美術館や博物館は何歳からOK?親子で無理せず楽しむ秘訣

福田ミホ

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美術館や博物館は何歳からOK?親子で無理せず楽しむ秘訣

夏休みは海や山に行くのも良いですが、美術館や博物館もいつもと違う刺激があって、子どもも大人も楽しめます。

でも子どもが幼稚園にも入らない頃は、「美術館なんてまだわからない」、「泣いたりして迷惑」と敬遠しているママも多いのではないでしょうか?

ワシントン・ポストに、まさにそんなママの疑問ずばりの『When can I take my kid to a museum?(いつ子どもを美術館/博物館に連れて行ける?)』という記事が掲載されていました。そこでは、米国スミソニアン博物館で子供向けプログラムを提供しているNPO団体『Smithsonian Early Enrichment Center』のキンバリー・L・キール博士が、3人のお子さんを持つブロガーのジェシカ・マクファデンさんの素朴な質問に答えています。

子どもが美術館・博物館に行くことについて、専門家はどう考えているんでしょうか? 以下に抜粋してご紹介します。

 

■赤ちゃんでもOK! 早すぎることはない

まず「何歳になれば行ってもいいか」という点について、キール博士は「早過ぎることはない」とはっきり答えています。

たとえば生後半年の赤ちゃんでも、美術作品を一生懸命見て刺激を受けている様子がわかると言います。

ポイントはただ展示を見せるだけでなく、たとえば人の絵が展示されていたらその顔がどんな表情かとか、色合い、風景など、自分が受け止めたことを子どもに話しかけることです。そうすることで、子どもへの刺激になるのもさることながら、親子のコミュニケーションも深められるということです。

 

■幼児は2時間が限界、何を見るかを下調べして

美術館や博物館に行くというと、なんとなく半日から1日がかりのイベントで、疲れ次第帰るという流れになりがちです。最後の方は子どもが泣き止まなくなって、「やっぱりまだ美術館は無理なのね~」とがっかりしてしまうこともあります。

キール博士は、“幼稚園児なら2時間が限界”と、これもはっきりさせてくれました。

あらかじめどんなものが展示されているかネットなどで調べておいて、最初から子どもが興味を持ちそうな展示のコーナーをめがけていくのが良いとのこと。もちろんあらかじめ決めたところ以外でも、余裕があれば周りのコーナーに広げていってもOKです。

 

■2時間を15分ずつ区切る

広い美術館・博物館だと、見るものが多すぎてどういうペースで回ればいいかわからないこともありますよね。

キール博士は“2時間を15分で区切って次のコーナーへ”というペースを勧めています。すると単純計算で8ヵ所回れることになるので、下調べするときもそれを目処に見るコーナー候補を決めておくと良さそうですね。

もちろん子どもが特に興味を示したものがあればそこに長めに時間をかけるなど、フレキシブルに回りましょう。

 

■子ども向けミュージアムと大人向けミュージアムの違い

子どもを対象にした美術館・博物館もありますが、キール博士は「大人向け美術館・博物館のほうが、子供向けよりリッチな体験ができる」と言います。

というのは、子供向け施設だと親はつい子どもを放牧してしまって、親と子どもが同じ目線で展示を見ることになりにくいからだそうです。

大人向け美術館・博物館では、大人も子どもと一緒に作品を鑑賞したり、感動したり、発見したりできます。それについて子どもと話し合うことがとてもリッチな体験になるとキール博士は語っています。

 

■どんな美術館・博物館がいい?

とはいえ日本のシーンとした美術館で、たとえばゴッホの自画像を見ながら「このおじさん、怖い顔だねー」なんて子どもと話すのはさすがに気が引けます。どんな美術館が子供連れに向いているんでしょうか?

なんと、『ぶらり美術館』というサイトで、子どもと一緒に楽しめる美術館の情報がまとめられていました。

たとえば、東京国立近代美術館や東京都江戸東京博物館では、子どもは常設展を無料で見られます。他にも、子どもが楽しめるイベントや展示も充実しています。東京以外も含め、全国の情報をまとめられています。

この夏休み、美術館や博物館でいつもと違う親子のコミュニケーション、試してみてはいかがでしょうか。

 

【参考】

When can I take my kid to a museum? ‐ The Washington Post

ぶらり美術館

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