子どもに留守番させるだけで投獄!? ドバイのびっくり子育て事情

子どもに留守番させるだけで投獄!? ドバイのびっくり子育て事情

海外では、日本人の感覚だと驚くようなことが、当たり前だったりしますよね!

育児についての常識もその一つで、ここドバイでも、ビックリするような法律や、子育てにまつわる習慣があります。

一言で言うと、キッズ・フレンドリーな国であるドバイでは、子どもが社会でとても大切にされるので、法律や習慣が”子ども中心”になっているのです。

今回は、そんな”ドバイならでは”の驚きの育児事情を、みなさんにご紹介します!

 

■1:母乳育児が法律で義務となっている

子どもに留守番させるだけで投獄!? ドバイのびっくり子育て事情

1つ目は法律の話です。なんと、ここドバイでは、母乳育児が”義務”となっています。

これは最近できた法律ですが、今年1月、連邦国民評議会で子どもの権利に関する法案が通過しました。その際、”母親は子どもが2歳になるまで母乳育児を義務”とする条項が入ったのです!

母乳の栄養面と、母親との絆が深まるメンタル面とのメリットを考慮して、”母乳は子どもにとって大切な権利”という考えが元となりました。

”母親が生物学的に授乳が困難な場合には、母親の代わりに母乳を与える乳母の派遣を政府が検討する”とか。

授乳ができるのにしない場合「妻が義務を怠った」として、夫が妻を訴えることもありえるため、ママにとってはかなり精神的負担が大きくなってしまうかも……。

もともと、アラブ系のママたちは母乳にさほどこだわりがないのですが、母乳育児のメリットが、これまで一般にあまり知られていなかったことが、理由の一つとして挙げられます。

実際に、ショッピングモールに行くと、子どもに母乳を与えているアラブ系のママを、筆者は一度も見たことがありませんでした。このような法律が突然できたことで、その光景も、変わっていくのでしょうか。

ママたちの気持ちを思うと「母乳外来などの母乳育児支援のサポートシステムがもっと充実したら、安心できるのでは」と思ってしまいます。

 

■2:子どもだけで留守番をさせたら犯罪

子どもに留守番させるだけで投獄!? ドバイのびっくり子育て事情

2つ目も法律について。ドバイを含むアラブ首長国連邦には、”15歳以下の子どもを家に保護者や監督者なく放置したら、2年間投獄される”という法律があります。

当たり前ではありますが、”保護者が適切なケアや注意を怠ると、子どもの命が危険にさらされるため”です。

もし子どもに死に至る怪我などがあった場合には、更に刑罰が重くなります。周りの人が子どもの留守番に気づいたら、警察に通報し告発することも求められます。

実は、ドバイ以外でも、欧米では似たような法律がある国が多いことをご存知でしたか? そういった国々では「低年齢の子どもを留守番させるなんてとんでもない」という考え方が一般的です。

日本では、母親が子どもを残して外出中に火事が起きたり、育児放棄により乳幼児が家に放置され亡くなったりと、悲しい事件が後をたちませんよね。

もちろん、日本の場合、子どもを預けられる社会のサポートシステムの充実をはかる必要があります。でも、悲しい事件について目にすると「日本でもこのような法律があったらいいのに」と、つい感じてしまいます。

 

■3:子どもが乳母に育てられる

子どもに留守番させるだけで投獄!? ドバイのびっくり子育て事情

3つ目は習慣の話。ローカルの子どもにとって、産まれた時から家にナニー(乳母)がいて、あれこれ自分の世話を焼いてくれる環境が当たり前となっています。

なぜなら、ここドバイでは、ローカルの人々の94%が、外国籍のナニー兼メイドを雇い、家事や子どもの世話を委託しているからです。従って、子どもはママとナニーの両方によって育てられることに。

他国から来たナニーは、ママとは文化や価値観が異なるはずですが、違った考え方をもとに”しつけ”を受ける子どもが混乱しないのかと、ちょっと気になってしまいます。いや、甘えられる相手が増えて、子どもにとっては天国なのでしょうか⁉︎

それにしても、子どもを預ける先が見つけにくい日本から見たら、ちょっと羨ましい話かもしれません……。

 

■4:子ども向けイベントの終了時間が深夜

子どもに留守番させるだけで投獄!? ドバイのびっくり子育て事情

最後も、習慣の話。こちらでは、子ども向けのテーマパークのオープン時間が、例えば17時〜深夜12時と、ビックリするような時間設定なことが、珍しくありません!

なぜかと言うと、夏の気温が50度ほどになる厳しい気候のため、人々が日中は活動を控え、夕方になってから外出するためです。だから、子どもは日中に外へ出て遊ぶことができず、エネルギーを持て余してしまうのです。

夜になってもショッピングモールでたくさんの子どもが遊んでいるなど、こちらの子どもは、夜更かしにとっても慣れています。

日本では、子ども向けイベントの終了時間が深夜に及ぶことは、あまりないですよね! 夜に堂々と遊べるなんて、子どもにとっては、パラダイスかもしれません!

 

以上ですが、「国が違えば常識が違う」と興味深くありませんか?

筆者が子育ての目を通して見たドバイは、イスラームの教えにしたがって子どもを尊重する、基本的に”子どもに優しい社会”でした。

まぁ、時にちょっと甘すぎるように感じることもあれば、日本が厳しすぎるような気もします。文化によっていろんな考え方があることを知ると、視野が広がって面白いですよね!

 

 

【参考】

UAE breastfeeding law designed to improve child’s health, not punishing mothers, FNC members say - The National

94 per cent of Dubai children reared by nannies - Gulf News

Leaving children home alone is a crime - Gulf News

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