専門家が伝授!一人っ子を「わがまま」に育てないための秘策とは

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一人っ子はわがままになるとか甘えたさんになるとかよく言われていますよね。

しかしその声に「2人目がほしくてもできないから、やむなく一人っ子になっているのに…」と思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今日は、『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)の著者で、日本と欧米双方の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、一人っ子をわがままにしない保育方法をご紹介します。

 

■兄弟がいることのメリット4つ

兄弟がいると、なんでも自分の思い通りにはなりません。

これは、一見デメリットのようですが、思い通りにいかないことで社会性や協調性、思いやりの気持ちが育まれ、社会に出た時に役立つ“たくましく生きる力”になるのです。

具体的には、以下のようなメリットが考えられます。 

(1)自己主張の必要性を知ることができる

自分がしたいことを兄弟に邪魔されたり、おもちゃをとられたりすることで、他に人間がいれば、自分の思い通りにはならないことがわかります。

そのため、「自分がしたいことや欲しいものははっきり主張しなければやっていけない」と、自己主張することの必要性を知ることができます。

(2)問題解決能力や忍耐力が身につく

例えば、おもちゃを取り合ってケンカになってしまった場合、「どうしたらおもちゃを使うことができるのか」という問題を解決する力が身につきます。

それと同時に、物には数や量に限りあるので、分かち合わなければならないということも学びます。時には思い通りの結果にならないこともあるでしょう。そこで我慢することで忍耐力も身につけることができるのです。

(3)潔さと寛容さが育まれる

ケンカをした時、もしも自分の主張が間違えていたら潔く非を認め、相手に謝罪しなくてはなりません。また、相手が潔く謝罪してきた場合は相手を許す寛容さを持つことが必要です。

(4)相手の気持ちに立って考えられるようになる

兄弟で意地悪をしたり、されたりすることで、意地悪をする人、される人の両方の気持ちがわかるようになります。

そのため、困ったときは人を助けてあげることができる思いやりの気持ちが育ちます。また、自分が困ったときは上手に助けを求めることができるようになります。

 

■一人っ子は「わがまま」になると言われる理由

しかし、一人っ子の場合はおもちゃや食べ物を取り合ってケンカする機会はなかなかありません。

自分のペースで自分のしたいことができるため、おっとりとした穏やかな性格に育つかもしれませんが、なんでも思い通りになってしまうと、我慢強さや、相手の立場を理解することを学ぶきっかけがつかめません。

その結果が、“一人っ子はわがままになる”と言われる理由なのでしょう。

では、兄弟がいない分、一人っ子はどのように社会性や協調性を身に着けていけばよいのでしょうか。

 

■一人っ子には「縦割り保育」がおすすめ!

子どもの性格も見極めながら、わがままにならないようにしつけることはもちろん大切ですが、家庭での訓練はなかなか難しいものです。

その場合は、“縦割り保育”を行う、幼稚園や保育所などで補うと良いでしょう。

縦割り保育とは、異年齢児が一緒に学ぶ保育形態のことを指します。

一般的に日本の幼稚園では、年少、年中、年長とクラスが分かれ、同じ学年の子と過ごすことになります。その一方、縦割り保育は、年少から年長が一緒に過ごします。

そのため、ちょうど年子の兄弟が上にも下にもいるような環境になるのです。

縦割り保育では兄弟がいることのメリットはもちろん、兄弟だけで過ごすよりずっとたくさんの個性ある子ども達と出会うことになります。

年齢や性格、育つ環境の違う子と過ごすことは、社会性や協調性が育まれるだけでなく、年上の子に対する尊敬や憧れ、年下の子に対するリーダーシップや思いやりなども育むことができますよ。

 

いかがでしたか?

一人っ子だからといって必ずしもわがままになるわけではありませんが、育児やしつけに不安を持っている一人っ子のママは“縦割り保育”をぜひ検討してみてくださいね。

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【参考】

平川裕貴(2014)『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)

 

【著者略歴】

※ 平川裕貴・・・専門家ライター。日本航空国際線CA、外資系英語スクールを経て、1988年に子供英会話教室設立。30年以上に亘り子供英語教育に携わり、現在3~6歳までの子供にバイリンガル教育を実施中。近著は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』

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