旅行のお土産をクラスや会社で配るのは「OKマナーor非常識」、どっち?

立石美津子

悩み

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子どもの通園バックを開けたら見覚えのないクッキーが! 連絡帳に“○○さんからのディズニーランドのお土産です”と書いてありました。

あなたなら素直に嬉しいと思いますか? それともちょっと戸惑って食べるのを躊躇してしまうでしょうか?

今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子がクラスなどでのお土産のマナーについてお話ししたいと思います。

 

■お土産ってみんなに平等に渡すものなの?

 「○○ちゃんママからのハワイのお土産のキーホルダーです」「○○ちゃんのママがバレンタインのチョコを持ってきてくれました」など、先生からの連絡帳のコメントでクラスの子ども達にママからお土産やプレゼントが配られていることを知った経験はありませんか?

本来、お土産もバレンタインも個人的なもの。普段仲良くしているから、大好きな男の子だから渡すもの。

“お友達とは分け隔てなく平等に“の考えであまり親しくない人も含めてクラス全員に平等に配る習慣はどうなのでしょうか。

「○○さんからのお土産です」と連絡帳に書かれていても顔が思い浮かばないくらい親しくない人からもらったら違和感があるものです。

また、たとえ300円程度のものでも、クラスの子ども一人一人に配るとなるとそう安くはないはず。

渡した側には悪意はないのでしょうけれども、受け取った人の中には「我が家は時間もお金も余裕があるのよ」と自慢されているように感じてしまう人もいるかもしれません。

 

■「もらった側」のさまざまな事情

お土産をもらうと自分が旅行した時「お返ししないと何か言われてしまうかも」と不安になりますよね。旅行計画がないとわざわざ高速道路のサービスエリアに行き、とりあえずお土産を買って帰る、また旅行したとしても“お土産を買うのを目的に旅行する”なんて本末転倒なことになります。

更に旅行には行ったけれどお土産まで買う余裕がない場合、仕方なく子どもに「旅行に行ったことは絶対にお友達に秘密にするのよ」なんて変な約束をすることに……。

●旅行にいけない家庭もあります

海外旅行に頻繁に出かける家庭、親が商売をしていて仕事の休みが取れない、経済的問題など国内旅行もなかなかいけない家庭もあります。

そんな時、子どもが「僕もハワイに行きたい」と言ってきたらどうしましょう。「お土産なんかもらったからだわ」とカチンとなるかもしれません。

更にフェイスブックに楽しそうな海外旅行の写真を見つけたら、なんだか自分が惨めな気持ちになっちゃいますよね。

●食物アレルギーの子もいます

最近では食物アレルギーの子も増えています。園を通じて渡したもので何かあったら園も責任を負いかねます。もともと幼稚園には家のおもちゃや、飴玉一つもってきてはならないルールがあります。そこで食べないにしても何が入っているか分からないお菓子を園を通じて配るのは疑問ですね。

この悪しき習慣をなくすために“園を通してのお土産のやりとりは禁止します。個人的に行ってください”の通達が園側からくることもあります。

 

いかがでしたか。

本来、手土産とは日頃お世話になっている先生方に菓子折りを渡したり、親しい人に個人的にやりとりするものです。本人はほんの軽い気持ち、良かれと思っての行動だったのかもしれませんが、本来の意図を間違ってはいけません。

会社で休み明けにお土産合戦になるところもあるようですが、本来プライベートである休日の会社へのお土産風習なども同様です。出張で行った先で自腹を切って何か買ってくる習慣もちょっと考えた方がいいかもしれませんね。

 もし子どもがお土産をもらって“○○ちゃんが行ったからうちも”といったお願いをしてきた時には“よそはよそ、うちはうち”と明確な姿勢を見せることが大切です。習い事も買ってもらう玩具でもそれぞれの事情で皆が同じようには出来ないことをこの機会に教えていきましょう。

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【参考】

立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)

【著者略歴】

立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

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