アブナイ!誰もがやっている!? 子どもの「危険回避力」を奪う親のNG行動とは

平川裕貴

子供

乳幼児期は、子ども達が生きるための知恵や能力を身に付ける時期です。でも、ママにとって初めての子どもだと、不安の方が先に立って、つい守り過ぎてしまいます。

目の前の小さな危険を回避するために、将来の大きな危険を回避する力を奪ってしまっているかもしれません。

今日は『グローバル社会に生きるこどものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』の著者で、日本と欧米の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、乳幼児期に守り過ぎて奪ってしまっているかもしれない体力と能力についてお話します。

 

■過剰に守り過ぎていませんか?

もしかしたら、こんな風に子どもを守り過ぎていませんか?

●ヨチヨチ歩きを始めた頃

ようやく足の筋肉がつきはじめて、立ちあがることができた子ども。大喜びしたけれど、ヨチヨチ歩きをはじめるとママはハラハラのし通しですね。転びそうになるとあわてて手を差しのべ、「ああ、転んで頭を打たなくてよかった」と一安心。

●物を投げたりし始めた頃

腕の筋肉がついてくると子どもは物を投げ始めますね。手を握ったり叩いたりするようになって喜んでいたママも、子どもがものを投げ出すと「投げたらダメ!」と、すぐに止めてしまいます。硬いものを投げて他の子に怪我をさせたり、ものを壊したりしたら大変ですから。

 

■守り過ぎの問題点とは

子どもの危険を回避している、このような親の行動の何が問題なのでしょうか?

・足腰の筋肉がつかず、転び方が学べない

乳児期にヨチヨチ歩きを十分にさせなかったり転ばせなかったりすると、本来なら乳幼児期に自然につくはずの筋肉がつきません。

またヨチヨチ歩きの時に何度も転ぶことによって怪我をしない転び方が身につくのですが、転ぶ経験が少ないと、転んだ時に骨折や大けがをしてしまったりするのです。安全な場所で見守りながら、ぜひいっぱい転ばせましょう。

・必要な肩や腕の筋肉がつかずチカラ加減が学べない

投げるという行為は、肩はもちろん腕や手首の筋肉も使います。そして、投げるものの重さや大きさで、どのくらいの力で投げればどのくらい飛ぶのかという加減を学んでいきます。

もし、投げることを制限してしまうと、物を遠くに投げる力や感覚はもちろん、ぶら下がる、よじ登るなど、自分の身体を支えられるだけの筋肉がつきません。 転んでも手で支えることができずに頭や顔を打ってしまうのです。投げてもいいものを、投げてもいい場所で、ぜひ投げさせましょう。

 

いかがでしたか?

子どもには元気でスクスク健康に育ってほしいというのが、親の一番の望みですよね。乳幼児期に親をハラハラさせたり、イライラさせたりする子どもの行動は、すべて子どもの健全な成長のために必要なことなのです。

生きていくために必要なこれらの体力や能力をしっかり身に付けさせるために、焦らず、慌てず、じっくり見守る時間を作りましょう。

特に、共働きで子どもを保育所などに預けている場合は、動き回らせてもらえる時間が極端に少ないケースもあります。ぜひ、家庭で意識して作ってくださいね。

 

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【参考】

平川裕貴(2014)『グローバル社会に生きる子どものための – 6歳までに身に付けさせたい – しつけと習慣』(ギャラクシーブックス)

 ※ 平川裕貴(2014)『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)

【著者略歴】

※ 平川裕貴・・・専門家ライター。日本航空国際線CA、外資系英語スクールを経て、1988年に子供英会話教室設立。30年以上に亘り子供英語教育に携わり、現在3~6歳までの子供にバイリンガル教育を実施中。近著は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』

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