アリorナシ?「ベビーカーを広げて満員電車に乗る」のは非常識か

立石美津子

It Mama, 社会

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田園都市線急行、渋谷行き。都心への通勤や通学に便利ということもあり、人気エリアとして知られ、朝のラッシュ時は大変混み合う電車として知られています。

平日の朝9時台は車内はギュウギュウ、鮨詰め状態です。そんな中、1歳くらいの子をベビーカーに乗せて乗り込んできたママ。さて、この行動は非常識それとも問題なし?

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が昨今度々話題となる、ベビーカーでの電車利用についてお話ししたいと思います。

 

■どんな「状況」になるか想像してみて

田園都市線の朝の混み具合は半端なく、特にいち早く都心に着く急行の停車駅ホームには“お客を背中を押して電車内に詰め込むアルバイト”もいるくらいです。だから本当に鮨詰め状態。

そんな中、わざわざこの時間にベビーカーに子どもを乗せて出かけなくてはならない理由があったのしょうか?

お金はかかるかもしれませんが車やタクシーを使う、お金をかけたくないのであれば、時間をずらして10時過ぎて各駅停車に乗るというママとしての選択はなかったのでしょうか?

 

■満員電車は赤ちゃんにとっても危険がいっぱい

満員電車の乗客はみんなとても不安定な状態で立っています。

人間の身体は膝に何かが当たるとカクンと反射してよろけますよね。電車が揺れるたびに、ベビーカーの手すりが膝にあたり乗客は子どもの上に倒れ込みそうになります。

ですから、窮屈な状態で周りに立っている人は体制の維持に苦労します。急ブレーキがかかった場合など本当に赤ちゃんの上に倒れ込むことだってあります。

こんな状況の中、赤ちゃんを守ろうと肘でぐいと他のお客を押すママを見かけます。「すみません」と謝る乗客。でも、「すみません。場所を占領してしまって」の態度を示すのはどちらでしょうか?

更に赤ちゃんをベビーカに座らせている状態はママの胸から離れて他の大人の腰から下にいるわけです。網棚から何かが落ちてきたり、悪質ないたずらをする人が手を出すこともある、極めて危険な状態です。

 

■ママの「権利」ばかり主張してない?

少子化時代、子育て支援がうたわれ、子どもに優しい社会になりつつあります。

一昔前は「ベビーカーは畳んでお乗りください」のアナウンスが流れていたのに、今はそのまま乗って留められる器具まで設置されているバスもあります。片手で畳まれたベビーカーを抱えて片手で子どもは危険だからです。

そんな中、ベビーカーに乗っている子どもが足をブラブラさせて他の人の足に当たっていました。でも、親はスマホに夢中で全く気付いていません。

このように“子どもが優先”と当然の顔をしている態度だったり、子どもがもう4歳、5歳なのに優先席で老人を立たせて子どもを座らせている親がいます。

また、老人でも当たり前のように「席をあたしに譲りなさいよ!」の目線を送り、それに気が付いて若者がサッと席を立っても「ありがとう」の一言もない老人っていますよね。

このように“権利”ばかり主張するのはどうでなのでしょうか? 子どもに優しい社会を築くにはママとしての社会マナーも問われます。

 

いかがでしたか?

ラッシュ時にどうしてもベビーカーで出かけなければならない事情があるママもいます。そんなママにあからさまに嫌な顔をして睨みつけたり、「静かにさせろ」と怒鳴る大人も大人げないです。

でも、ママも「迷惑をかけている」という意識を持ってベビーカーを畳む、抱っこ紐で出かける、混まない時間を選ぶ、他の交通機関を使うなど工夫しましょう。

電車はいろんな人が乗る公共の交通機関、お互いの気遣い、思いやりが大切なのではないでしょうか。

 

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【参考】

立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)

【著者略歴】

立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

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