寝る前の絵本の読み聞かせが実は「効果的でない」3つの理由

毎晩“寝かしつけ”の儀式として、絵本の読み聞かせをしているママも多いのではないでしょうか? ドラマでもそんな場面を多く目にすると思いますが、寝かしつけのためではなく、言葉やココロの発育に絵本の読み聞かせを効果的に活かしたいと思っている親御さんには、ちょっと気をつけて欲しいポイントがあります。

そこで今日は、『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』の著者・立石美津子が“就寝前の読み聞かせ”について語りたいと思います。

 

■ポイント1:結末が怖い本、悲しい本、刺激が強い本は避ける

話の最後のテイストが実はとっても大事です。ハッピーエンド、笑い、ほのぼのとした雰囲気……などとにかくポジティブなテイストで終わるのものを選びましょう。

これには理由があって、良くも悪くも寝入りばなに読んでもらったものは脳に強く印象を残してしまうからです。感情を揺さぶってしまうような強い刺激のものは避けましょう。

例えば、『マッチ売りの少女』は主人公は最後は凍え死んで、先に亡くなってしまったお母さんに天国で会えるという、ある意味ハッピーエンドの結末ですが子どもにとっては、親が死んだことや寒くて寒くて食べるものにも事欠いて街を彷徨う悲しい場面が印象が強く残るかもしれません。

いい眠り、良い朝を迎えるためには、『ぐりとぐらシリーズ』『腹ペコ青虫』のような食べ物や日常生活を描いた、ほんわかした雰囲気の絵本がよいでしょう。

 

■ポイント2:長いものは避ける

読み聞かせの最中に子どもが寝てしまう、または、ママが先に寝てしまうことってありませんか? 毎回毎回、中断というのは良くないので、“読み切れる長さ”のものを選びましょう。

けれども、子どもが「コレ読んで!」とリクエストしてきたものがあるのなら、それが最優先です。長くて読み切れなくても読みましょう。この場合は、朝とか夕飯後など子どもが目覚めている時間にも読み聞かせするのがポイントです。

そうすれば就寝前に途中になってしまった本があっても、別の時間に最後まで話を聞いているので問題はありませんよね。

 

■ポイント3:寝る前よりも「朝」がイイ!

仕事に家事に……と、ヘトヘトのママやパパ。夜は疲れていますよね。頑張って読んでいるつもりでも、気づかないうちに棒読みになっていたり、表現をつける気力が湧かず無表情だったりしてはココロを育てるどころではありません。

ですから、疲労感のない「朝」がオススメなのです。 

「朝は忙しくて絵本を読んであげている時間なんて……」という親子にも、“忙しい人ほど暇がある”という諺の通り、時間はありますからご安心を。捻出しようと思えば時間の流れの中に“短縮できる5分の塊”のようなポイントがいくつかあるはずです。 

具体的には、ママがいつも朝5時に起床するのならば目覚まし時計の針を10分繰り上げて早起きしましょう。そして7時半に家を出るのならば、7時20分に親子共すべての準備を完了させます。そして、最後の10分を“絵本の時間”に。

歯磨き・食事のように毎朝のスケジュールの中に組み込んでしまうと、案外、苦にはなりませんし、習慣化してくると子どもから「ママ、絵本の時間だよ!」と促してくれるようになります。

 

言葉を育み、ココロを育むことは生きていく力を育むということ。今回紹介した3つのポイントを参考に、絵本の読み聞かせを効果的に行えると良いですね。

 

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【参考】

※ 立石美津子(2013)『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』(あさ出版)

心と頭がすくすく育つ読み聞かせ

 

【著者略歴】

立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』等。

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