「片付けられない」アナタ、もう諦めてイイ!専門家が説明する驚きの理由

「片付けられない」アナタ、もう諦めてイイ!専門家が説明する驚きの理由

家に帰るとゴミ屋敷寸前。足の踏み場もないスラム化状態。片付けハウツー本を買って読んではみたもののやってもやっても元の木阿弥。夫からは「少しは片付けろよ」と叱られ凹む日々――。

片付けられないのは、あなたの努力不足や性格の問題ではないケースがあります。ひょっとしたら、あなたは“AD/HD(=注意欠陥/多動性障害)”かもしれません。  

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が“アナタが片付けられない原因”について考えられる可能性をご紹介します。

 

■“AD/HD”って何?

『Attention Deficit Hyperactivity Disorder』の頭文字をとって略してAD/HDと言われています。多動性、不注意、衝動性を症状の特徴とする『発達障害』の一つとされています。

“発達障害”については、厚労省の定義では下記となります。

発達障害者支援法において、「発達障害」は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定義されています。

AD/HDの人には、不注意、落ち着きがなくじっとしていられない、多動性(=じっとしていられない)、突発的に何かをしてしまう衝動性(=感情を爆発させる)……などの特徴があります。全部当てはまらずとも、こんな特徴があるとされています。

●うわのそらで何かと忘れ物が多い

●約束や決まりごとを守れない

●直ぐに気が散る

●子どもの頃、授業中の立ち歩きが多かった

●席は離れなくても身体を常に揺すっていた

●行動や感情を爆発させる

●片付けが出来ない

 

オトナがAD/HDだとどうして困る?

子ども時代は多動・衝動性の症状で表れますが、オトナになって多動(=ウロウロする)な人はいません。人の目を気にすることが出来るようになっているので頭にきたからと衝動的にキレて相手に暴言を吐くこともありません。

オトナの症状としては“忘れ物が多い”“約束の時刻を守れない”“片付けられない”などの症状が目立ち本人も困っていて発覚することがあります。

「さあ、片付けるぞ」と気合を入れても、一つの物を手にした時、ふと違うことが頭によぎり今、やっていたことを忘れてしまう……こうして失くし物が多くなったり、片付けもままならなくなり家がゴミ屋敷化しまうような行動パターンが見られます。

 

■単に「だらしがない人」との見分け方

“単にだらしがない人”の片付け方は、散らかってはいるものの、ある程度カテゴリー化されています。洗面所には歯磨き、タオルがあちらこちらに散乱しているけれども種類はまとまっている感じになります。

しかし、AD/HDの人の片付け方は洗面所に線香、キッチンにアルバムという“ごった煮状態”なのが特徴です。※もちろんすべての人が必ずそう、という訳でもありませんので参考程度に捉えてください。

 

■もし、AD/HDと診断されたら

もし、不安を感じたならば思い切って精神科を受診しましょう。診断がくだるまでは時間がかかることが多いですが、診断されると、幼い頃からいろいろと否定されてきた原因が“自分の努力不足ではない”ことが明確になります。

自分を責めることもなくなり、自己肯定感もUPし体調も良くなることでしょう。

そして、ここからが大切です。「私は片づけが出来ない」と割り切るのです。そして、家族や周りの友人にそのことを伝えましょう。苦手なものを克服しようと努力しても時間がもったいないと思いませんか? 片付け上手の家族や友人にその役割を振ってしまいましょう。

そして、自分は得意な料理、風呂掃除など出来ることを限定して頑張ってみましょう。「片付けは他の人にやってもらうけど、料理は頑張る!」と割り切ってしまうのです。その方が家族円満になります。

また、友人に「私はAD/HDなので約束事を忘れたり、忘れ物をしたりすることもあると思うけど許してね。そこのところ温かく見守ってね」と伝えましょう。

 

いかがでしたか。

掃除片付けはテキトーにしましよう。

むしろ、気が散り易いあなたの性格の強みを生かしましょう。好奇心旺盛なのですから友達を増やす交流会に行きバンバン友人を作ったり、営業職について色んなところをウロウロと訪問するなど、自分自身が生き生きと出来ることをして、社会に貢献しましょう。

苦手なことを克服しようとするより、得意なことを伸ばすことにエネルギーを使いましょう。

 

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【参考】

発達障害の理解のために – 厚生労働省

立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)

 

【著者略歴】

※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

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