妊娠中はコレ!赤ちゃんの健康にいい「ハーブティー」の飲み方

香川妙美

プレママ

妊娠中はコレ!赤ちゃんの健康にいい「ハーブティー」の飲み方

妊娠中は、食べものに気を使いますよね。鉄分やカルシウムなど、意識してとりたい栄養があれば、塩分や脂質などなるべく控えたいものまで、本当に様々。

カフェインもまた、積極的な摂取は控えたい成分としてよく挙げられています。「妊娠前はコーヒー、紅茶を日常的に飲んでいたけれど、妊娠してからはノンカフェインに切り替えた」というママも多いのでは?

ノンカフェインといえば、麦茶や玄米茶などの日本茶が身近ですが、最近はハーブティーを楽しむママも増えてきました!

リラックス効果が高く、香りも楽しめるハーブティー。自分で育てる人もいるなど人気は高まる一方ですが、ちょっと待って! あなたは「ハーブティー=安心の飲みもの」だと思っていませんか?

実は、ハーブの中には、妊娠中は禁忌とされる種類も多くあり、ハーブティーだったら何でもOKとは限らないのです!

それでは、どのハーブなら良いのでしょう? 効果的な飲み方は? 子どもも飲めるの? そんな疑問に、ハーバルセラピストの関口千鶴さんにお答えいただきました。

 

■神経系に影響を及ぼすハーブティーは妊娠中NG

まず、妊娠中にハーブを楽しむときの注意点を教えていただきました。

「ハーブティーは、香りや味に特徴のあるものが多いので、味覚や嗅覚が敏感になる妊娠期には特に注意して飲むことが必要です。

まず、妊娠中に摂取しないほうが良いと言われているのは、アンジェリカ、ウコン、シナモン、サフラン、セージ、センナ、チェストベリー、リコリス、レモングラス、ローズマリーなど。

一概には言えませんが、これらのハーブには神経系に影響を及ぼす作用があると言われています。また、乾燥したショウガ(ドライジンジャー)を使ったドリンクも、妊娠時に多飲することは避けた方がいいでしょう」

 

■妊娠中~授乳中に最適なハーブティーの楽しみ方

ショウガもよくないなんて、意外でしたね。続いて、オススメのハーブをお伝えします。妊娠~出産・授乳期、それぞれのタイミングに最適なものは以下の通りです!

(1)妊娠中

「体調が安定しないこの時期。ハーブティーは、実はあまりオススメできません。何が体調不良を起こす原因なのかを見極めるためにも、少なからず体に作用を及ぼす可能性がある要素は取り除いたほうがいいと考えています。

しかし、どうしてもハーブティーを飲みたい方にはルイボスティーをオススメします。ルイボスティーは、亜鉛、カルシウム、鉄分など妊娠中に不足しがちな成分を補ってくれる比較的飲みやすいハーブティーです」

(2)臨月

「臨月が近づいてきたら、ぜひ飲んでいただきたいのが、ラズベリーリーフ。別名”安産のお茶”と言われており、子宮の動きを滑らかにするため、臨月の妊婦さんにすすめられるお茶でもあります。

しかし、逆に言うと胎児の状態や子宮が安定していない時期(安定期前)には、禁忌とされているので、十分に注意してください」

(3)授乳期

「母乳の量が少なくてお困りのママは、催乳効果(母乳を出やすくする作用)のある、”ダンディライオン・ルート”をぜひお試しください。

ただ、少し飲みにくいので、フライパンで少し煎ってから牛乳や豆乳などと一緒にカフェオレ風に飲むとおいしく召し上がれます。タンポポコーヒーとして販売されていることも多いので、なじみのある方も多いかもしれませんね」

ルイボスティーとラズベリーリーフはよく耳にするハーブティーですよね。しかしダンディライオン・ルートはちょっとマイナーなので、知らなかったママも多いのでは?

 

■子どもは1歳になったら”ルイボスティー”がベター

ただ、せっかくなら、子どもとも一緒にハーブティーを飲みたいですよね。それで、乳幼児期から飲める安心なハーブについても教えていただきました。

「乳幼児は免疫機能が十分に機能していないことに加え、アレルギーなどの恐れもあるため、ハーブティーを飲ませるのは、1歳になるまでは避けたほうが良いかもしれません。

1歳の誕生日を迎えてから、成分が穏やかなルイボスティーを薄めに抽出して一緒に飲んで楽しむのはいかがでしょう。

ちなみに、ペパーミントは日本人にはなじみ深いお茶ですが、乳幼児には刺激が強いので3歳ごろまでは避けるようにしてください」

乳幼児には飲ませるのは早いハーブティーもあるので、気を付けたいですね。

 

■精油をボディに使う場合は専門家に相談してから!

ハーブは、アロマを楽しんだり、精油にしてボディケアに使ったり、さまざまな使い方がありますよね。口にするのと同様、気を付けたいポイントを教えてもらいました。

「アロマオイルを使ったマッサージは、肌から成分を吸収します。そのため、やはり妊娠中には十分な配慮が必要です。

使用する際には、アロマセラピストの方にご自分の体調も含めてどのようなオイルを使用したら良いのかを相談されたほうが良いと思います」

この点も妊娠中、注意していきたいですね。

 

最後に、関口さんから『It Mama』読者のみなさんにメッセージをいただきました。

「ハーブは、効果効能ばかりに目を向けて、好みに合わない味や香りのものを使用しても意味がありません。何よりもご自身が飲んだり使用したりしていて心地よいと思えるものをセレクトするのがベストです。

そして、ハーブ・アロマは医薬品ではなく、あくまでも嗜好品。体の内側からゆっくりとしたスピードで体調を正常な状態に整えて、より豊かな生活を送るためのものです。

そのことを十分に理解された上で、楽しみながら生活に上手く取り入れてくださいね」

天然由来のものでも、医薬品ではない。確かに普段、忘れがちですよね。これも頭に入れて、ハーブを楽しんでいきましょう!

 【関連記事】

※ 将来、子どもが恥ずかしい思いする!? 「育ちが悪い」と思われる6つの行動パターン

※ 日本人が英語学習を「幼児期に始めておくべき」驚きの理由とは

※ 酸っぱいモノは実はNG!? つわりを「改善する食べ物」、「悪化させる食べ物」

※ スリムなあの人はもう始めている!? ダイエットの味方「すっぽんパワー」ってなに?

※ 生きたまま腸に届く!キレイなママは「こうじ酵素」でダイエット 

【取材協力】

※ 関口千鶴・・・ハーバルセラピスト(JAMHA認定)として、親子で楽しめるハーブ&アロマ講座を開催。また、雑誌編集者として働きつつ、子育て支援団体『子育てサポートせたがやPOMUM(ポム)』の代表を務めている。

ポムでは、薬剤師ママと一緒に「子どもの病気のホームケアと薬との上手な付き合い方」をテーマにイベントを開催。11月16日(日)には、小児科医を招きママ向けの講演会を予定。お問い合わせは、『子育てサポートせたがやPOMUM(ポム)』のFacebookページから。

関連記事

[fbcomments]