大人になったらほぼ不可能!? ●歳までが「英語脳」を育てるにベストな理由

平川裕貴

英語

171608123最近、「英語脳」という言葉をよく聞きませんか?

相変わらず、世の中の多くの大人たちが、英会話で苦労していますが、大人向けの英語教材や英語スクールのキャッチコピーでよく使われているのが、この「英語脳」という言葉なのです。

今日は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』の著者・平川裕貴が、この英語脳を幼児期に育てるといい理由についてお話します。

 

■そもそも英語脳ってなに?

 簡単に言えば、日本語と同じように瞬時に英会話を理解できる能力ということです。

では、なぜ大人が英語脳で苦労しているのでしょう?

 ●理由1:翻訳式英語の弊害

・言いたいことをまず日本語で考えて、それを英語に訳して相手に伝えようとする

・英語を聞いた時は、それを日本語に訳そうとする

・単語ひとつひとつを訳して、それをつなぎ合わせて意味を理解しようとする

・センテンス全体で意味をとらえようとしない 

 ●理由2:聞き取り能力不足

・英語と日本語では、音声周波数や音素の数が全く違う

・違う周波数の言語を聞き取る能力は、8~12歳くらいでなくなってしまう

・大人は英語の音のすべてを聞き取ることができない

 つまり、“英語脳を育てる”ということは、大人になってからではほぼ不可能に近い、たいへんな作業になってくるということですね。

 

■英語脳を育てるベストの時期とは

実は、大人にとっては非常に難しいこの作業、幼児はいとも簡単にやってのけます。

英語脳を育てるのには、幼児期、具体的には0歳から5、6歳くらいまでがベストと言えます。なぜなら、まだ日本語にない音も十分聞き取ることができるからです。

しかも、幼児期は、日本語も十分定着していませんから、日本語を英語に訳すという作業もほとんどしません。

例えば、トイレに行きたい時、幼児は「トイレに行きたい」という日本語を思い浮かべて、それを英語に訳して伝えるわけではありません。トイレに行きたいという状況を伝えたいと思うだけで、英語がわからなければ、ジェスチャーで伝えようとします。

その時、年齢に応じた英語の表現を教えれば、トイレに行きたい時は、自然にその言葉が口をついて出てくるでしょう。

日々いろいろな状況で英語表現を教えていけば、母国語と同じように、言いたいことを瞬時に英語で考え、伝え、聞き取れる英語脳が育っていくということなのです。

6、7歳以降になれば、すでに日本語の会話が定着しますので、大人と同じように、訳そうとしてしまい、英語脳を育てるのは、幼児期より難しくなります。

 

■英語を教える前に知っておきたい大切なこと

日々たくさんの英語表現を聞かせていけば、子どもは、まるでスポンジが水を吸い込むように、どんどん英語を吸収し、英語脳が育っていくでしょう。

ただ、言葉はあくまでも自分の考えや意思を伝えるツールだと言うことを覚えておきましょう。伝える中身を持つことが、なによりも大切です。

子どもが成長し、英語脳が育ってバイリンガルになり外国人と接する時、必ず、日本のことを聞かれます。その時、日本人として、日本のことを何も知らなければ、相手にされなくなってしまいます。

自国の文化や歴史をしっかり伝えられてこそ、欧米の人達も多くのことを学ぼうとし、そこから本当の意味での異文化交流ができるでしょう。

 

いかがでしたか?

英語教育をすると同時に、日本文化も大切にし、日本人としてのアイデンティティもしっかりもてる子どもに育ててあげましょう。そうすれば海外に出ても通用する、本物のバイリンガルになるはずですよ!

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【参考】

平川裕貴(2014)『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)

バイリンガル表紙

【著者略歴】

※ 平川裕貴・・・専門家ライター。日本航空国際線CA、外資系英語スクールを経て、1988年に子ども英会話教室設立。30年以上に亘り子ども英語教育に携わり、現在3~6歳までの子どもにバイリンガル教育を実施中。近著は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』

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