あなたの子は大丈夫?●●が出来る子よりも「SOSを出せる子」にすべき理由 

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「何でも自分一人で出来る自立した子になってほしい」「人に迷惑をかけない子に育てたい」そんな思いから「一人で○○が出来る子にしよう」「○○を身に付けさせよう」と必死になって子育てをしているママさんが多いように思います。

でも「困った時にSOSを出せること」が人生の荒波を生き抜いていく上でとても大切だったりします。

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子がSOSを出せる子に育てるコツをお伝えします。

 

■「親の期待に答えよう」と無理をしてしまうタイプの子とは?

暑い中の体育の授業。先生は体操指導に必死の様子。

そんな中「先生身体がだるいです、お水を飲んでもいいですか?」の一言が言えません。 

小さい頃から「努力しないとダメだよ」「頑張らないとダメだよ」「お兄ちゃんなんだからね、しっかりしないとダメなんだよ」などと頻繁にママの口から言われてきた言葉。

この言葉に知らず知らずにコントロールされ、学校に行っても先生に訴えることが出来ないでいます。

これは「しっかりした子に育ってほしい」「弱音を吐いてはいけない」というママの気持ちを拡大解釈してしまっているケースです。

 こういった子どもは“熱血漢の先生“だとさらにSOSが出せなくなっていきます。

 体育以外でも音楽発表会、お絵描きコンクールで自分のクラスが優勝したり選ばれることを大きな目標として掲げていたりする成果主義の先生です。

 「頑張ること、成果を出すことが素晴らしこと」という価値観を親からも先生からも受けていると、体調が悪いのに先生に訴えないでギリギリまで頑張ってしまうのです。

こういったケースだと子どもはかなりきつい思いをしていることがあります。

 

■「休めない心」はこうして育まれる

 生真面目でおとなしく我慢強く育てられた子は自分が苦しいこと、弱音を吐くこと、ギブアップすることは「いけないこと」と思い込んでいます。「適当にかわしておこう」「手抜きしてこの場をなんとかしのごう」とは思えないでいます。

 先生やママの前でも「心配をかけないようにしよう」といい子を演じています。

でも小学校だって45分ごとに休み時間が入ります。一週間の中で日曜日があります。人は疲れたら休まないと続きません。

知らず知らずのうちに“突っ走ること“を要求された子は休息の時間も惜しんで勉強したりいい子でい続けようとします。

 そうして休めない心が育まれていきます。

 

■こんな時でも「助け」を求められない子に

極端な例ですが、過去にこんなケースがありました。

おつかいを頼まれた子ども。極端に教育熱心な親元で育った子だったので「計算が出来ない子はダメな子」とインプットされています。

でもレジの会計時、計算が分からずうまくお金が出せません。

治安のいい日本、店員にお財布ごと出して「どのお札かわからないから、ここから取ってください」と言えば親切に対応してくれるハズです。

でも、SOSを出すことが出来ないこの子はお金を払わないで商品を持って帰ってしまいました。

「お金の計算が出来ないことの方が泥棒することよりもよくないこと」と思ってしまったのかもしれません。

 

いかがでしたか?

言葉や態度に表さなければ自分のことは他人にはなかなか伝わらないものです。いじめを受けやすい子は「いじめられても黙って耐えている子」だったりします。いじめる側も「この子は先生や親にチクることはしない」と心得ているからです。

「○○ちゃんにパンチされた」「○○君がいつも僕のことをいじめるから嫌だ」と大騒ぎする子は継続的にターゲットにはなりません。

小さいうちから、困った時に助けを求めることが出来る子に育てておくことも大事ですよ。

 

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【参考】

立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)

【著者略歴】

※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

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