絵本の読み聞かせ中に親が子どもに「言ってはいけないこと」

絵本の読み聞かせ中に親が子どもに「言ってはいけないこと」

子どもへの絵本の読み聞かせは、いいことづくめ。それで、毎日しているママは多いですよね。

かくいう筆者も絵本の読み聞かせタイムは大切にしていて、娘も毎日とても楽しみにしています。

ですが、子どもが相手だと、絵本を読んでいて、イライラしてしまうこともありませんか? 「楽しいはずなのに」「こんなこと言いたくないのに」と思いながら、少し感情的な言葉を口にしてしまうこともあるはず!

その中には、子どもの心によくない言葉もあります。

そこで今回は、『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』の著者・立石美津子さんから、絵本の読み聞かせ中に言ってはいけないことを教えていただきました。

 

■1:「順番に読んでいるんだから、ちゃんと聞いていなさい」

子どもに絵本を読んでいると、勝手にページをめくってくることってありませんか? 最近は少なくなりましたが、筆者の娘も小さい頃はとても多かったです。

そんなとき、「もう! これじゃストーリーがわからなくなっちゃうじゃない!」と思ってしまいませんか? 何度も続くと、つい「順番に読んでいるんだから……」と言うこともあるはず。

しかし、これはNG。小さい子どもは、まだストーリーには興味を持っていない可能性があります。よって、とくに2~3歳くらいの時期は、絵を見せて話しかけるだけでも十分なのだそう。

「子どもが小さい時は、話の展開に理解を求めるのではなく、絵を眺めたり、一緒にお話をするための親子のコミュニケーションツールとして考えてください」

成長するとだんだんストーリーに興味を持つようになるとのことなので、順番について注意するのはやめましょう。

 

■2:「読んでいる途中に声をかけないで」

また、読み聞かせの最中に質問をしてくることもとても多いですよね? そんなとき、「読んでいる途中に声をかけないで」と叱るのもNGです。

立石さんは子どものこのような態度について、「読み聞かせをしている最中、次々と質問をしてくる時は、物語に興味が出てきた証拠です」と言います。

実際、筆者も娘に『おおかみと七匹の子ヤギ』の絵本を読んでいたら、「おおかみは、手を白くしてお母さんのふりをしたの?」と聞かれました。

これ、成長して、物語そのものに興味を持っている証拠ですよね。こういった子どもの質問に答えながら読むのも、意外な発見があってとても楽しいです。

たまに、「末っ子の子ヤギはどうして時計に隠れたの?」と答えがわからない質問をされることもありますが、これも親子で考えるキッカケになりますよね。

「声をかけないで」と言うと、こういった機会が失われてしまいます。ただ、どうしても質問が多すぎて、読み聞かせが成立しないというシーンもあると思います。

そんなときは、「今はお話を聞く時間だから、最後まで聞いてから質問してね」と約束するといいでしょう。

 

■3:「”突然”の意味はね……」

読み聞かせをしているときに、「この言葉の意味、わかっているのかな?」と思うことも多いですよね。

しかし、読み聞かせを中断して長々と説明するのは、集中力を邪魔してしまうので避けた方がいいです。その代わりに、立石さんは次のような読み方の工夫を勧めています。

「”突然”を読む時に、予期せぬことが起こってしまったようなびっくりした表情をすることです。お母さんの表情を見て、子どもは”何かあったんだな”と悟ります」

子どもは、こういったことを繰り返すことで言葉を覚えていきます。難しそうに思える言葉も、あえて親が説明する必要はないのです。

 

■4:「悲しくてかわいそうだね。やっぱり、お友達は大事にしないとダメなのよ」

絵本を読んでいると、触発されて「我が子もこんな風になってほしい」と思うことはありませんか?

例えば、「お友達は大事にしなきゃダメなのよ」「嘘をついたらダメなのよ」などなど。こういった言葉を付け加えるのも、実はやめた方がいいそうです。

この理由について、立石さんは「親の考えを押しつけたり、教訓を付け加えたりする必要はありません。子どもが、感動している時間を邪魔することになるだけ」とバッサリ。

つまり、絵本を読んだ後は、「よかったね」「悲しいね」など、ただ感動を共有し、共感するだけで十分なんだそう。筆者もつい一言多く言ってので、気を付けようと思います……。

 

以上、読み聞かせ中のNGフレーズでした。読んでる最中、ドキッとしたママはいませんか?

上記の4つを気を付けるだけで、子どもとの絵本タイムがもっともっと充実するはず。子どもの心を育てるために、イライラせず、心から楽しみながら読んでいきましょう。

 

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【取材協力】

※ 立石美津子・・・1961年大阪市生まれ。聖心女子大学在学中、幼稚園教諭・小学校教諭免許を取得、佛教大学にて特別支援学校教諭許取得後、障害児教育に携わる。32歳で株式会社パワーキッズ(教室名:エンピツらんど)を起業。

現在、教室に3歳~小学校3年生まで7,500名の生徒が通う。講演家・作家・自閉症児の子どもを持つ1児の母。

著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』(中経出版)、『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』(あさ出版)、『はずれ先生にあたったとき読む本』(青春出版社)がある。

 

【参考】

※ 「日本の昔ばなし」アンケート - ミーテ

※ 立石美津子(2013)『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』 あさ出版

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