知らないと損!? 歯医者さんが「わが子にセレクトしない」歯ブラシの特徴5つ

進藤ゆきこ

子供

春は入園、入学のシーズンですね。新生活に向けて入園、入学準備に追われているママも多いのではないでしょうか。

最近はむし歯予防のために幼稚園や保育園、小学校でも歯ブラシを準備することが増えてきました。

でも、正直どんな歯ブラシを用意したらいいのやら……。

今回は赤ちゃんから入学前のお子様をお持ちのママ必見、歯の専門家だったらわが子に選ばない歯ブラシの特徴についてお伝えします。

 

こんな歯ブラシ使っていませんか?

歯科健診でおうちで使っている歯ブラシを見せていただくと、大体市販品の似たような歯ブラシをお持ちです。市販品が絶対にダメという訳ではありませんが、こんな歯ブラシは要注意。

(1)シリコン製の毛先の歯ブラシ

慣れるために赤ちゃんにカミカミさせるのには使ってもよいと思います。でもこの歯ブラシをママが使って磨くのはオススメできません。磨くときに毛が緩んで汚れが落ちません。

(2)毛先が山型にカットされた歯ブラシ

市販品でキャラクターグッズによく見かけます。本人に歯みがきの動機付けとして使わせる場合は使ってもよいでしょう。ママが仕上げ用に使うのはやめましょう。毛先がフラットなものに比べ歯に接する面積が小さく、磨き残しやすくなります。

(3)毛先が細くなっている歯ブラシ

大人用によく見かけます。歯周ポケットの汚れをかき出すといわれていますが、そもそも子どもには歯周炎はほとんど見られません。歯肉炎はフラットな毛先の歯ブラシでしっかりとプラークを落とせば治ります。むしろ、歯ぐきが下がってしまうので使わないのが安全です。

(4)360度毛先が付いている歯ブラシ

いろんな方向に毛が付いていると効率が良さそうですが、実は自分がどの歯のどの部分を磨いているか見えにくくなります。嫌がる子どもの口の中でガシャガシャ動かしても、毛が全方向に付いているからといって磨ける魔法のグッズではありません。結局磨けていないことがほとんどです。

(5)硬すぎる、柔らかすぎる歯ブラシ

ママの磨く力によって使い分けるのがベストですが、硬い歯ブラシを使って歯ぐきに傷付けてしまったり、歯ぐきが下がることもあるので要注意です。柔らかい歯ブラシは歯の生え途中に使うと歯ぐきを傷付けず安心ですが、しっかりと生えている歯に対して使うのはプラークを落とす力が心配です。どうしても力が入ってしまうというママ以外は、ふつうの硬さがベストです。

 

歯科医師はどんな歯ブラシを使っているか

歯科のプロがわが子に使っているのはヘッドが小さく、毛先がフラットな毛が密集しているふつうの硬さの歯ブラシです。残念ながらキャラクターグッズはないため、子どもが好きなシールを貼ったりしています。

本人が幼稚園や保育園で使うときはまだまだ歯ブラシの習慣付け程度なので、市販のキャラクターものでもよいでしょう。おうちでママが仕上げ磨きするときは、歯科専売品かそれに近いような市販品をセレクトするといったような住み分けでOKです。

 

毎日の仕上げ磨きは時間がなく、子どもも眠くて嫌がりがち。専門家目線で歯ブラシを選び、効率よく短時間で終わらせましょう。

 

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【参考】

子どもたちの口と歯の相談室 ‐ 日本小児歯科学会

母乳実感 ‐ ピジョン

倉治ななえ (2005) 『子どもの歯をじょうぶにきれいに』 (主婦の友社)

【筆者略歴】

進藤ゆきこ・・・専門家ライター。自身も子育て真っ最中の歯科医師、歯学博士。「毎日のオーラルケアをママとベビーのハッピータイムに」をモットーに、親子でお口の健康をもっと身近に感じてもらえるよう取り組んでいる。

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