かなりの親がやってる?「ステイタス褒め」が自己肯定感に与える悪影響

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かなりの親がやってる?「ステイタス褒め」が自己肯定感に与える悪影響

子どもをほめることは自己肯定感アップにつながるとよく言われていますが、やたら大きな声でオーバーに「○○ちゃん、○○だから大好き~!」とほめたたえる親を見かけます。なかには、「ソコほめるとこ?」とツッコミたくなるような内容も。

そう、何でもほめればOKというわけではありません。コツが必要です。

特に、現代の競争社会では、ママが自己肯定感の意味をまちがって解釈すると、ほめているつもりが、逆に子どもの自己肯定感をゆがめて変なプライドをもたせてしまうなんていうことになりかねません。

今日は、子どもの自己肯定感を上げるほめ方のポイントについて、『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』の著者・佐藤めぐみがお伝えします。

 

■ココに違いが!OK例とNG例のほめ方

次の例を見てください。

OKパターン:

• かけっこで1等になったとき:「○○ちゃん、かけっこ1番だったね。一生懸命走っていて、ママ嬉しかった」

• 発表会で:「○○ちゃん、上手に踊れたね。楽しそうで、ママ嬉しかった」

• 将来、テストで100点を取ったとき:「○○ちゃん、国語のテスト100点だったね。がんばって覚えたね。ママ嬉しいよ」

これらはどれもママの嬉しさが伝わってきますね。ではこれはどうでしょう?

NGパターン:

• かけっこで1等になったとき:「○○ちゃん、かけっこ一番だったね。ママ、そんな○○ちゃんが大好きだよー」

• 発表会で:「○○ちゃん、練習通り上手に踊れたね。だからママ、○○ちゃんのこと好きよ」

• そして将来、テストで100点を取ったとき:「○○ちゃん、国語のテスト100点だったね。ママ、○○ちゃんが自慢だわ」

どれも、結果や成果を出した我が子の姿を「大好き」と伝えています。その子を条件つきでほめているのが分かるでしょうか?

 

■うっかりやってしまう「ステイタスほめ」に注意!

誰しも親であれば、自分の子供が、可愛い顔だったら嬉しいです。頭が良かったら嬉しいです。良い学校に入ってくれたら嬉しいです。思わず「○○ちゃんは天才だわ!」と強調してほめたくなるでしょう。

でも、これらばかりを強調してほめてしまうと、子供は自分のことを条件つきで肯定するようになってしまいます。「ママはボクのことが大好き。ボクも自分が大好き。だってボクはクラスで一番なんだから」といったように。

「可愛い顔だから、すごい」

「頭が良いから、すごい」

「いつも一番だから、すごい」

のような「ステイタスほめ」だと、子供は、自分のことを、「良い部分は好き、でも、悪い部分は嫌い」のように二分して考えるようになってしまいます。自分の“優れていると言われた”部分だけを愛することを促進してしまうため、健全な自己肯定感が育たなくなってしまうのです。

ほめることは、その子の自己肯定感をアップすることは数々の研究で証明されていますが、その際大事なのは、条件つきでほめないこと。

親が子供に、「○○すると、ママがほめてくれる」「○○じゃないと、ママに嫌われちゃう」のような思いを抱かせないことが大切です。

自己肯定感とは、自分を丸ごと愛する気持ち。だから、ママが普段から、条件やステイタスに関係なく、丸ごと愛していることをしっかり伝えていくことがポイントです。

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【著者略歴】

※ 佐藤めぐみ・・・心理学がベースのポジティブ子育て『プラス思考育児メソッド』でママをサポートする『ポジカフェ』主宰。

ママ向けストレス診断、悩み相談、叱り方教室 『ポジカリ講座』 など育児コンサルタントとして活動中。著書は、『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』(あさ出版)『叱るときのイライラがなくなる! 子育て心理学のプロ 佐藤めぐみの「ポジカリ」メソッド』 (All About Books)[Kindle版]など。

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