英語が好きじゃなくても「親子でワクワク英語絵本を楽しむ」コツ

英語が好きじゃなくても「親子でワクワク英語絵本を楽しむ」コツ

英語が好きじゃなくても「親子でワクワク英語絵本を楽しむ」コツ

今、英語の重要性が高まっています。それで、「もっとうちの子も英語に慣れてほしい!」と思っているママは多いのでは?

早めに慣れてもらう方法のひとつに、英語絵本の読み聞かせがあります。でも、まだ英語絵本ひとつ手元にない状態だと、「どうやって興味を持ってもらえば……」となりませんか?

今回、そんなママに朗報があります!

子ども英会話教師の田中史さんに、英語絵本の選び方から読み聞かせするときの注意点、オススメ絵本など、具体的なコツをたくさん教えていただきました。

最後まで読むと、英語学習の余計な不安がなくなるはず。さっそく見ていきましょう!

 

■まずは馴染みのあるキャラクター英語絵本を選ぼう

日本語の絵本だと、馴染みのあるキャラクターが出てくる絵本を子どもは好きになりやすいですよね。一方、初めて英語に触れるときの英語絵本では、どんなものを選ぶといいでしょうか?

田中さんは、以下のような絵本を推奨しています。

(1)効果音や思わずリズムをとってしまうような音楽付きの絵本

(2)子ども達が日々の生活で体験するようなことと同じことが書かれている絵本

(3)子どもが好きなもの(例えば、動物、お姫様、乗り物など)が主人公、もしくは出てくる絵本

(4)同じ英文がたくさん出てくる絵本(例えば、「Brownbear, brownbear, what do you see?」や、「we are going on a bear hunt.」など)

(5)日本語で親しみのある絵本の英語版(『いないいないばあ』、『ぞうくんのさんぽ』、『ぐりとぐらシリーズ』など)

このような絵本がいいのは、読んであげると楽しんでくれるからだそうです。やはり日本語の絵本と同じように、子どもが興味のあるものを選ぶことがとても大切なのだとわかりましたね。

日本語の絵本でもそうですが、”何度も同じ言葉がでてくる絵本”は子どもを引きつけてくれます。何度も読み聞かせをしていると、子どもの方から、繰り返される英文をごにょごにょと言うようになるのです。

また、馴染みのあるキャラクターが出てくると、親近感もわくため、喜んでくれるのだとか。田中さんが日本でも親しみのある”ペネロペ”の絵本を英語で読んだとき、2~3歳の子ども達の反応がとても良かったそうです。

目を大きくして、「グリーン!」「ブルー!」と、大きな声で指さしして楽しんでいたとのこと。そのため、ぜひ子どもの興味に合わせて選んでみてください。

 

■読み聞かせるときは日本語で訳さないようにしよう

日本語の絵本は、”問いかけ”をしながら読むことが多いと思います。

でも、英語の絵本になると、英語が苦手なママはうまく質問できなかったり、説明できなかったりして、「英語で答えた方がいいんだろうけど、できない……」なんて悩みがち。

こんなこと、全く気にしなくても大丈夫です! 田中さんは、「何か聞かれて英語で答えられないときは、日本語で答えてあげてください」と言います。

「英語でどういうんだっけ……?」で止まっていると、子どもと絵本についての楽しい話ができなくなってしまいます。よって、問いかけのときは、ママの気持ちをしっかり伝えられる日本語で大丈夫だそうです。

しかし、以下の2つはやってはいけません。

(1)本の内容を日本語に訳すこと

このようにすると、子どもは英語を聞こうとせず、訳してくれる日本語のほうを聞いてしまいます。それでは、英語絵本の意味があまりないですよね。

(2)日本語で内容を説明すること

わからないだろうと思ってこれもやりがちですが、必要ないとのこと。子どもは絵を見て、内容を理解しているのです。

「もし、子どもが興味なさげだったり、わからなそうにしていたりしたら、その絵本はまだ出会うべき時期ではないのだな、と思っていただいていい」と田中さんは言います。

「英語を教えなきゃ!」と構えず、ママも読んでいて楽しい英語の絵本を読むと、子どもも楽しんでくれますよ。

 

■もし買うなら”問いかけながら読める絵本”にしよう

最後に田中さんから、問いかけながら読むことができる絵本を2つ紹介していただきました。

絵本の内容が問いかけになっているため、”英語で質問をしながらそれに答えてもらう”という読み方ができますよ。ぜひ、買うときの参考にしてみてください!

