いつの間にかブラジル人を陽気にしている「素敵な育児習慣」4つ

北川ワコ

社会

いつの間にかブラジル人を陽気にしている「素敵な育児習慣」4つ

ワールドカップの開催国・ブラジルが先日、4位になりましたね。結果は残念ですが、テレビを見ているとあの国の圧倒的な明るさはどこからくるのか気になってしまいませんか?

もちろん、ブラジルにも日本と同じように色々な課題はあります。しかし、人々がみんなパワフルでとにかく陽気! 閉塞感が全くありません。

あんなに人懐こい人になる育て方があるなら、実践したいですよね。

そこで今回は、ブラジルの良い育児習慣について、ご紹介します。お話を伺ったのは、お子さんをリオデジャネイロの保育園に預けながら、ご夫婦でゲストハウスを営んでいる古尾谷悠子さんです。

聞けば聞くほど素敵な習慣なので、日本でも真似してみたくなりますよ!

 

■1:みんなでおもちゃをシェアする

日本では、公園でのおもちゃの貸し借りに親が仲介することがよくありますよね。「ほら、貸してって言いなさい」「ありがとうって言った?」という風に。

しかしブラジルでは、誰かが持ってきたおもちゃをみんなで自由に使う習慣があります。そのため、すぐに遊ぶ輪ができます。

こんな雰囲気だったら、友達が作りやすくていいですよね?

 

■2:みんなで支え合う&助け合う

日本で人が多く集まるところは、子連れママ用の設備がかなり整っていますよね。しかしブラジルは、日本ほど整っていません。おむつ替えの設備も少ないです。

その代わり、困っていると誰かが必ず助けてくれます。不便な分、助け合っているのです。マザーズバッグに念のためのグッズをパンパンに詰めていかなくても、どうにかなるという安心感は強いです。

 

■3:みんな交通機関では譲り合う

日本では、ベビーカーがやっと畳まなくても乗車できるようになりましたが、まだまだ肩身が狭いですよね。しかしブラジルでは、席のゆずりあいは当たり前です。

例えば、バスの運転席近くまで運賃を払いに行くとき、周りの人が子どもの隣に座って子守りをしてくれます。また、運転手さんも乗り降りを手伝ってくれるケースがほとんどです。

 

■4:みんな子どもを許容している

日本は、「子どもは未来の宝物だ」などと言いながら、小さい子どもは煙たがる雰囲気がありますよね。

しかしブラジルは子どもに寛容で、「子どもは何をしてもいい」とよく言われます。実際、この言葉に嘘偽りなく、男性も女性も子どもが大好き!

妊婦の時に、見ず知らずの人にお腹にキスをされることもあります。とにかく周りの方々の目があたたかく、歓迎されている気持ちになるんです。

 

つまり、ブラジル人がいつも笑顔で明るいのは、周囲の人から心から大事にされて、強い自己肯定感が生まれやすい環境だったからだったんですね。

そもそもブラジルは、色々な人種の人達がひとつの国旗のもとにお互いを受け入れあって暮らしています。

そのため、日本でも形式にこだわらず、心から子どもを歓迎する風潮が広がっていけば、ママに余裕が生まれ、それが子どもに伝わって”良い連鎖”になるかもしれませんね。

 

【取材協力】

※ 古尾谷悠子・・・東京外国語大学ポルトガル語学科卒業。日本で音楽家として活躍した後、ブラジルに渡る。

現在はブラジルのファヴェーラ(スラム街)で、ゲストハウスを営んでいる。ブログ『ファヴェーラ妻』から、定期的にファヴェーラならではの情報を発信中。

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