女性が職場復帰したとき周囲を不安にさせないようにする方法

女性が職場復帰したとき周囲を不安にさせないようにする方法

今、子育て中の女性もそうでない女性も、育児休暇が明けて、久しぶりに出社する自分を想像してみてください。ずっと仕事から離れていると、色々と不安になってしまいますよね。

しかし実は、受け入れる側も不安でいっぱいです。とくに、子育てをしたことがない人は、子育ての大変さを想像することしかできません。

最近は、女性の働き方が多様化しているため、職場復帰する女性が会社に求めるものも人によって大きく違います。そのため、周囲も一緒に働くときに色々な不安が出てくるのです。気持ちよく働くために、そんな不安はお互いからなくしたいですよね。

そこで今回は、パーソナルライフデザイナーの島谷美奈子さんに、女性が職場復帰するとき“周囲を不安にさせない方法”を教えていただきました。

10年間、人材ビジネス業界で数々のワーキングマザー問題と向き合ってきた島谷さんのアドバイスは、視点を変えるいいきっかけになります。職場復帰を考えている女性は、ぜひ最後までよく読んで、参考にしてみてください!

 

■周囲が不安になりやすい”職場復帰後”女性の行動3つ

まずは、島谷さんに聞いた周囲が「大丈夫?」と不安になりやすい行動を3つご紹介します。自分が当てはまらないか、チェックしておきましょう。

(1)バリバリ働きすぎる

「ワーキングマザーと同じ部署の方から、”2ヶ月で復帰してきたけれど、体がまだ辛そう” ”育休から復帰した先輩が遅くまで残っているので帰りづらい” ”親に子どもを預けて仕事ばかりしているけれど、子育てに支障がないのか心配”というような声を聞くこともよくあります。

”お休みした分を取り戻したい” ”周囲に負けないように働きたい” ”キャリアを継続していきたい”という気持ちが強すぎて頑張っているのだけれど、周囲からは心配されているのですね」

(2)自分の担当業務に対して、神経質になりすぎる

「また、”担当業務をひとりで抱え込んでいる。急に休まれると進捗がわからない” ”この仕事は簡単すぎる” ”この仕事は負担が大きすぎる”とクレームが多いという声も聞きます。

”早く業務に慣れて実績を出したい”と考えるあまりに担当業務に対して神経質に考えてしまうことがあります。

”責任ある仕事もしたい、でも子どもの病気などで休む可能性を考えて責任が重すぎるとできない”と悩んだり、今までの担当業務が後輩の担当に変わっていることに嫉妬してしまったりすることもあります。

不安が大きいからこそ、心が揺れ動くのですよね」

(3)家庭の事情を持ち込みすぎる

「そして、それぞれの家庭の事情はありますが、あまりに職場で出しすぎると周囲から冷たい目で見られることもあります。

例えば、”お子さんが病気の時に夫婦どちらが早退するか、電話で怒鳴り合っていた” ”子持ちだから、休むことや時短勤務は当然という態度。そのフォローをする同僚としてムッとする” ”通勤時間が長いから疲れた、と勤務中もぐったりしている”などなど……。

なぜなら、あなただけでなく誰もが事情は抱えているからです。育児のストレス、パートナーとのケンカ、ママ友達とのトラブルなどすべてを仕事に結び付けて”大変だから”と言われるのは、周囲もたまったものではありません。

冷静になりましょう」

 

■上記3つの行動で周囲を不安させないようにする方法

当てはまりそうな行動はありませんでしたか? 次は、それぞれどうしたら周囲を不安にさせないのか、具体的なアドバイスをお伝えしていきます。

(1)「バリバリ働きたい」と思っている女性は……

「ワーキングマザーであることを、まず自分で認めましょう。育休前との違い、子育て中ということを思い出しましょう。

子どものパワーは大きいもの。産後はホルモンバランスも変化しています。親として子どもと向き合う余裕や、体の回復力を残しておかないとエネルギー切れが来てしまいます。復帰直後に体調を崩して休んだとしたら、その方がキャリアの継続にはマイナスです。

お子さんが保育園入園のときに慣らし保育があるように、ママも働きながら育児生活になれる期間を持ちましょう」

(2)自分の担当業務に対して、神経質になりそうな女性は……

「キャリアは長期的に考え、今できることで経験を積んでいきましょう。後輩に担当が変わっていることは育休をとっていなくてもよくある、当然の流れです。気持ちよく譲りましょう。

そして、”今できること”と”3年後できること” ”5年後できること”と業務を分けて考えましょう。今は”今、子どもを育てながらでもできること”で経験を積みましょう。ママも子どもも働くことに慣れてくると、徐々に仕事の幅を広げられます(留守番、ひとりで登校などの習慣付けなど)。

子どもが小学生になったら出張もできる、などと年々できることが増えてくるのです」

(3)家庭の事情を持ち込みやすい女性は……

「すべてを職場に持ち込まず、家庭のことは社外で解決しましょう。

子育ての悩みはママ友達に相談、仕事との両立はワーキングマザーの先輩たちに教えてもらいましょう。また、職場復帰前からパートナーとはよく話し合い、緊急時の対応や家事の分担について決めておきましょう。

”相手がやってくれるだろうの思い込みがトラブルの元です」

 

いかがでしたか? 自分の復帰後、どうすれば周囲とうまくやれそうか、イメージできましたか? 最後に、島谷さんからアドバイスをいただきました。

「”育休取得前の自分に戻ろう!”と思っていると、うまくいかないことが多いものです。また、職場もそれは期待していません。ママになって包容力や段取り力、消費者の視点などがついた”新しいあなた”に期待しているのです。

仕事以外にも、これからママになる若手の相談役、難しいお客様のトラブル対応、ママ目線からの新企画提案など、ママになったからできる役割を見つけて動いてみてください。

もし、お休みしていなかったとしても”キャリアの継続”には悩み続けます。一旦休んだからこそ、わかった仕事の楽しさ、家族の大切さ、それこそがあなたの新しいキャリアなのです」

なるほど。仕事から離れて初めてわかったことを役立てればいいのですね。誰かと比べようとせず、周囲とうまく協力して自分らしく仕事をしていきましょう!

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【取材協力】

※ 島谷美奈子・・・パーソナルライフデザイナー。大学卒業後、百貨店勤務を経て人材ビジネス業界にて約10年の経験を積む。「一番話を聴いてくれた」と泣く女性が多いことから“働き方と人生”との関係に気付き専門性を高めることを決意。34歳でカウンセラー資格取得後、公的機関等にてキャリアカウンセリング業務に従事。“仕事”だけ、“家庭”だけ、ではない、“その間”にある女性らしい、“働き方デザイン”を提案。

 

【参考】

※ ワーキングマザーの両立応援メニュー

(1)5年後にできること、今できること、専門家があなたのキャリアをアドバイス

「働くママのキャリアアップカウンセリング」

(2)まずは一度話を聞いて欲しい方のための

「カフェ・カウンセリング」

(3)育児も仕事ももっと楽しみたい!ツーランク上を目指すワーキングマザーのためのワークショップ

「ワー育カフェ」(11/24(日)港区開催に参加します)

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