頭ごなしの注意は逆効果!過干渉にならない魔法の言い回し23個

立石美津子

子供

頭ごなしの注意は逆効果!過干渉にならない魔法の言い回し23個

小さい子どもは、大人の常識が通用しません。それで、食事中にマナーが悪かったり、公共の場所で騒いだり、おもちゃを片付けなかったりした時は注意しますよね。

子どもに常識を教えることは、親として当然のこと。しかし、あれこれ口うるさく言いすぎると過干渉になり、子どもを追い込んでしまいます。

今、親の過干渉は深刻な社会問題のひとつです。NHKニュース『おはよう日本』でも「若者を追いつめる親の“過干渉”」として特集され、「社会に不安が広がる中、ますます深刻化している」と専門家は指摘していました。

しかし、言い回しひとつで、親の過干渉は防げるのです!

そこで今日は、『小学校に入る前に親がやってはならない115のこと』の著者の立石美津子が、過干渉にならないために”言いかえ語録”をまとめてみました。

 

■食事

(1)手で食べないの! → 「フォークを使ってね」

(2)ピチャピチャ音を立てて食べないの! → 「口を閉じてモグモグしようね」

(3)いつまでもスプーンを使っていないの! → 「そろそろスプーンは卒業してお箸にチャレンジしよう~!」

(4)こぼさないで食べなさい! → 「テーブルの上に落とさないように食べようね」

(5)残さず食べなさい! → 「お皿を空にしてね」「お皿をピカピカにしてね」

(6)お行儀悪く食べないの! → 「お姫様(王子様)のようにおしとやかに食べてみて~!」

(7)肘をつかないで! → 「左手はテーブルの上に出してね」

(8)犬食いは止めて! → 「肘は下ろして左手は上に置いてね」

(9)床に落としたものは食べないの! → 「床に落としたものはゴミ箱に捨ててね」

 

■遊び

(10)順番を守らないとダメでしょ(ブランコの順番を守らない時) → 「太朗君、花子ちゃんの次ね。3番目だよ」

(11)いつまでも乗っていないで、お友達に交代しなさい(ブランコを独り占めする時) → 「あと60秒数えたら、お友達に交代ね」

(12)独り占めしないで貸してやりなさい(公園の砂場でのおもちゃの奪い合い) → 「あと2回、すくったら、お友達に貸してあげようね」「あと60秒遊んだら、お友達に貸してあげようね」

 

■整理整頓

(13)散らかさないで! → 「ままごとセットはおもちゃ箱に、絵本は本棚にしまおうね」「片付けましょう」

(14)ぐちゃぐちゃに置かないできちんと重ねて! → 「下から大きいものから順番に重ねてね」

(15)プラレール片付けなさい → 「もう、終電だから車庫に戻してね」

(16)積木、ママゴトセット片付けなさい! → 「それぞれ元のお家に戻してね」「そろそろ、おもちゃ達もお家に帰る時間よ」

 

■衛生管理

(17)手洗ったの(性悪説・最初から疑ってかかる) → 「手を洗おうね」「手をピカピカにしようね」

(18)歯を磨かないとバイキンマンがきて虫歯になるよ!or歯医者で怖い目にあうよ! → 「ピカピカに磨いて白い歯にしようね」「歯のお掃除しよう」

(19)もっときちんと歯を磨きなさい → 「タイマー1分鳴るまで磨こうね」

(20)さっさと手を洗いなさい → 「手をピカピカにしようね」

(21)うがいしなさい。風邪ひくでしょ! → 「喉のイガイガを外に出そうね」

(22)薬飲まないと病気が治らないでいつまでも幼稚園に行けないよ! → 「薬飲んで早く元気になって幼稚園に行こうよ」

(23)予防注射しないとインフルエンザになるよ → 「皆勤賞を取ろう!」

 

ちなみに、カウンセラーは話す時に能動的なオウム返しと傾聴、”の”を多用します。例えば、「これ食べたくない!」と言われた時、「食べないと駄目!」ではなく「食べたくないの」と言うのです。

そのため、「行きたくない!」は「行きたくないの」。「家出をする!」と言われた時も、「ダメ!」「そんなこと言ってママを困らせる気!」ではなく、「悲しいけど、気を付けて行ってきてね」などと返します。

どれも、当たり前といっちゃあ当たり前の言いかえ語録ですが、つい無意識に否定形や命令形、脅迫系を使っているものなので、意識してみませんか?

そして、”過保護・過干渉の悪“については以前、「過干渉と仲良しな”過保護”が子どもの成長を妨げてしまう理由」で詳しく書いているので、こちらもご覧くださいね!

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【著者略歴】

※ 立石美津子・・・1961年大阪市生まれ。聖心女子大学在学中、幼稚園教諭・小学校教諭免許を取得、佛教大学にて特別支援学校教諭許取得後、障害児教育に携わる。32歳で株式会社パワーキッズ(教室名:エンピツらんど)を起業。

現在、教室に3歳~小学校3年生まで7,500名の生徒が通う。講演家・作家・自閉症児の子どもを持つ1児の母。

著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』(中経出版)、『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』(あさ出版)、『はずれ先生にあたったとき読む本』(青春出版社)がある。

 

【参考】

※ 若者を追いつめる親の“過干渉” - NHKニュース おはよう日本

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