歯科医師が教える「ついついあげちゃうお菓子」で良習慣のコツ

進藤ゆきこ

子供

夏休み真っ最中。お出かけする機会も増えますよね。電車や外出先で子どもが飽きてしまった時、仕方なくお菓子をあげちゃうママも多いのでは? 筆者自身も耳が痛い話です。

では、間食とは別にあげてしまうお菓子、皆さんどうされていますか? 確かにちょこちょこ、ダラダラ食べ飲みはむし歯への危険度大! でも、それを逆手に取るちょっとしたコツを歯科医師の進藤ゆきこがお伝えします。

 

■ むし歯にならないお菓子をセレクトする習慣を

今やスーパーやドラッグストアでもお馴染みのキシリトール配合のお菓子。実はキシリトールはちょこちょこと1日3回以上摂取した方がむし歯予防には効果的なのです。外出先でちょっとあげたい、という時にありがたいですね。ただし、一度に大量に摂り過ぎると便がゆるくなる可能性があります。子どもに与える量はパッケージに記載されていますので守りましょう。

 

■ キシリトール製品の選び方のポイントは4つ

キシリトール配合、と書いてあってもむし歯予防を目的に選ぶ場合はパッケージを要チェック。

(1)キシリトールが甘味料の50%以上であること(甘味料中100%のものがベスト)

歯科医院専売品は100%のものが多いので安心です。歯科医院だけでなく、最近ではネットで購入できる専売品も増えてきました。

(2)糖類0g と記載されていること

キシリトールが入っていても、むし歯の原因となる糖類(砂糖など)も入っていては逆効果。歯によいと思って食べ続けてむし歯になっては本末転倒です。糖類0gを選びましょう。

(3)炭水化物(糖質)に対してキシリトールの量が近いほど効果的

パッケージにキシリトールの濃度が明記されていない場合は

(キシリトールの量÷炭水化物(糖質)の量)×100

で出た数字が50以上でなるべく100に近いものを選びましょう。例えば、下の写真では炭水化物31.7gに対して、キシリトールが23.3g。(23.3÷31.7)×100=約73.5%となります。

キシリトール

(4)ガムやタブレットが効果的

最近は美味しいキシリトール配合のお菓子が増えてきました。ガム、タブレット、チョコレート、グミ、キャンディーなどなど。でも一歩進んでむし歯の発生を防ぎたいならガムやタブレットなどの口の中に長く残るものを1日3回3ヶ月以上続けることが必要だと言われています。

 

キシリトールはひんやりとした冷涼感があり、暑い夏には最適です。あくまでもキシリトールはむし歯予防のサポート役。毎日の歯みがきや定期的に歯科医院のチェックを受けましょう。

 

【著者略歴】

※ 進藤ゆきこ・・・専門家ライター。自身も子育て真っ最中の歯科医師、歯学博士。「毎日のオーラルケアをママとベビーのハッピータイムに」をモットーに、親子でお口の健康をもっと身近に感じてもらえるよう取り組んでいる。

【参考】

日本フィンランドむし歯予防研究会

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