「怒ってばかりいる私はママ失格?」に専門家がズバリ答えます!

立石美津子

子供

21時。子どもがやっと寝てくれて、今日も目まぐるしく子育ての一日が終了――。でも、1日を振り返ると「自分って朝から晩まで怒ってばかり……」と落ち込んでしまって、天使の寝顔を見ては「小言ばっかり言ってごめんね……」と呟きたくなるママもいらっしゃると思います。反省ばかりの日々でツラ~くなっちゃっているママもいますよね。 

そこで今日は、『小学校に入る前に親がやってはならない115のこと』の著者・立石美津子が“怒ってばかりいる私はママ失格なのか?”についてお話したいと思います。

 

■ズバリ!失格ではありません

あなたは完璧主義者ではないですか? 何事もきちんとしないと気が済まない、どちらかというと子どもの頃から“だらしがないはみ出し者”というより“生徒会長系”の傾向が強く、責任感も強かったのではないでしょうか。

きっとあなたも幼少期に親から「出されたものは残さずに食べなくてはならないのよ」「お友達と仲良くしなくてはダメよ」「お片付けしない子は悪い子」「努力したのならばきちんと結果を出さなくては意味がない」なんて言われ続けて育ったのではないでしょうか。

知らず知らずのうちに、脳の中に「2歳だったらオムツはそろそろ外れるべきよね」「3歳だったら手づかみしないでスプーンで食事出来るべきなのに……」など“こうあるべき”という価値観が沁み付いてしまっていて、自分がされた子育てを我が子にも再現していることも。

だから、自分の思い描く理想像になっていない我が子を見てイラッとしてしまう。そして暴言を吐いてしまった自分に対して自己嫌悪、反省を繰り返しているのですね。

要はあなたは真面目で一生懸命な人なんです。

「子どもを怒ってばかりいるからママ失格」なんて思う必要は全くありません。「私って子育てに一生懸命なだけ、真面目すぎるからちょっと度を過ぎることもあるんだわ」「“人としてこう育てなくてはならない”という責任感が強いだけなんだわ」とちょっと自分に甘い点数をつけませんか。肩の荷を下ろして緩く、適当に育ててみませんか。“さじ加減”“テキトーさ”って子育てでとっても大事です。

 

■子どもに謝る必要はない

ママだって人間。頭に血が上り「何度言ったらわかるの!」「せっかくママが作ったのに好き嫌いしないで食べなさい!」とキレてしまうこともありますよね。これだって人としてごく自然な感情です。 

子育て本を書いている筆者が言うのもなんですが、「子どもを叱る前に10秒深呼吸」なんて子育て本に書いてあることを実行しようと思っても、ハードルが高いですよね。

もし、「ちょっと言い過ぎたわ」と思った時には「さっきは少し言い過ぎたわ。これからは全部とは言わないけれど一口でも食べてみようね」と素直に言ってみましょう。

 

ポイントは「さっきは強く言いすぎたわ。ごめんなさい」と“謝罪しない”ことです。“お友達親子”もちらほら目に付きますが、親子は友達ではありません。自分が口に出したことを謝ると子どもは「だったら何であんなに怒ったんだ」と理不尽な思いが残るだけに。自分がしてしまった事実だけを“振り返りの言葉”として口に出すだけでいいんです。

 

■「子どもは宇宙人」だと思いましょう

「話が通じない夫に対して“夫を犬だと思いましょう。犬だと思えば腹も立ちませんから」という例えがありますが、子どもも同じように“宇宙人”だと思いましょう。 

昨日注意されたことを懲りずにまたやる、数分前に叱ったことを繰り返しやるのが子ども。さっき怒られ大泣きし、頬にしたたり落ちた涙のしずくがまだ乾かないうちに笑いながら同じことをし出します。

子どもは根気よく教えられることで、徐々に色々なことが身に付いていきます。「一度言えばわかるだろう」なんて思わないことがポイントです。

 

いかがでしたか。真面目なママはママ失格ではありませんよ。“よい意味で適当に育ててみる”“宇宙人だと思って期待し過ぎない”ことをしてみましょう。

【関連記事】

いつも怒ってるママがやりがち!? 「モグラ叩き」なしつけ法は効果ナシですよ!

子育てストレスで「怒ってばかりのママを変える」パパのイクメン行動4つ

子どもについ怒り過ぎちゃった時は、謝った方がイイの?【四児のママ/子育てアドバイザーが回答】

怒れど怒れど効果ゼロ…「子どもの思うツボにはまっている」ママの特徴2つ

「怒らないなんてムリ!」というママへ、感情的にならずに子どもを叱る方法って?

 

【参考】

立石美津子(2012)『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』(中経出版) 

小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと

 

【著者略歴】

※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』等。

関連記事

コメント

コメント