過干渉と仲良しな「過保護」が子どもの成長を妨げてしまう理由

過干渉と仲良しな「過保護」が子どもの成長を妨げてしまう理由

「私が毎日、しつけをしようと口が酸っぱくなるくらいに言っているのに、うちの子はどうしてこういつまでも自分のことを自分でやるようにならないのかしら?」と悩んでいるお母さん!

その原因は、もしかしたらお母さんにあるのかもしれません。

今日は、『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』の著者の立石美津子が、過保護がNGな理由についてお話ししたいと思います。

 

■親の過保護と過干渉はよくセットになる!

刻々と保育園に行く時刻が迫っているのに、子どもがおもちゃを片付けない。

「早く片付けなさい!もう出かける時間よ!」「さっさとしなさい!何度言ったらわかるの!」ところが注意は左耳から右耳へ抜けている、全く片付ける気配なし……。

なぜ、子どもがこんな態度をとると思いますか? 子どもは自分がやらなければ親がやってくれると、ちゃんとわかっています。だから、わざとやらないのです。

それで、「いつも、こうなんだから!」と文句タラタラ言いながらお母さんが片付け始めると、子どもの計画通りに事が進んだことになります。

このとき、「片付けなさい」と言っても手を出さなければ、”過干渉”にはなりません。でも、親が片付けてしまったことが過保護、そして子どもへの指示は結果的に過干渉になってしまったのです。

過保護と過干渉はとっても仲良し! セットになりやすいのです。同じような例はわんさかあります。

(1)子どもが小学校に登校した後、床に筆箱が落ちていることに気付いて、慌てて学校に届けるママ

(2)子どもが本を投げたとき、「どうして本を投げるの、ダメでしょ!」と叱りながらその本を拾うママ

(3)子どもが靴を揃えないことを「なんで揃えないの!」と怒りながら、その靴を揃えるママ

(4)目覚まし時計をセットして起きることを教えず、学生になっても「早く起きなさい」と親が起こすママ

(5)高校生になっても社会人になって独り暮らしをしても、子どものようにモーニングコールをするママ

こうやって見ると、過干渉と過保護のイメージがつくのでは?

 

■過保護のせいで子どもの成長が止まる

過干渉な親は、とりあえず口やかましく注意します。そして、子どもが困らないように先回りして手を出します。これが過保護です。

例えば、「時間がない」「散らかっているから私が片付けた方が早い」「寝坊して遅刻したら大変」「忘れ物をして子どもが可哀想」などと考えていませんか? そもそも、この考え方がNGなのです。

それはなぜか? みなさんは、”助長”という言葉をご存知でしょうか?

助長は、「間違った薬選びはかえって健康を損ねる」の”損ねる”代わりに、「間違った薬選びはかえって健康を助長する」などと、悪い意味で使います。

この助長の由来は、苗を早く生長させようと思った宋の人が苗を引っ張って枯らしてしまった、という孟子の故事からきています。

つまり、”不必要な力添えをして、かえって害すること”。苗の生長を助けるということから、助長という言葉が生まれたのです。

過保護も同じ。余計なことをすると子どもの成長を妨げてしまいます。だから、絶対にやってはいけないのです。

 

親が良かれと思って過干渉に口を出す。または、子どもが困らないように先回りして過保護に手を出す。

これでは、なかなか自分でできるようにはなりません。宋の助長してしまった人にように、かえって子どもの芽を摘むことにならないように気を付けていきませんか?

 

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【著者略歴】

※ 立石美津子・・・1961年大阪市生まれ。聖心女子大学在学中、幼稚園教諭・小学校教諭免許を取得、佛教大学にて特別支援学校教諭許取得後、障害児教育に携わる。32歳で株式会社パワーキッズ(教室名:エンピツらんど)を起業。

現在、教室に3歳~小学校3年生まで7,500名の生徒が通う。講演家・作家・自閉症児の子どもを持つ1児の母。

著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』(中経出版)、『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』(あさ出版)、『はずれ先生にあたったとき読む本』(青春出版社)がある。

 

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