子どもを「スマホ依存」にしないために親がすぐ簡単にできること

子どもを「スマホ依存」にしないために親がすぐ簡単にできること

今、小中学生のスマホ依存が社会問題になっており、それにより様々な事件も起きています。目の前の子どもがまだ乳幼児だとしても、数年後には、小学生になり、中学生になり、どんどん成長していきます。

学校の授業にタブレット端末が導入されるという話も聞きますし、これからはスマホとどのようにつきあっていくかを考えることが大切になってくるはずです。

そこで今回は、元保健室の先生で思春期反抗期の子どもの育て方講師をしている三浦真弓さんに、子どもを将来スマホ依存にしないために幼児期からできることについて伺ってみました。

 

■まずは本物に触れる機会を増やそう

そもそも昔は、家の電話で連絡を取り合っていましたよね。帰宅してから長電話しようものなら、「学校でも会っているのに、どうして学校で話をしてこなかったのか?」と親に言われていたものです。

筆者も小中学生の頃は、友達と家の電話で連絡を取っていました。誰が出るかドキドキしていたものです。筆者もそうですが、今のママたちは、高校生の時代から携帯電話を持ち、友達と連絡を取り合ってきました。

ですから、子育てママになっても、スマホも違和感なく利用していますよね。ただ、そんなママたちも、幼児期には携帯やポケベルなどに依存せずに遊んでいたはずです。

ゲームはありましたが、他にも遊ぶものがありました。小さいころに本物・実物を知っていて、その後、道具を使うようになっていますよね。

できるだけ、子どもがスマホ依存にならないようにするには、小さいうちは、本物に触れる機会を増やすこと、そして、子ども自身が手足を動かさないと遊べないように工夫することが大切です。

 

■想像しながら遊びも楽しもう

例えば、男の子は電車や車が好きな場合が多いですよね。そのときに、「デザイン的に完成された、さらにはスイッチを押すと動く、”発車します”と話すようなものを与える必要はない」と三浦さんは言います。

子どもは長細いものがあれば、勝手に電車だとイメージして、物差しをレールに見立てて、「がたんごとん」と言いながら、自分でその電車を動かして遊びます。

完成されたものを渡されたときには、遊んでいるといっても、スイッチを入れるだけで、あとは見ているだけになります。また、完成されたもので遊んでいるときは、止まると(電池がなくなると)子どもは怒ります。

自分で身の回りにあるもので遊んでいるときは、イメージが広がって、一人でどんどん遊べるようになっていきます。そして想像力も豊かになっていくのです。

このように言われると確かに、子どもはおもちゃがなくても遊ぶことができますよね。筆者の娘もそうですが、おもちゃがないときのほうが、お友達といろいろなことを想像して話して、仲良く遊んでいる気がします。

どうしてもおもちゃがあると、取り合いになってしまうことが多いんですよね。自分の頭でイメージしながら、そして自分の体を動かして遊ぶことの大切さを知ると、スマホやゲームなどで遊ぶことはあっても、依存することは少なくなります。

子どもが小さければ小さいほど、本物の素材でできた、素朴なものを身の回りに少し置いてあげましょう。おもちゃはそれほどたくさん必要ないのです。

 

■他に替えられるものを考えてみよう

しかし、子どもが大きくなってくると、「ママだって使っているから使いたい!」「●●ちゃんだって持っているのに」と口で攻めてくることも考えられますよね。

このとき、よく考えてみましょう。ここは、●●ちゃんの家ではないです。そして、ママは大人です。ちょっと優しいママですと、このあたりが混乱して、子どもの言い分に負けてしまうことがあるのです。

そういうときには、「ここは、●●ちゃんの家ではないですよ。ママは大人で、あなたは子どもです」といった区別をしっかりつけるようにしましょう。

スマホは道具であって、おもちゃではありません。自動車や包丁は道具です。きちんと使えるようになるまで、練習が必要ですし、きちんと使えるようになってから使わせるものです。

手元にスマホがあると便利ですし、どんどん楽にできるアプリが登場しています。そして、子育ては子どもの成長に合わせて、複雑になったり、疲れたり、めんどくさくなったりする場面もたくさんありますよね。

自分だけのことなら楽な道を選んでいいと思います。ただ、未来ある子どもに対して、どれだけの影響があるのか、ほかに替えられるものはないのかを考えてみましょう。

「”今日は仕方ない、使おう” ”今日は他のものを使うようにして、やめてみよう”というように考えることができるママが増えるといいな」と三浦さんは言っています。

 

以上、スマホ依存にならないために幼児期からできることでした。簡単で、すぐにできるものだと思いませんか?

どんどん便利な世の中になっていますが、大切なものを忘れないようにしていきたいですね。

 

【取材協力】

※ 三浦真弓・・・『Coaching-Mam(コーチング・マーム)』代表。一般財団法人 生涯学習開発財団・認定コーチ、元中学校養護教諭、3児の母。

元保健室の先生で、思春期反抗期の子どもの育て方講師。「子どもの発達にあわ せて、大人が対応すれば、大人にも子どもにもストレスの少ない毎日を送ることができる」と、子どもの発達を考えた、コミュニケーションの取り方を紹介している、 元保健室の先生のママコーチ。

とくに、ブログ『元保健室の先生が教える思春期・反抗期の子供の育て方・見守り方』やメルマガでは、9歳前後の子どもの発達や、思春期反抗期の子どもの育て方を中心に紹介中。

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