悪習慣に陥りがち!「エサで釣るしつけ」の解消法

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「いい子にしていたら、お菓子あげるね」

「残さず食べたらTV見てもいいよ」

子どもがママの言うことを聞かない時、つい言ってしまうこれらの言葉。

でも、これって何だか芸をさせて餌をあげる水族館のアシカショーと似ていませんか?

結果的に「エサで釣るしつけ」はどんどんエスカレートしてしまうかも……。いったいどうすればいいのでしょうか?

そこで今日は、『小学校に入る前に親がやってはならない115のこと』の著者の立石美津子が、子どもへの”ご褒美のあげ方”についてお話ししたいと思います。

 

■「○○したら△△してあげる」と言わない

 公園の砂場でいつまでもおもちゃを片付けない我が子。

「早く、片付けなさい」と何度叱っても耳から耳へ抜けている様子でちっとも片付ける気配はありません。

だから、つい「このおもちゃを片付けたらジュース買ってあげるよ~」とエサで釣る……。でもこれってよくありません。

“幼児教室”と称して大事な教育の場なのに入会時にポイントカードを渡し、スーパーのように、シールを10枚集めたら面白消しゴム、20枚になったらクレヨン、30枚になったら……と通ってもらうことでご褒美(=エサ)をグレードアップするおかしな教室もあります。

退会する際は、財布を握っているママの心理をうまく利用して、1ヶ月継続したらキッチン便利グッズ、もっと通ったら美容グッズなど、親が欲しそうな景品を準備しているところも。

こうしたご褒美の習慣がどんどんと身についていくと、子どももご褒美をもらえることが当たり前となり、やがてはご褒美が豪華でないとやらない、といった悪習慣へと発展していってしまいます。

人間の欲は切りがないもので、要求もジュースからプラレール、プラレールからゲーム機へと高価になります。子どもが成長し大きくなって、携帯電話、バイクなどと要求が止まることはなく手に負えなくなってきたら困りますよね。

ママの「何とか言うことをきいて欲しい」、という純粋な思いからつい「○○したら△△してあげる」と言ってしまいがちですが、そこはグッと舌を噛んで「この子の将来のためにも」と思って堪えましょう。

 

■子どもが喜ぶ「小さなご褒美」は与えましょう

 お手伝いしたらパチパチパチ、「凄いじゃない~」「素敵じゃない~」と拍手してあげる。

タオルを畳む、ゴミを捨てる、カーテンを閉める、など与えた役割が出来たら「今日も良くできました~」とノートに子どもの好きなキャラクターのシールを貼ってあげる。

この程度のご褒美ならOKです。

成長と共に拍手をもらえなくなったり、シールがなくなっても、ご褒美がおもちゃやお菓子でなかったら、子どもも大きくなれば言われたことを覚えて自然とやるようになります。

専門用語でご褒美は、その行動を定着させるために与える“強化子(きょうかし)”と言います。たとえ強化子がなくなっても、行動が定着した場合、褒美が有効に作用したということになります。

受験勉強も合格だけが目的(エサ)になっていると入学後、勉学に励まなくなる学生がでてきます。本当に力がつく人は、その勉強が好きでたまらないからやる人です。こういったことは幼い頃からの習慣が大切です。ご褒美で釣っていると将来、見返りがないとやらない悪習慣がついてしまうでしょう。

普段、何気なく「これやったら遊んでいいよ」「これ食べたらデザートあげるよ」と連呼しているママは、言う前に少しだけこのことを考えて言葉を変えてみてはどうでしょうか。

「早く片付けて遊ぶ時間を作ろうね」「食事全部、食べられたからデザートにしようね」などとちょっと言い方を変えるだけで全く違ってきますよ。

 

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【著者略歴】

※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』

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