やってみて!「英語で叱る」と親子そろってハッピーな理由

平川裕貴

子供

多くの親は、わが子の出産を心待ちにして、生まれたわが子を心から愛し、健やかな成長を願っているはずですね。でも、結果として“毒親”と言われるような存在になってしまう場合もあることが昨今注目されていますよね。

核家族の子育ては、まわりにお手本があるわけではありませんから、どんな風に子どもに接していけばいいのかわからないというのも、ママ達の本音ではないでしょうか。

そこで今回は、日本と欧米文化の優れた点を取り入れたしつけを提唱する幼児教育研究家・平川裕貴が、30年以上の英語教育から導き出した“サプリ親”のススメについてお話します。

 

 ■毒になってはいけないが“よく効く薬”にならなくてもイイ

子どもに悪影響を及ぼすような“毒親”には、誰もなりたくないでしょう。でもだからと言って、“よく効く薬”になろうとする必要はないのです。強い薬は、一時的に症状を抑えるのでよく効いているように感じますが、強い薬には、必ずと言っていいほど副作用があるからです。

たとえば、厳しい親の前で素直な子どもは、もしかしたら、親の目の届かないところで発散しているかもしれませんし、今は素直でも、その反動が思春期に出てきてしまうかもしれません。

そこで、オススメするのが“サプリ親”なんです。

 

■じわじわと効果が表れる“サプリ親”を目指そう

“サプリ”とは、文字通りサプリメント。足りないものを補ったりか、過剰なものを抑えたりする役目をします。

でも、サプリには即効性は期待しませんよね。しつけも同じ。叱ってすぐ言うことをきかせようなんて思う必要はないのです。

サプリのように、日々与えることによって“じわじわ”と効果が表れてくればいいのです。

繰り返し与えることによって、だんだん物事の良し悪しや、しなくてはいけないことの区別がついていく。ゆっくり効けば、強い副作用に苦しめられることもないでしょう。

 

■「サプリ親になれる」バイリンガル育児

では、どうしたらサプリ親になれるでしょうか? その方法としてオススメしたいのが、実はバイリンガル育児なのです。

なぜなら、よほどのバイリンガルの親でない限り、何かを伝えたいと思ったら日本語から英語に置き換えるために、ひと呼吸入りませんか?

例えば、英語で叱る、英語で注意する、英語で指示するという状況を考えてみてください。

「何やってるの!」と叱りたいとき、その代わりに “What are you doing!?” 

「そんなことしたらダメでしょ!」と言いたいとき、その代わりに “Don’t do that!”

子どもにとっても日本語で叱られるのはストレートパンチ、英語で叱られるのはボディブローのようなもの。

言う方はもちろんですが、言われた子どもの方も、頭の中で翻訳することになりますから、二重のクッションになるのです。それに言ってみればわかりますが、英語表現は、日本語ほどきつくは感じません。

まさしくサプリ的効果を発揮するというわけです。

 

いつも叱ってばかりと自己嫌悪に陥っているママ、カッとなって怒鳴ってしまいそうなとき、まずは叱ることから英語で伝えてみませんか? お母さんのストレスも、驚くほど軽減されますよ。

バイリンガル育児のスタートは、生活の中のほんの一部からで構いません。大切なことは日本語できちんと説明してください。英語が得意でない親にもできる方法は筆者の著書『5歳でも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法※』(彩図社)で確認してみてくださいね。

※12月発売予定となります。

 

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【著者略歴】

※ 平川裕貴・・・専門家ライター。日本航空国際線CA、外資系英語スクールを経て、1988年に子ども英会話教室設立。30年以上に亘り子ども英語教育に携わり、現在3~6歳までの子どもにバイリンガル教育を実施中。近著は『グローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』

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