思われ、苛めのターゲットになることもあり得ます。他人に譲ることを最優先するのではなく“嫌なものは嫌”と断れる勇気も大事ですよ。

 

【関連記事】

※ 将来、子どもが恥ずかしい思いする!? 「育ちが悪い」と思われる6つの行動パターン

※ ドンドンお金がやってくる!? 運命の「春財布」と巡り合う4つの方法

※ 絶対にやめて!どんどん子どもの行儀が悪くなる親のNG行動5つ

※ スリムなあの人はもう始めている!? ダイエットの味方「すっぽんパワー」ってなに?

※ ママ友へのプレゼントにも!セレブ御用達のおしゃれなベビーグッズ4選

【参考】

立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)

【著者略歴】

立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

LINEで送る