日本と正反対!カナダで金持ちになるのは「賢くない人間」だった

平川裕貴

社会

日本と正反対!カナダで金持ちになるのは「賢くない人間」だった

今、日本では”何かを研究することが目的”で大学に行くのではなく、”大学に入ること自体が目的”になっていますよね。

ですから、大学に入った途端、多くの学生がそれまで必死で学んだことを忘れたり、目標を失って虚脱感を味わったりしています。

一人の親として、子どもを将来そんな”大学入学に満足して燃え尽きてしまった大学生”にはしたくない、と思いませんか?

そのヒントになるのが、カナダの考え方です。カナダは大学に対して、日本とはずいぶん違う考え方をしています。

そんな考え方を、『グローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』の著者・平川裕貴がお話しします。

筆者は、30年以上も欧米文化に触れてきました。それで著書では”目からうろこ”の欧米の様々な考え方をご紹介していますが、ページ数の関係で書ききれなかったこともたくさんあります。

今日ご紹介するのは、その中のひとつ、カナダ人から聞いてとても印象深かった話です。

 

■大学に行くとその分だけ収入が得られない

そもそも欧米では、親が面倒を見るのは高校生までです。大学に行きたければ、自分で奨学金をもらって行くのがほとんど。

大学に進学した人達は、3~6年間の学業の後、無事卒業して就職し、収入を得るようになっても、しばらくは奨学金の返済に追われます。

一方、大学に行かずに就職した人達は、社会人として収入を得始めます。彼らは、友人が大学で学んでいる間、せっせとお金を稼ぐのです。

また、大学に進学した人達が就職して奨学金の返済に追われている間も、稼ぎ続けています。

そのため、大学に進学した人達は、おそらく少なくとも5~6年分以上、収入の面で大学に行かずに就職した人達より遅れをとることになるのです。

欧米では40代でリタイアなんて目標を持っている人もいます。リタイアする年齢が早ければ、5~6年の差は大きいでしょう。

そう考えると、よほど勉強が好きとか研究したいことがあるとかでなければ、大学に行く必要はないかもしれません。実際カナダでは、大学に行こうと考える人は日本ほど多くないそうです。

 

■技術を磨けばその分だけ収入が得られる

カナダでは、特殊な技術を持った人達、日本で言うところの職人さんや技術者などは、中卒でも高卒でも高収入が得られます。

ですから、彼らは早くからお金を稼ぎ、金持ちになって大きな家に住み、早く引退して優雅に暮らせるのです。人ができないような技術を身に付けているのですから、当然のような気がしますね。

そのため多くの人が、大学より職業の訓練学校のような所に行って技術を身に付けるそうです。

また、欧米は強い男がモテる社会ですから、力仕事に対する評価も高いのかもしれません。 筆者の友人の一人、カナダ人のチャーリーは言っていました。

「僕の母方の親戚は、おじいちゃんが医者だったし、いわゆるエリートが多いんだ。でも、父はヒッピーで中学しか出ていなかった。

だから母の親戚はみんな、母の結婚にはいい顔をしなかった。けれども、家の電気が壊れたとか、車が動かないとかのトラブルがあった時、父が全部サッサと直したんだ。

それ以来みんなが父を見直した。父は中学しか出ていないけど、技術を持っていたからたくさんお金を稼いで、金持ちになって大きな家に住んでいるよ」

別のカナダ人の友人・シェインは、「カナダでは賢い人間は大学へ行き、賢くない人間は金持ちになる、と言われている」と教えてくれました。

カナダでは、賢い人はいい会社に入るためや、お金を稼ぐためではなく、知識を深めるために大学へ行くというのです。

それが本来の大学の役割だと思いますし、本人にとっても、自分が興味を持ったことを深く学び、研究し続けることが生きがいとなるのでしょう。

そして、学び研究して得た知識を社会に還元していきます。周りの人々もそのことを評価し、尊敬のまなざしを送るようになるのです。

一方、勉強が好きでない・得意でない人は、技術を習得して、その技術を生かした仕事をしてお金を稼ぎます。

自分の技術に見合った収入が得られるということでしょうから、もちろん大金持ちになるには、技術力も高くなくてはなりません。勉強は好きでなくても、技術を磨くという努力はし続けなければならないのです。

よって、カナダで言われている、「賢い人間は大学へ行き、賢くない人間は金持ちになる」とは、「頭のいい人は、その知能を使って社会に貢献し尊敬される。技能を持っている人は、その技術を使って社会に貢献し、正当に評価された収入を得て金持ちになる」と私なりに解釈しています。

 

話をまとめると、カナダは賢くても賢くなくても、自分なりの幸せを見つけられる社会。人々がそれぞれ、自分のできることで社会に貢献しているのです。

日本も昔はそうだったような気がしますが、はどうでしょうか? 出会ってきた多くのカナダ人の穏やかさの理由が、何だかわかるような気がした話でした。

日本は学歴社会ですが、ぜひカナダの考え方を参考にして「いい大学に行かせることが人生の全てではない」ということを心に留めてみませんか?

 

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【著者略歴】

※ 平川裕貴・・・日本航空国際線CA、外資系英語スクールを経て、1988年に子ども向け英会話教室を設立。

30年以上に亘り子ども英語教育に携わり、現在3歳から6歳までの子どもにバイリンガル教育を実施中。近著は『グローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』

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