(1)エリック・ヒルの『Spotシリーズ』

この絵本は、『コロちゃんシリーズ』として日本語版も出ています。親しみやすい絵柄で、全ページに小さなしかけがついているので幼児を夢中にさせる工夫が盛りだくさんです。

好奇心旺盛な主人公Spot(犬のキャラクター)が毎回、様々な経験をしていく絵本となっています。

子ども目線で描かれているため、とても親しみやすいですよ。筆者も、『Where’s Spot?(スポットはどこにいるの?)』を持っています。

これは、夕ご飯の時間なのに出てこないSpotをママが探す内容です。「Is he under the bed?(ベッドの下にいるかな?)」とフラップをめくりながら、一緒にSpotを探していきます。

何度も読むと、同時に、in(~の中)、under(~の下)、behind(~の後ろ)などの単語を絵を見ながら学ぶことも可能。筆者の娘も2歳のころからとてもお気に入りで、3歳の今も大好きな絵本のひとつです。

娘は今ではもう、フラップをめくりながら、「Not here.(いないよ)」などと言っています。

(2)ジェズ・オールバラの『Hug』

こちらは、ほとんど文字が出てきませんが、出てくる動物たちの表情から気持ちを読み取ることができます。田中さんのお子さんも1歳のころから好きだそうです。

「キリンやカバが親子で抱き合っているね。チンパンジーの子も見ていて幸せそう。あれ?チンパンジーの子泣いちゃったね? どうしたんだろう?」と動物たちの表情がとても豊か。

出てくる言葉が少ない分、読み手が聞き手にいろいろなことを想像しながら、語ってあげることができて楽しめる絵本です。

田中さんは、「日本語で子どもと一緒に主人公の気持ちに寄り添うことも絵本を一緒に読む楽しみのひとつ」と言っています。

(3)ルーシー・カズンズの『Where is Maisy’s panda?(メイシーのパンダはどこにある?)』

この絵本は、筆者のオススメ。フリップをめくりながら、パンダのぬいぐるみを探すお話です。

「Is Panda in the washing machine?(パンダは洗濯機の中かな?)」フリップをめくると、「Oops! Not here!(ここにはいないよ!)」といったフリップがあります。同じ英文が続くので、読んでいるうちに覚えてくれますよ。

 

以上、英語の絵本に興味を持ってもらうコツでした。これからどうすればいいのか、何となくでもイメージできましたか? 親子で楽しく会話しながら、英語の絵本を楽しめるといいですね。

 

【取材協力】

※ 田中史・・・中学校で英語を教えていた、元中学校英語教師。中学校のほか、英会話スクール、個別指導塾と約5年間、中学生は約220名、小学生は約15名、未就園児は約60名に英語指導。

英語絵本をとりいれた育児をし、現在、埼玉県熊谷市の保育園子育て支援センターで、英語活動をしている。自身の英会話教室では、絵本読み聞かせや、親子で楽しめる英語料理教室もある。

最新情報は、ブログ『深谷市の子供英語教室 英語歌・絵本で伸びる♪子供の英語・英会話力!』『熊谷市籠原駅車で10分、子ども英語教室』で配信中!

 

【参考】

エリック・ヒル(1980)『Where’s Spot?』 Frederick Warne

ジェズ・オールバラ(2001)『HUG』 Candlewick Press

ルーシー・カズンズ(2010)『Where is Maisy’s panda?』 Frederick Warne

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