赤ちゃんに唾を吐く!? 「子どもに幸運を呼ぶ」意外な世界の風習4つ

舞スーリ

子供

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突然ですが、赤ちゃんの幸運を願った伝統的な風習が日本では色々ありますよね!

例えば『泣き相撲』は、日本では400年以上の歴史があります。テレビでその様子が放映されると微笑ましいものですが、外国人からは「なんだか可哀想……」と取られることがあるとか。

これは海外でも同じことで、各国の文化によって独自のお祝いの仕方があります。その国では大切な意味がある行事でも、他国では驚かれる風習がたくさん存在します!

そこで、現在ドバイ在住の筆者が周辺を取材し、世界の驚くべき“赤ちゃんに幸運をもたらす風習”について、4つ紹介します。

風習の内容を聞くとビックリしてしまいますが、その意味を知ると「赤ちゃんへの“愛”をこんな形で表すなんて、素敵〜」と思わず笑顔になりますよ!

 

■1:ベッドが段ボール(フィンランド)

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フィンランドでは、なんと赤ちゃんを段ボールに寝かせます!

こう聞くと、「どうして!?」と衝撃的に思うかも知れません。でも実は、75年もの間行われている“ママに優しい風習”なのです。これは、フィンランド政府からプレママに届く段ボールに入ったプレゼントで、『マタニティ・パッケージ』と言うスキームによるもの。

段ボールの中には、約2万円以上に相当するベビーグッズや服などが詰められ、新生児に必要な物が大体入っています。

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また、底にはマットレスが敷かれているので、ベッドとして使用ができるのです。

そもそもは1938年に低所得者向けに開始されたこのスキーム。1949年には、赤ちゃんを迎えるにあたって、どのような家族でも平等なスタートが切れるよう、全所得者向けに配布されるようになりました。

スキーム開始当時は貧しい国家で、国民が赤ちゃんを寝かせる清潔な場所を確保することが困難だったフィンランド。そのため、乳児死亡率が世界一高かったところ、その後激減させることができたのは、この段ボール・ベッドのお陰だと言われています。

こんな経緯があって、現在でも良き習慣として、どんな家庭でも新生児を“段ボールでねんね”させることが当たり前となっているのです。

赤ちゃんとママへの思いが詰まった、この段ボールが届くのをフィンランドのプレママは心待ちにしているとか!

 

■2:生後3ヶ月で初めて地面に足を付ける(インドネシア、バリ島) 

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バリ島では、生後3ヶ月の赤ちゃんにとって重要なお祝いがあります。

それは『Tigang Sasih(ティガング・サシ)』と呼ばれ、なんとその行事まで赤ちゃんは地面に足を付けることが許されません!

なぜなら、バリ島では生後3ヶ月までの赤ちゃんは、まだ神様の世界に属していて、神聖なものだと考えられているから。この儀式で初めて母なる大地に足を付け、また名前を付けられることで、正式に両親の子どもとなる意味合いがあります。

この儀式は、バリ・ヒンドゥー教の僧侶と家族や親戚が集まり、赤ちゃんの健やかなる将来を祝って、3時間をかけて行われるとか。

すでに誕生している赤ちゃんですが、2度目の誕生日みたいな儀式ですよね!

 

■3:赤ちゃんに”つば”を吐く(ルーマニア) 

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ルーマニアでは、かわすぎる赤ちゃんに”つば”を吐く習慣があります。

と言っても、実際には「ぷっ、ぷっ」と吐く真似をするだけなのでご安心を!

ルーマニアだけでなく、ブルガリア、インドなどでは、“Evil Eye( イーヴィル・アイ = 悪意に満ちた目)”と言う考え方があります。人々に妬まれると、悪意によって呪われてしまい、妬まれた人が病気になったり、亡くなったりしまうと信じられているのです。

それで、あまりに可愛らしい赤ちゃんを見かけると、「なんてかわいい赤ちゃん!」と言うと同時にこの動作をして、邪気払いをするのです。

 

■4:未来の職業を占う(アルメニア)

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アルメニアでは、赤ちゃんに最初の歯が生えたら盛大なパーティーをして、その最中に将来の職業を占う風習があります。

これは『Agra Hadig (アグラ・ハディーグ)』と言われていて、世界中どこに住んでいても、アルメニア人なら必ず行う大切な行事です。

具体的には、メガネ、天秤、料理用のヘラなど、職業を象徴するような小物を家族が選び、床に置きます。それを赤ちゃんに選ばせて、選んだ小物によって、将来どのような職業に就くかを占うというもの。

例えば、メガネを選んだら“検眼士”、天秤を選んだら“弁護士”、料理用のヘラなら“シェフ”か“パン屋さん”を象徴します。

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「母親と同じ仕事に就くのね〜」とか、「銀行で働くなんて、お父さんと違ってお金持ちになるのね〜!」などと、赤ちゃんの無限の可能性と健やかなる将来を祈って、わいわい盛り上がるとか!

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招待客がプレゼントを持ち寄って、伝統的なアルメニア料理やスイーツを食べ、1歳のお誕生日よりも盛大にお祝いします。これ、日本でやっても楽しめそうですよね!

 

いかがでしたか? 筆者は国際結婚をしましたが、娘のへその緒が取れた際に、夫が捨てようとして驚いたため、“へその緒を箱に入れて取っておく”風習が日本だけだと知りました。

それで、海外でも“その国以外にとっては意外な風習”があるのではないかと思い、色々調べてみようと思いました!

今回ご紹介した風習は、その国で歴史が古く、大切に継承されて来たもの。「文化によって、こんなに違うんだ」と興味深くありませんか?

 

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【取材協力】

Shakar Bakery(シャカー・ベーカリー)・・・アメリカ、カリフォルニア州の、デザイナーズケーキショップ。ウェディングや子どものパーティーなどのため、オーダーする人の文化、習慣、好みにあったユニークなデザインのケーキやスイーツを提供。[■4:未来の職業を占う(アルメニア)]内のケーキを担当。

Paper and Fondant(ペーパー・アンド・フォンダント)・・・一度見たら忘れられない”テーブルデコレーション”を提供。[■4:未来の職業を占う(アルメニア)]内のデコレーション・デザインを担当。

 

【画像】

Pregnant Chicken

marty mellway

Martin Powell

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