なんと「よく噛んで食べる」だけで注意力が高まると判明

なんと「よく噛んで食べる」だけで注意力が高まると判明

なんと「よく噛んで食べる」だけで注意力が高まると判明

子どもの頃、食事中「よく噛んで食べなさい」と言われませんでしたか? 今、子育てしているママはこの台詞を逆に、自分の子どもに言っているはず。

咀嚼は、脳にも影響しています。放射線医学総合研究所が“噛むと注意力・判断速度が向上する”との研究結果を発表しました。

 

■噛めば噛むほど注意力と判断速度が向上していく

研究で脳の活動を計測したところ、“噛む動作をすると警戒と実行注意のネットワークが活性化される”ことがわかったそうです。

噛む動作をする場合としない場合で比べてみて、噛む動作をする場合は判断速度を向上させて注意力を高める動きがあった、とのこと。そのため、この研究で、噛む機能の重要性が改めて認識されるようになりました。

 

■まだまだある“噛むことで得られる”嬉しいメリット

食べ物をよく噛むと、唾液がたくさん出るので虫歯や歯周病、食べすぎの予防になるという話は有名ですよね。

また、顔の筋肉と骨が鍛えられるので、シワの予防にもいいのです。他にも、噛む動作は気分を良くしたり、脳を活発にしたりするとの研究報告もあります。

噛むことで脳に与える影響は、他にはどんなものがあるのでしょうか? 咀嚼と脳の研究所は、下記3つの効果が得られるとの発表をしています。

(1)ストレス刺激によって増強した扁桃体(身体のストレス反応をトリガーする脳部位)活動がガムを噛むことよって著しく抑制され、過剰なストレス症状を鎮静化すること

(2)ガムを噛むことは、間脳視床下部のエネルギー代謝を制御する神経核を賦活すること

(3)高齢者がガムを噛むことで大脳辺縁系の海馬(記憶形成の座)の神経活動が活発になり、記憶力が向上すること

つまり、感情の高ぶりを鎮める、食欲や性欲・睡眠・生体リズムに影響する脳の部位を活発にさせる、記憶力をアップさせる効果がある、というわけですね。

 

今までも、噛むことが大切だという認識はあったと思います。しかし、なぜよく噛まなくてはいけないのか、その理由をしっかり子どもに言うことができなかったママも多いはず。

しかし、これからは「注意力と判断速度が上がるから」と言えますね。さっそく今日の食事から、子どもに言ってみては?

 

【参考】

※ かむことで注意力と判断速度が向上 – 独立行政法人 放射線医学総合研究所

※ 噛めば噛むほど、脳は活発に – 自然科学研究機構 生理学研究所

※ 咀嚼(そしゃく)と脳の研究所 研究テーマ – 咀嚼(そしゃく)と脳の研究所

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