小さい子どもに「お父さんお母さん」と呼ばせたいときのNG行動

小さい子どもに「お父さんお母さん」と呼ばせたいときのNG行動

アイドルがテレビで「うちのママが言ってたんですけど~」とお喋りしているのを見ることがありませんか? テレビの受け狙いかもしれませんが、大人になっても自分の親を「パパ・ママ」と言うのは恥ずかしいですよね。

それでは、いつから子どもは”お父さん・お母さん呼び”を始めればいいのでしょうか?

人間の脳は最初にインプットした情報が強く残るものなので、なかなか途中から修正は難しいです。そのため、子どもが0歳からスタートしてみませんか?

そこで今日は、『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』の著者の立石美津子が、0歳から”お父さん・お母さん呼び”を始める技をお話ししたいと思います。

 

■0歳から”お父さん・お母さん呼び”を始めるといい理由

小さい子どもにとって、パパ・ママなどの”破裂音”は言いやすいです。

これらは外来語として入ってきてから定着したようですが、「短くて言いやすいから」と安易に使わせるのはいかがでしょうか。どこかで訂正しなくてはならない日が、必ずやって来ます。

例えば、中学入学を機に「いい加減、恥ずかしいからもう人前でパパママは使わないようにして」などと子どもに言わなくてはなりません。

でも、これがなかなか難しいことなのです。小学1年生からでも難しい……。だったら最初から、”お父さん・お母さん呼び”をさせてみませんか?

パパママは短くてシンプルで言いやすく、コミュニケーションも取りやすいので、「我が家がパパ・ママでいく」というのも悪くはありません。

ただし、途中で本人の抵抗がありながら訂正しなくてはならない、ということ承知の上でこの呼ばせ方を使いましょう。

このハードルを越えさせなくてはならないのが嫌であれば、最初から「お父さん・お母さん」と言わせてください。舌っ足らずの可愛い声で「おっかあ・おっとお」でも、会話は十分できますよ。

 

■0歳から”お父さん・お母さん呼び”を始める簡単な方法

さて、肝心の”お父さん・お母さん呼び”の始め方ですが、まずは赤ちゃんの前で自分のことを指すとき、「ママにちょうだい」ではなく「お母さんにちょうだい」と話してみましょう。

すると、「おとうたん・おかあたん」と言えるようになります。明確に「お父さん、お母さん」と言えなくても、脳にはちゃんとインプットされています。

よって、4~5歳になって舌の機能が整ってきたら「お父さん、お母さん」と発音できるようになりますから、心配はないですよ。

ただし、気を付けなくてはならない点が2つあります。

ひとつめは、可愛いからと言って子どもと一緒になって「おとうたんにちょうだい」とオウム返しに真似しないこと。大人が子どもと一緒になって幼児語を使うと、なかなか幼児語から卒業できなくなります。

これは、「幼児語はもう時代遅れ!使わない方が子どもの言語能力は上がる」でも書きましたが、子どもは大人から正しい日本語を聞いて言葉を獲得していくため、大人が幼児語を使わない方がいいのです。

もうひとつは、口が回らなくて「おとうたん、おかあたん」と言った時に、「ちゃんと“お父さん、お母さん”と言いなさい」と叱らないこと。このような注意をすると、お喋りそのものをしなくなってしまいます。

 

以上、”お父さん・お母さん呼び”を始める技でした。今、0歳児のいる家庭は参考になったのでは?

もちろん、幼児期にママ・パパと言わせている家庭でも、呼ばせ方の訂正は気になるところですよね。タイミングに悩んでいたら、小学校入学を機にお父さん・お母さんと呼ばせてみてはどうでしょうか。

そして高学年なってからは、人前で身内のことを言うときは「父が・母が」と言えるように教えていきましょう。幼児期に耳にしている言葉は母国語の土台になります。正しい日本語環境は、とても大事です。

 

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【著者略歴】

※ 立石美津子・・・1961年大阪市生まれ。聖心女子大学在学中、幼稚園教諭・小学校教諭免許を取得、佛教大学にて特別支援学校教諭許取得後、障害児教育に携わる。32歳で株式会社パワーキッズ(教室名:エンピツらんど)を起業。

現在、教室に3歳~小学校3年生まで7,500名の生徒が通う。講演家・作家・自閉症児の子どもを持つ1児の母。

著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』(中経出版)、『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』(あさ出版)、『はずれ先生にあたったとき読む本』(青春出版社)がある。

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※ shutterstock

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