太るだけじゃなかった!「ダラダラ食い」がママにも子どもにもNGな理由

進藤ゆきこ

美容・健康

食欲の秋到来! 旬の味覚はもちろん、ランチのあとについつい甘いモノが食べたくなる季節になりましたね。

レストランで食べた後にお店を替えてティータイム……、気付くとあっという間に数時間がたっていて、ママだけでなく子どもも外出先でおやつを頂いたり、ジュースを飲み続けていることもあるでしょう。さらに秋雨の時期で雨の日も多いので、おうちでも親子でテレビを見ながら、長時間飲食しがちではないでしょうか。

ダラダラ食いは太る、という意識をお持ちのママは多いと思いますが、実は“歯”や“お肌”にもキケンな行為なんです。子どもにとってもママにとっても避けたい理由ををママ歯科医師である筆者がご紹介します。

 

意外と知らない!ダラダラ食いとむし歯の関係

普段はpH7と中性に近いお口の中の環境。ですが、口の中に食べ物や飲み物が入ると、プラークの中のむし歯菌がその糖分を利用して酸を産生し、プラークを酸性に傾かせます。pH5.5~5.7ほどの酸性になることで歯の表面からミネラルが溶け出し、ゆくゆくは歯の表面に穴が空いてしまう“脱灰”という事象が起こります。

通常であれば唾液の働きでゆっくりと口の中は中性に戻され、溶け出したミネラルを歯に戻してくれるので(これを“再石灰化”といいます)、食事や甘いものを食べたからといって、必ずしも虫歯になるわけではありません。

しかし、ダラダラと食事していたり間食の回数が多いと、せっかく口の中が中性に戻った頃にまた酸性に傾いてしまうことになり、歯の脱灰が進み、気づいたら歯に穴が空いていた、という事態が起こってしまうのです。

 

プレママのストレスフリーなマウスケアは?

プレママはつわりがあったり、妊娠後期には胃が圧迫され、少量ずつちょこちょこ食べることが多いと思います。特につわりがあると食後に歯みがきをするのも吐き気をも催し、困難な場合もありますよね。食後すぐに磨くことが難しい場合は気分の落ち着いている時間帯にしっかりと磨く、食後は口をすすぐ、こまめに水分を摂る、キシリトールガムを噛むなど、ママ自身のできることで負担なくオーラルケアを続けていくとよいでしょう。

 

太るだけでなく、“お肌”にも悪影響!?

テレビを見ながらポテトチップスとコーラ、気がついたら1袋を1人で食べ切っていた!なんてことも起こってしまうダラダラ食いは総カロリー量が多くなってしまいがちです。特にプレママは体重の増えすぎや妊娠糖尿病への注意が必要ですから、カロリーの摂り過ぎは気をつけたいところ。

ところが、ダラダラ食べ続けることの弊害は体重だけでなく、なんと“お肌”にも及びます。ダラダラ食いによって血糖値の高い状態が続くと、血中の糖とコラーゲンやエラスチンといったタンパク質が結びついて変性してしまう“糖化”という現象が起きてしまうんです。

この糖化が起きると年齢に関係なくしわしわっとした“老け顔”の要因になってしまうと最近美容界でも注目されています。美肌のためにも、血糖値をコントロールする面からも、食事や間食の時間はきちんと決め、3~4時間は食事の間隔をあけたほうが良いようですね。

また、満腹中枢が働き始めるには食べ始めから20分くらいかかると言われています。ひと口の量を適切に、よく噛んでから飲み込むよう、ママは子どもにも声をかけてあげましょう。20~30分くらいかけてゆっくりと食べることで食べ過ぎを防ぐと共に、よく噛むことでアミラーゼの分泌も促進され消化吸収も助けます。

 

毎日のダラダラ食いはよくありませんが、久しぶりに会う友人とのランチやホームパーティーなどはママや子どもにとってもリフレッシュになる大切なひとときです。イベントの日はあまり気にせず、日々の食事や間食の1日の回数や量にちょっと気を配ることで、親子で健康に、キレイに食を楽しみたいですね!

 

【関連記事】

※ 身近すぎて意外と気付かない!歯をツルツルにする衝撃の秘密

※ 高いコスメは不要!安くても驚くほど効果的な化粧水の使い方5つ

※ 普段やりがちだけど実は逆効果になってしまう「NG美容」5つ

※ 自然と人から「若く見られるようになる」超シンプルな方法10個

※ イヤイヤは成長の証!「魔の2歳児」とハッピーに過ごすための10個のコツ

 

【参考】

※ 糖尿病の予防法は? – 厚生労働省

※ 日本糖尿病・妊娠学会

 

【著者略歴】

※ 進藤ゆきこ・・・専門家ライター。自身も子育て真っ最中の歯科医師、歯学博士。「毎日のオーラルケアをママとベビーのハッピータイムに」をモットーに、親子でお口の健康をもっと身近に感じてもらえるよう取り組んでいる。

関連記事

[fbcomments]