男性が育児休暇を取得する前に知っておくべき「注意点」7つ

男性が育児休暇を取得する前に知っておくべき「注意点」7つ

男性が育児休暇を取得する前に知っておくべき「注意点」7つ

今、男性の育児休暇取得に関して、よく話題になっていますよね。関連の情報を見ていると、「うちの夫、育児休暇を取ってくれないかな……」と思ってしまいませんか?

実際、男性が育児休暇を取るのは大変です。日本では、まだまだ受け入れてくれる会社が多くありません。育児休暇を2回取得された渥美由喜さんは、相当の苦労をされたと言います。

そこで、「これから取得する人にどんなことを知っておいてほしいですか?」と質問したところ、今までの経験を元にした“育児休暇取得前の注意点”を7つ教えていただきました!

「夫に取得してほしいな」って女性はもちろん、「うちでは無理だけど友達のところは取得できるかも……」って女性も参考になるので、最後までしっかりチェックしてみてください!

 

■1:上司の「男はこうあるべき」という価値観をチェックしておく

会社の上司にとって、育児休暇で部下が一人でも欠けてしまうのは大きな問題。中には、「部下に裏切られた!」って気持ちになる上司もいるのだとか。

渥美さんは育児休暇を申し出たとき、上司から「キャリアが台無しになるぞ!」「評価を落とすぞ!」と言われて、「育児休暇についての理解ない上司は多い」と痛感したそうです。

それ以来、「男はこうあるべき」という価値観を男性上司が押しつけて、男性部下の育児休暇取得などを邪魔しようとするような言動を“パタニティハラスメント”と命名。

世の中がイクメンをもてはやす風潮でも、「育児休暇で周囲に迷惑をかけないでほしい」と思う上司は多いです。そのため、上司には前もって「男性の育児休暇ってどう思いますか?」と聞いておきましょう。

 

■2:同僚が業務サポートしてくれるようにしっかり準備しておく

何とか上司を説得した渥美さん。「これであとは業務をサポートしてもらうよう動くだけだ」と思っていたところ、今度はなんと同僚との摩擦が待っていたそうです!

仲の良い同僚に育児休暇中の業務サポートを相談したところ、明らかに迷惑な顔をされ、他の社員に頼むようにごまかされてしまった、とのこと。同僚にも前もって「育児休暇を取ったらサポートをお願いできるかな?」と確認しておいてください。

 

■3:両親に「なぜ夫が育児休暇をとるのか?」を説明しておく

年配の人はまだ、「なぜ男性が育児休暇を取るの?」と思ってしまいやすいです。よって、事情をきちんと話して、納得してもらわないとトラブルの原因に……。

育児休暇をとる男性に対して、「妻が夫を尻に敷いているようでみっともない」「男性が子育てや家事をするなんて、あわれ」などと思ってしまうご両親もいるのです……。しっかり、理由を説明しておきましょう。

 

■4:ご近所の方にも“育児休暇の考え方”を説明しておく

いざ育児休暇を取ると、ご近所の方とも顔を合わせる機会が増えますよね。そのため、育児休暇の考え方も話しておいた方が、変な噂を立てられずに済みます。

ただ、渥美さんは「専業主婦をしている女性は、共働きの妻・イクメンの妻に対して微妙な心理的な壁がある」と言います。理解されにくいかもしれませんが、ちゃんと説明しないと勝手なイメージを持たれてしまう可能性があるのでご注意を!

 

■5:男性も“産後うつ”のような症状になりやすいことを知っておく

育児休暇中はどうしても、家に閉じこもりがちになります。よって、世の中から取り残されたような気持ちになる女性は多いですよね。それは育児休暇中の男性も同じで、渥美さんも焦ったりやるせない気持ちになったりしたそうです。

この現象を「マタニティーブルーならぬ“パタ二ティーブルー”だ」と渥美さんは言います。完璧になりすぎないよう、上手な気分転換を心がけましょう。

 

■6:家事は妻の言うことに従い反発しないようにする

渥美さんは元々、家事スキルが高くありませんでした。よって「自分は新参者だから、“権威”に服従するのは当たり前」と思い、妻に弟子入りする気持ちでおとなしく言うことに従ったそうです。

黙ってきちんとこなしていくと、信頼を得られる。コツコツと信頼を勝ち取っていきさえすれば、徐々に大きな役割を与えてもらえるようになる。逆に「何で俺に命令するんだ」と反発すれば、コミュニケーションもうまくいかなくなります。

そのため、妻に弟子入りするつもりで家事を教わってください。「大切なのは、順を追って丁寧に進めていくこと」だそうですよ。

 

■7:公園ではビジネスモードを持ち込まないようにする

最後は、公園でご近所の方と話すときの注意点。渥美さんは、あるママが言った愚痴に対して、まるで人事部の人のように課題と対応策を延々と話し続けたことで浮いた存在になりかけたそうです。

井戸端会議というのは、セーターにできた小さな毛玉をひとつひとつ取り去るローラーのように、みんなの心の中で話題をコロコロと転がして、日常の些細なストレスを取り去るようなもの。

「愚痴やぼやきを口にするなんて男らしくない」と思っても、愚痴には愚痴で返すのが礼儀と割り切ってください。この愚痴のキャッチボールが、不思議な連帯感を生んでいくのですから。

 

言葉の端々から、男性ならではの葛藤が伝わってきましたね。あなたはこれを読んで、どんな感想を抱きましたか? 最後に渥美さんから、これから育児休暇を考えている男性に向けて、アドバイスをいただきました。

「妻との間で日々の小競り合いは絶えないが、そういうやりとりの中から徐々に“雨降って地固まる”という風になっているように思います。

一方、仮に子育てに目もくれずに仕事・仕事に邁進した場合、やがては妻との間に大きな地割れが起きて、“雨降って土砂崩れ”になりかねないのではないでしょうか。

若い世代の男性、例えば部下や後輩から“育児休暇を取ろうかどうか迷っています”と相談を受ける機会が多いのですが、そういう場合、私は“男性こそ育児休暇を取るべきだ”と強く勧めています」

“男性こそ育児休暇”、いい言葉ですね。さすが2回経験された男性は言うことが違います。これから出産を予定している女性は、夫に育児休暇の話をしてみては?

 

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【取材協力】

※ 渥美由喜・・・東レ経営研究所 ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長。1968年生まれ。東京大学法学部を卒業後、富士総合研究所(現・みずほ情報総研)、富士通総研を経て現職。国内外のワーク・ライフ・バランスや業務の効率化に取り組む先進企業750社を訪問ヒアリングし、3,000社のデータを分析。

最近では、コンサルタントとして多数の企業の取り組み推進を支援、タイムマネジメントの導入にも取り組んでいる。著書は『ムダとり時間術』『イクメンで行こう!』(どちらも日本経済新聞出版社)など多数。

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