医学博士がズバリ答える!「歯が生える前のケア」を怠るべきでない理由

進藤ゆきこ

子供, 悩み

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「赤ちゃんのお口のケアっていつからやればいいの?」そんな素朴なママの声をよく聞きます。海外のママ向けサイトでも歯が生える前からのケアが必要かについて多くの質問が寄せられています。まさに万国共通のママの悩みと言えます。

今回はそんな新米ママへ、歯学博士で自身も子育て真っ最中の筆者が、ママからよく聞かれる歯が生える前後のお口のケアについてズバリお答えします。

 

■ よくある質問その1:「歯が生えてくる前の歯ぐきのケアは必要?」

答えは「Yes!」。

● 仕上げ磨きの体勢に慣らす

いきなり歯が生えてから、仰向けの姿勢で磨こうとしてもその体勢を嫌がります。さらにお口に歯ブラシを入れられて、「ギャー!」と全身で抵抗する赤ちゃんも。歯が生える前からママが笑顔でお腹をくすぐったり、歌ったりすることで、ママの足の間でゴロンすることに安心感を抱けるようにしてあげましょう。

● お口の中を触られるのに慣らす

赤ちゃんの歯が生えてくるのは生後6ヶ月頃と言われています。お口の中はデリケートなので、いきなり歯ブラシを入れても怖がります。

生後4ヶ月頃から、お口周りや歯ぐきを清潔な指で優しくポンポンしてあげましょう。すると、お口周りの刺激に慣れてきて、歯ブラシの導入がスムーズになります。

また、歯ブラシの前段階として濡らしたガーゼをママの人差し指に撒いて、赤ちゃんの歯ぐきを優しくマッサージしてあげましょう。バスタイムだと赤ちゃんもリラックスしていて、ママも始めやすいですよ。

 

■ よくある質問その2:「歯みがき粉は必要?」

答えは「フッ素入りジェルなど歯みがき粉ではないものからスタート」。

歯の生え始めの2年間は弱くて虫歯になりやすいと言われています。この時期こそ、虫歯から歯を守るためにフッ素を活用しましょう。歯がフッ素を取り込みやすく、歯質が強化されるのです。

●歯みがき粉とは別の予防策

歯みがき以外に、フッ素入りジェルやフォーム、スプレーなども予防策としてオススメです。フッ素は濃度や種類があるため、一度歯科医院で相談すると安心です。

因みに、6歳未満ではフッ素濃度は500ppm(=0.5mg)が安全です。うがいができない子は、うがいが必要ないほどの米粒大程のごく少量を使うのがポイントで、1日に1回使えば十分です。

●歯が生えてきたらコレ

歯が生えてきたら毛先がフラットで、ヘッドの小さい仕上げ磨き用歯ブラシを使いましょう。歯の丈が短いうちは、以前過去記事『赤ちゃんを「歯ミガキ好き」にさせちゃう魔法のブラシって?』でご紹介した、毛先が一束の「ワンタフトブラシ」もオススメです。

仕上げ磨き用で売られていても、お口に合っていないこともあるので、まずは歯科医院でチェックしてもらいましょう。

 

いかがでしたか?

歯が生えてきてから1歳半健診までは特に法的に決められた歯科検診はありません。そこで、地域の保健所などで開催される歯みがき教室に積極的に参加して専門の先生に歯のケアについて相談してみるのもいいでしょう。

今日ご紹介した歯が生える前のお手入れを怠らずにしておくと、歯のトラブルで“歯医者さんデビュー”する不測の事態も遅らせることができるかもしれませんよ!

 

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【参考】 

※ How to care for your baby’s gums and emerging teeth−baby center

【著者略歴】

※ 進藤ゆきこ・・・専門家ライター。自身も子育て真っ最中の歯科医師、歯学博士。「毎日のオーラルケアをママとベビーのハッピータイムに」をモットーに、親子でお口の健康をもっと身近に感じてもらえるよう取り組んでいる。

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