えっ、そのミルクが原因!? 1週間以上の下痢症状は「乳糖不耐症」だった…?

黄本恵子

子供

161184533

子供はなにかと体調を崩しやすいもの。風邪、肌荒れ、アレルギー、高熱……いろいろありますが、下痢もその一つ。

産まれたばかりの赤ちゃんの便が軟らかいのは当たり前ですが、離乳食も始まり、便が固く回数も安定してきたのにも関わらず、しばらくの間下痢が続いている場合、注意が必要です。

今日は、長引く赤ちゃんの下痢の原因とその対処法についてお伝えします。

 

■1週間以上続く下痢なら「乳糖不耐症」かも?

水っぽい酸っぱい匂いの便が1週間、それ以上続く場合、“乳糖不耐症”を疑った方が良いかもしれません。

乳幼児の下痢は、急性下痢と慢性下痢の大きく二種類に分けられます。

急性下痢は、ウィルスや細菌の感染によるものがほとんどで、3~5日ほどで良くなります。

一方、慢性の下痢は、1日に8~10回以上、水っぽい便が1週間~2週間、もしくはそれ以上続きます。

慢性下痢の原因として一番多いのが、“乳糖不耐症”です。

乳糖というのはミルクや牛乳に含まれる糖質のこと。

乳糖は、酵素によってブドウ糖とガラクトースに分解されて初めて体に吸収されるのですが、この乳糖を分解できず、下痢をしてしまうのが“乳糖不耐症”です。

乳糖不耐症には,乳糖分解酵素が生まれつき欠けている“先天的なもの”と,“後天的なもの”があります。

後天的なものは、ウイルスや細菌の感染による風邪や急性胃腸炎の影響で腸の粘膜がただれたり破れたりして、ミルクや牛乳に含まれる乳糖を消化吸収する酵素の分泌が一時的に悪くなってしまうというものです。

乳糖不耐症のほとんどは、この後天的なもの、つまり風邪や急性胃腸炎の後などに起こります。

乳糖不耐症の便は、水っぽく、酸っぱい匂いがします。

風邪を引いたりロタウィルスなどの胃腸炎の後、なかなか下痢が治らず、水っぽい酸っぱい匂いの便が続くようなら、乳糖不耐症になっている可能性が高いかもしれません。

 

■乳糖不耐症かな?と思ったら

乳糖不耐症の場合、今まで使っていたミルクをストップして、成分に乳糖を含まない乳糖不耐症用のミルクに替えることで良くなります。

筆者の息子も生後10ヶ月ごろ、一ヶ月近く下痢が続き、いろいろ調べたところ、「もしかしたら乳糖不耐症かもしれない」と思ったので、小児科の先生と相談し、乳糖不耐症用のミルクに変えてみました。

すると、一ヶ月近く続いていた下痢がたちまち良くなり、もとの固い便に。

病院で処方された整腸剤を飲ませたり、便を固くする働きのあるとされる食品(りんごなど)を食べさせたりしても一向に良くならなかった下痢が、ミルクを変えることであっさりと良くなったのでびっくりしました。

「乳糖不耐症かな?」と思ったら、病院の先生の意見を伺いながら、乳糖を含まない乳糖不耐症用のミルクに替え、一時的に乳製品の中断をしてみましょう。

 

■下痢が長引いた場合、注意したいこと

乳糖不耐症に限らず、下痢が長引くと、“おしりかぶれ”をしやすくなります。

小さい子供にとって、おしりかぶれは下痢以上にとても痛く辛いもの。

小児科で相談すれば塗り薬も処方してもらえますが、それだけでは追いつきません。

水っぽい下痢をするようになったら、おしりナップは使わず、座浴や温かいお湯で濡らしたガーゼなどで優しく拭き取ってあげましょう。

 

いかがでしたか。

子供の不調はどんなことでも早めに治してあげたいですよね。

下痢が長引くと、栄養がちゃんと摂れているかも心配になりますし、お出かけするのも大変です。

子供が下痢になったら、今日ご紹介した内容を参考に、お医者さんに相談しながら、早めの対処をしてあげてくださいね。

 【関連記事】

※ 「ウンチ」は健康バロメーター!色・形・臭いでわかる子どもの健康状態3つ

※ ママ歯科医が教えます!「むし歯予防になる」おやつの上手な食べさせ方ルール5つ

※ インド5,000年の歴史、伝統医学的にみる正しい・間違った「牛乳の飲み方」とは?

※ 叩いちゃダメ!今までの常識を覆す最新の「布団ケア事情」とは

※ 賢い主婦はもう使っている!上手に節約できる格安スマホ術

【姉妹サイト】

※ 実はアレも「医療費控除」の対象!残しとかないと損するレシートって?

※ 子供の入学や就職などの「突然の出費」に備えるには?

 【著者略歴】
黄本恵子・・・2010年、ライターとして独立。自己啓発・コミュニケーションスキル系の本や、医療・医学系の本の編集協力・代行執筆を数多く手がける。現在、1児の母。日々ヤンチャぶりが増す息子に振り回されながら、執筆業に励んでいる。  

関連記事

[fbcomments]