心理学のプロがズバリ!「傷つく」叱り方と「傷つかない」叱り方6つ

佐藤めぐみ

子供

普段、カウンセリングをしていると、「●●すると子供を傷つけそうで心配」「どこまで言ってOKで、何を言ったらNGか、その境界線が分からない」というお声をよく聞きます。

“何が子供を傷つけ、何が子供の心を育むのか”というラインが明確でないと「叱らないでおこう」「言わないでおこう」と守りに入ってしまい、ママをどんどん追い込んでしまいますし、子どものためにもなりませんよね。

そこで今日は、そんな“あいまいな境界線をズバッと見抜く秘訣”を『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』の著者・佐藤めぐみがお伝えしていきます。

 

■「何がOKで何がNGか」の明確なボーダーラインは

「こんなことを言って、子供が傷つかないかな……」と悩むママは、子供心を傷つけないようにと頑張り過ぎて、最終的にママ自身がストレスを溜め込んでしまうというケースが多いようです。

 よくあるのが、子供のリクエストを断れず、“つい受け入れてしまう”ケース、“叱ることで傷つけてしまうのではないかと思い、叱らずに見逃してしまう”ケース。

どちらも断るべきこと、叱るべきことに目をつぶっている場合、本来解消すべき問題がママの心に鬱積していきます。そして耐えられなくなると、ドカンと大きな雷を落とし、結果的に、「言い過ぎた」「傷つけてしまった」と自己嫌悪に陥ってしまうという展開が多いようです。

 

正解できますか?「OKな叱り方とNGな叱り方」クイズ

心理学的に見ると、子供を傷つけるかどうかのクリアな線は存在します。次の6つの例を見てください。

(1)「あなたは悪い子ね」

(2)「○○するのは悪いことよ」

(3)「なんて意地悪な子なの」

(4)「○○をするのはやめなさい」

(5)「ホントに弱虫なんだから」

(6)「○○をやりなさい」

この中に、3つのOK例と3つのNG例が入っています。どれがOKでどれがNGか分かりますか?

正解は、偶数の2、4、6がOK例、奇数の1、3、5がNG例です。ではOKとNG、何が違うと思いますか?

 

■ズバリ!子供を傷つける、傷つけないのライン

(1)NGフレーズ

(1)「あなたは悪い子ね」  

(2)「なんて意地悪な子なの」

(3)「ホントに弱虫なんだから」

どの言い方も、ネガティブな言葉で「○○な子」と表現し、子供の全体像、人格を否定しています。○○にネガティブな言葉を入れると、たちまちその子を全否定する言葉になってしまうんですね。「○○な子」でも、「良い子」「優しい子」のようにポジティブな言葉ならウェルカムですが、ネガティブフレーズでの使用はNGです。

(2)OKフレーズ

(1)「○○するのは悪いことよ」

(2)「○○をするのはやめなさい」

(3)「○○をやりなさい」

ママの目線はその子の“行動”に向けられているのが分かりますね。叱る場面というのは、子供の行動を正したいときに発生します。だから、子供の行動に目を向けるのは、正解の叱り方。

 

このラインを守れば、子供の気持ちを傷つけずに、しかも、伝えたいことはしっかりと伝えられるようになりますよ。

 

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【著者略歴】

※ 佐藤めぐみ・・・心理学がベースのポジティブ子育て『プラス思考育児メソッド』でママをサポートする『ポジカフェ』主宰。

ママ向けストレス診断、悩み相談、叱り方教室 『ポジカリ講座』 など育児コンサルタントとして活動中。著書は、『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』(あさ出版)『叱るときのイライラがなくなる! 子育て心理学のプロ 佐藤めぐみの「ポジカリ」メソッド』 (All About Books)[Kindle版]など。

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