たしかに…イイ奥さんこそ「悪妻」かもしれない確固たる理由とは

立石美津子

子供

 

夫が帰宅したらカバンを受けとって所定の場所にしまい、夫が風呂に入っている間に脱衣所にパジャマをそっと置き、冷たいビールを出す。“理想の妻”像ですよね!

でも、これって子どもにはどうなんでしょう。「ママ、おしっこ!」「ママ、おやつ」でサッと対応してくれるようなママが該当します。

今日は、『小学校に入る前に親がやってはならない115のこと』の著者・立石美津子が“良き妻は良き母ではない”についてお話ししたいと思います。

 

■「気が利く」奥さんチェック

あなたが夫にしていることをチェックしてみましょう。

・脱衣所にパジャマを用意する

・言われなくてもビールやお茶を差し出す

・夫が脱ぎ捨てた衣服を畳む

・夫が出した新聞、雑誌を片付ける

・家事は全て妻がやる

・ハンカチなど出社に必要なものをカバンに準備

該当するものが多い奥さんは“良き妻”です。“良き母親”かどうかはまったく別問題なわけですが……。

 

■「子どもをダメにする」ママチェック

・風呂場にパジャマを用意する

・喉が乾いている様子を見てさっと水を出す

・子どもが脱ぎ散らかした衣服を拾って歩く

・子どもが本棚から出した絵本を元に戻しているのはママ

・おもちゃの片付け、食器を下げるのは全てママの役目

・園かばんの中身のセットを一切子どもにやらせない

該当するものが多いママは“良き母”ではありませんよね。

 

■良き妻は良き母ではない

もう、お気づきですよね。察しの良い奥さんは最高の奥さんかもしれませんが、同じように我が子にしてしまうと、何も出来ない子に育ってしまいます。

気が利き、空気をよく読めるママは子どもの顔色や態度を見て即座に子どもが何をしてほしいのか分かってしまうことでしょう。そして直ぐに対応してあげたくなるかと思いますが、ぐっと我慢して。

そんなことをしていると、いじめられて困っているのに自分から助けを求められず、小学生になっても鉛筆を忘れた時に「先生、鉛筆忘れたので貸してください」と言えずに「先生、鉛筆!」とただ叫ぶ子供に。

就職面接で「御社の将来性のある事業にとても魅力を感じてどうのこうの……」と言えずに「マジ、入りたいと思ったからです」なんて口走ってしまい不合格になってしまうような“残念”な人間になってしまうかも。

子どもの要求がわかっても、あえて行動に移さないことです。

 

「ママおしっこ!」への正しい対応

筆者は幼児を相手に授業をしていますが、トイレに行きたい時「先生おしっこ」と言ってくる子がいます。小学生になっても「先生、鉛筆」と言います。「トイレに行きたい」「鉛筆忘れたので貸してください」と言えないのです。

たいてい「ママおしっこ」と言って直ぐに親が反応している家庭の子です。「ママおしっこ!」と言われたときは「え、おしっこ?ママはおしっこではないけれど、おしっこがどうしたの」と言いましょう。そして「トイレに行きたい」と自分で言葉に出すようにしつけましょう。

 

夫婦だってどっちが先に逝ってしまうかわかりません。夫にあまり尽くし過ぎると、あなたが亡くなった後、お茶も湧かせない、石けんの在りかもわからない、パジャマもだせなくて困ることになってしまいます。結局のところ、“良妻は悪妻”なのかも。 

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【参考】

立石美津子(2013)『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』(中経出版) 

 

【著者略歴】

※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』等。

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