鵜呑みにしちゃダメ!著者の職業別「育児本」を賢く読み解くコツ

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育児本を読んでいると、ものによって子育てや育児について全然違うことが書いてあります。

中には正反対のことが書いてあったりして、「いったい誰の言うことを聞けばいいの!?」と右往左往してしまうことでしょう。

そこで今日は、『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)』の著者で、日本と欧米双方の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、育児本のアドバイスをうまく取り入れる方法についてお伝えします。

 

■著者の職業別、「育児本」を読み解くコツ

育児本の著者には、いろいろな立場や職業の方がいます。医者やカウンセラー、教師や保育士などの教育関係者、さらには子育て経験者など多岐にわたります。

それぞれの専門家はそれぞれ違った立場から子育てに携わっているので、経験してきたことがまったく異なります。そのため、育児本にはさまざまなことが書かれているのです。

育児本の著者が、これまでのどういう経験から、その本を書いているのか考えていくと、わが子の子育てにどのように活かせるのかを考えられるようになるでしょう。 

それでは、著者の職業ごとに育児本を読み解くコツを見ていきましょう。

 

(1)医者やカウンセラーの場合

精神科や心療内科の医者やカウンセラーは、虐待やネグレクト、過保護や過干渉など、心に傷を負うほどの、極端な家庭環境で育てられてきた子ども達を多く診ています。

そのため、「子どものありのままを愛しなさい」「無条件に受け入れなさい」というようなアドバイスが多いようです。なぜなら、心に傷を負っている子どもには、親の愛こそが必要だからです。

自分の夫が虐待しているとか、自分が子どもをかわいく思えなくて育児放棄しそう、などの不安があるときは、ぜひ参考にしてください。

ただし、家族関係が良好な普通の家庭の場合は、このようなアドバイスを全面的に取り入れてしまうのは得策ではないと筆者は考えています。

子どもが大人になるために必要なもの愛だけではありません。大人の世界で必要な社会性やルールは、幼児期にしっかり身に付けさせておくことも必要です。そうしなければ困るのは子どもだからです。

 

(2)教師や保育士の場合

教育現場でたくさんの子ども達を見てきた教師や保育士は、子どもの特性や傾向、言動についてもよく観察しています。

ですから、「うちの子は他の子より成長が遅いのかな?」といった不安や疑問に対して、子ども達の平均的な傾向を教えてくれるでしょう。

ただ、学校というのは、子ども達が大人の庇護の下で学ぶ場であり、実際の社会とは全く違います。グローバル社会と言われる現在ですから、日本的な考えや教育がそぐわない部分もあるということを頭に入れてから、参考にした方がいいでしょう。 

 

(3)子育て経験者の場合

自分の子どもを育てた経験から子育てのアドバイスをする場合、たいていは、人がうらやむような成功を収めた子どもの親であることが多いようです。この場合は正直言って、その子の持って生まれた才能や性格も大きく影響していることがあります。

ですから、「この通りにすればわが子も!」と、子どもに過剰な期待やプレッシャーをかけるのは考え物です。

どんな考え方で、どう接して成功したのかを知ることは参考になるかもしれませんが、あくまでもよその子どもです。自分の子どもとはまったく性格も能力も違う、ということを頭に入れておきましょう。

 

いかがでしたか?

子どもは一人一人違いますし、家庭環境もそれぞれ違います。筆者も含めてどんな専門家のアドバイスもパーフェクトではありません。

子育て本の内容をすべて鵜呑みにして実践するのではなく、まずは子どもを自分の目でしっかり観察することが重要です。そこで見つけた問題や補いたい部分などから、自分の家庭環境に合うと思える子育て本を参考に、少しずつ取り入れていきましょう。

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【参考】

平川裕貴(2014)『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)

 

【著者略歴】

※ 平川裕貴・・・専門家ライター。日本航空国際線CA、外資系英語スクールを経て、1988年に子供英会話教室設立。30年以上に亘り子供英語教育に携わり、現在3~6歳までの子供にバイリンガル教育を実施中。近著は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』

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