子どもに「もう勝手にしなさい」と言いたくなったときの切り札とは

佐藤めぐみ

子供

「もう勝手にしなさい!」なんて言ったけれど、本当に子どもに好き勝手にされたら困りますね。

「もううちの子じゃないわ!」も、本気な親はいないですよね。

このように、“大げさに叱る”ママは自己嫌悪、子供は傷心……とまったく良いことはありません。今日は、『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』の著者・佐藤めぐみが、ママが叱るときに“ついつい大きく言ってしまう”理由と、本当に子どものタメになる叱り方についてお話します。

 

■「もう勝手にしなさい!」の裏にあるママの心理

「このおもちゃ、全部捨てちゃうからね!」「テレビはこれからずっと禁止!」などと、大げさに怒ってしまうママには“大きめに言えば子どもは驚いて言うことを聞く”と思い込んでいる心理があるのではないでしょうか。

でも、実際におもちゃをゴミ箱に捨てるわけではなければ、テレビを永遠に禁止にするわけではないのであれば、子供には響きません。

子供は、「ママが本当に全部捨てちゃった!」「テレビまで捨てちゃって、もうずっとずっと見ることができない!」ということになって、はじめてビックリし焦るのです。だから、言葉だけで行動に移せないのであれば、残念ながら全く効果はないばかりか、“言うことを聞かない”サイクルを助長させてしまっているかもしれませんよ。

 

■「ホントに決行」できることを言って!

例えば公園でのトラブルで、「○○をやめないのなら、もうお家に帰るわよ!」と注意したとします。言った以上は、その言葉に責任を持ち、すぐに行動に起こすのがポイントですから、こう言った以上は、遊び道具をかき集めて「帰るわよ!」と行動に移さなければいけません。

でも、本当にこれを3分以内に決行できるママってなかなかいないですよね。ということは、「もうお家に帰るわよ!」は叱り方としては“大き過ぎ”なんです。

「ここまでは行動に移せないな……」と思うようなことは、言わないに限ります。これは子供を叱る上で、非常に大事なポイントです。叱るのは、子供を脅かして言うことを聞かせることではないからです。

この例であれば、“即行で帰宅する”というのは、なかなかできないけれど、“5分間、遊び場から離れてベンチに座る”ようなことならできると思います。

「次にすべり台でケンカをしたら、5分間、ベンチで反省だよ」と子供に注意し、もしまたケンカをしてしまったら、すみやかに手を引いてベンチへ向かいます。

 

■1回の反省は小さくてOK!

筆者が主催する育児講座いつもお伝えするのが、「ママが思っている以上に、“小さな反省”で十分です」ということ。小さくていいから、必ず反省することがポイントです。“継続は力なり”と言いますが、反省も同じ。子供は回数で学ぶので、繰り返すことが大事なんです。

 

子どもがなかなか言うことを聞かない、問題行動が直らないとお悩みのママは、コツコツ小さく叱ってみてはいかがでしょうか。

 

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【著者略歴】

※ 佐藤めぐみ・・・心理学がベースのポジティブ子育て『プラス思考育児メソッド』でママをサポートする『ポジカフェ』主宰。

ママ向けストレス診断、悩み相談、叱り方教室 『ポジカリ講座』 など育児コンサルタントとして活動中。著書は、『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』(あさ出版)『叱るときのイライラがなくなる! 子育て心理学のプロ 佐藤めぐみの「ポジカリ」メソッド』 (All About Books)[Kindle版]など。

 

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