身近すぎて意外と気付かない「子どもの危険な事故」原因9つ【後編】

身近すぎて意外と気付かない「子どもの危険な事故」原因9つ【後編】

身近すぎて意外と気付かない「子どもの危険な事故」原因9つ【後編】

意識の高い保護者でも思いもつかないような子どもの事故原因を、アメリカの健康専門サイト『My Health News Daily』からお送りしています。

前回の前編では、(1)空気注入式の大型トラポリン、(2)ボタン電池、(3)車のシート、(4)毛髪・糸、(5)カラフルな洗剤の5つをお伝えしました。

今回は、(6)小粒で強力な磁石、(7)すべり台、(8)ショッピングカート、(9)TVや家具の4つです。しっかりチェックして、お子さんを危険から遠ざけてください!

 

■6:小粒で強力な磁石

以前から、磁石は子どもの窒息原因となっていました。しかし最近のレアアースで出来た強力磁石は、子どもにとってより危険度を増しているとスミス博士は新たな懸念を指摘しています。

小粒で強力な磁石を、小さな子ども~10代の子どもがうっかり飲みこんでしまう事故が起きています。強力な磁石で、唇や舌のピアスごっこをして遊んでいる時に誤飲してしまうのだそうです。

2個以上の磁石を飲みこむと、場合によっては命の危険があります。内臓の中で、磁石同士が引き合ってしまい、何らかの障害や、組織の損傷を引き起こしかねないからです。

米国消費者製品安全委員会によると、2008年から200例以上、子どもの磁石誤飲が発生しており、生命を脅かすほどの重大な事故に至ったケースもあるとのことです。

 

■7:すべり台

小さな子どもが、ひとりですべり台をすべるのと、保護者などの膝にのって、一緒にすべるのと、どちらが安全だと思いますか?

なんとなく、大人の膝にのってすべる方が安全な気がしてしまいますよね。ところがこれ、逆に危険! 足を骨折するリスクを高めてしまうのだそうです。

大人の膝にのってすべり台をすべると、大人の体重で子どもだけですべるよりも勢いがついていることになります。

この状態でゴム製の子どもの靴底が、すべり台の側面やプラスチック面に捉えられると、ひっかかったまま外れないという事態に陥ってしまいます。また、先にすべり下りた子どもの上に、大人がかぶさってしまう事故も起きています。

子どもを膝にのせてすべり台をすべる際には、子どもを大人の膝に完全にのせてしまい、子どもの足がすべり台に触れないようにすることを、ネイションワイド小児病院の傷害研究政策センター所長のギャリー・スミス博士は勧めています。

また、大人は近くから見守ることにして、子どもだけですべる方がよいかもしれません。

 

■8:ショッピングカート

米国小児科学会の報告によると、スーパーマーケットのショッピングカートによる事故で、2万3千人以上の子どもが救急搬送されているのだそうです。

ショッピングカートによる事故の大半は、カートから硬い床に転落して起きるもので、骨折や首や頭の打撲が主なものだそうです。

問題点について、スミス博士は「ショッピングカートは子どもを安全に運ぶために設計されているわけではなく、食料品を運ぶために設計されている」からだと述べています。

確かに食料品は動きませんが、子どもはあちこちに手足を出して、動き回りますものね。事故の多くは、子どもがカートの外側に乗る、ぶらさがるときや、かごの部分に登ろうとしたときに起きています。

アメリカのカートは、日本のスーパーマーケットの小さな子ども用カートとは、ちょっと違うのかもしれません。小さな子ども用カートがない場合は、子どもが転落しないように注意するか、のせない決断が必要かもしれないですね。

 

■9:TVや家具

おもちゃやテレビに手を伸ばそうとして、小さな子どもがタンスや本棚に登ることがあります。これが大変な事故につながるケースがあるので、注意が必要です。

タンスや本棚などの、重量のある家具に子どもが登って、家具が子どもの上に倒れてしまうケースは、ケガではすまない場合があります。

米国消費者製品安全委員会の調査によると、2000~2011年の間に、349人の子どもが、家具やその付属物の転倒が原因で死亡しています。そのうちの84%が9歳未満の子どもたちです。調査では、毎年2万5千人以上の子どもが、家具の転倒でケガを負っていると予想しています。

スミス博士によると、このうちの半数ほどが、テレビが転落したケースだということです。薄型テレビが普及したため、既存の重いテレビを不適切な場所に置いてしまってこの種の事故が増加しているのではないかと、博士は考えています。

 

いかがでしたか?

大人は安全で便利だと思っているアイテム、楽しいアイテムでも、子どもには命の危険につながる場合があるのですね。事故の事例を知って、原因を取り除く必要があるかもしれません。

なるべく多くの事例を知って、原因を取り除き、お子さんにとって、より安全な環境を整えてくださいね。

 

【参考】

※ 9 Weird Ways Kids Can Get Hurt – MyHealthNewsDaily.com

LINEで送る