子どもの声は「騒音」か?保育園・地域住民のリアルと親が守りたい3つのマナー

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子どもの声って迷惑な“騒音”なのでしょうか?

共働き世帯が増え、子育てしやすい環境を作るため、各自治体で保育園の増設が急がれています。その中で「子どもの声がうるさい」という地域住民の反対により保育園の建設が中断したり、窓を閉め切って園庭で子どもを遊ばせない園も出ています。

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が子どもの声の騒音問題についてお話ししたいと思います。

 

■今騒がれている「騒音問題」

東京都の環境確保条例では工場、建設現場、拡声器、深夜営業に対して騒音の規制がありあます。これは人の声も含まれるとされています。

これに対して「単に音を数値化して規制することは子どもの心身の発達に悪影響を及ぼす」の反対意見がでて対立しているのです。

子育て中のママはどう思われますか? もし、あなたが年をとって家でくつろいでいるとき、毎日100人近くの子どもが園庭で騒いでいたら? 自分中心の今の状況からでなく、社会の一員として考えてみましょう。

 

■親が守るべき3つのマナー

運動会など特別の行事ではない日に、園庭で先生が拡声器を使って喋ったり、窓を開けてピアノを弾いたりと園側による近隣住民への配慮も必要ですが、親側が守るべきマナーもあります。

(1)保育園の周りで大きな声で喋らない

子どもの送迎後に園の前でママ友と大きな声で喋るママは近隣住民の気持ちになって考えましょう。

(2)すぐにクレームを言わない

園側でピアノの音漏れ防止の為に窓を閉めるなどの対策をとった場合、当然、風通しは悪くなり夏場の室内は高温になります。冷房設置の補助金が出ない場合、冷房費を毎月保護者が払うようになってもクレームを言わないことも大切だと思います。

(3)日頃の躾を怠らない

レストランなどで子どもがウロウロしていても放っておいたり、電車の中で子どもが泣いてもあやさない等、マナーが出来ていない親がいます。こんな光景を目にした人は「今どきの子どもは」「今どきの若い親は」と悪い見方をし、子どもが育つ保育の場の声さえも許せなくなってきてしまいます。

 

■子どもは未来の宝!

“子どもの声を騒音として規制すべき”という意見の中に「子どもでも人に迷惑をかける行為は躾として教えるべき。近隣住人への配慮を考え園庭で声を出すべきではない」という考えがあります。

先生が紙芝居をしている時に静かにさせるのは躾として必要です。けれども園庭で鬼ごっこしたり、楽器や歌を歌うことを迷惑行為として捉えるのはどうでしょうか? 苦情を言っている人も乳幼児期はあった訳で、泣いたり叫んだりしても地域住民が「子どもだから仕方ない」と受け入れてくれたからこそ、今があるのではないでしょうか。

世の中には子どもが居ない世帯、また子どもが嫌いな人、様々な人がいます。

でも感情の問題ではなく預け先の保育園が減り、あっても室内に閉じ込められて園庭で思い切り遊ばせてもらえない状況を見た若い世代が益々子どもを産まなくなったらこの国は一体、どうなってしまうのでしょう。

少子高齢化に拍車がかかり、年金制度を始め様々な制度が崩れていきます。消費する人間が減れば益々物は売れなくなり、不況になり国は衰退していきます。

“今、目の前にいる子ども達が自分達の国の未来を作っていく”という視点を持ってもらいたいと思います。

 

いかがでしたか?

夜勤勤務で日中寝ている人もいます。元々住んでいるところに後から保育園が出来た場合逃げ場がありません。だからと言って保育園にいる間、屋外でも室内でも静かにしていなくてはならないと規制するのは子どもの心身の発達に悪影響です。

人間関係が出来ていないとわずかな音でも気になり、神経を逆なでされるものです。

普段、道で会った時、「おはようございます」と挨拶する、夏祭りや運動会や餅つきの時は来賓として招待状を送ったり、ついた餅を周りのお宅に配るなどの気遣いにより、子どもが騒いでいても受け取る気持ちは随分と変わってくるものです。

最終的には人と人とのお付き合いです。ちょっとした配慮の気持ちが大切なのではないでしょうか。

 

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【参考】

立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)

【著者略歴】

立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

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