夫が見た瞬間「今日は早く家に帰ろう!」となる妻のメール

黄本恵子

家族

夫が見た瞬間「今日は早く家に帰ろう!」となる妻のメール

「仕事や付き合いが大変なのはわかっているけれど、もっと早く帰ってきてほしい……」

夫に対して、そんな不満をお持ちのママは多いのではないでしょうか。

最近よく”帰宅恐怖症”の記事が注目を集めていますが、自分の夫にはそんな風にはならず、自ら進んで我が家に帰ってきてほしいですよね。

夫が「早く帰ろう!」と自ら進んで思うようなワザがあれば、知りたいと思いませんか?

今日は、コミュニケーション心理学講師で、ベストセラーを多数出版されている松橋良紀さんに、夫が「今日は早く帰ろう!」と思う妻のメール術について、伝授してもらいました。

 

■旦那を家から遠ざける”妻のNGコミュニケーション”

夫が「早く帰ろう!」と思うメールについてお話する前に、まずは、”夫を家から遠ざける妻の行動”についてお話しましょう。

心理学的な話をすると、人間の行動の動機は、二種類しかありません。「喜び(快楽)を得たい」か「痛み(恐怖)を回避したい」、そのどちらかです。

家という安らぎの空間があるはずなのに、帰らない、帰れない。

こんな帰宅恐怖症の男性が増えているのは、「家に帰ることによって大きな喜び(快楽)もなければ、痛み(恐怖)もない」からというのが、まずひとつ考えられます。

普段、夫に無関心な態度を取っていませんか? 子どもが生まれて、子育てに家事に大変で、夫に興味を持たなくなっているのではないでしょうか。

「自分を待っている人がいる」と思うと、自然に足は家へと向かうもの。それをしないというのは、ひとつに妻であるあなたや、子どもさんの関心が夫にまったく注がれていない、というのが背景にありそうです。

また、やりがちなのが、痛み(恐怖)を与えて夫を動かそうとすること。人間の行動の動機は「喜び(快楽)を得たい」もしくは「痛み(恐怖)を回避したい」と先ほど述べました。

しかし、痛み(恐怖)を与えて人を動かすというのは、長期的に見て得策ではありません。

「今週こそ早く帰ってこないと承知しないわよ」「●●してくれないとどうなるか分かっているわよね?」

例えば、このような言葉、目には見えない負のオーラ、威圧感で夫を圧倒していませんか?

こういった痛み(恐怖)を与えることによって、短期的には言うことを聞いてくれるかもしれません。しかし、痛みや恐怖では長期的には本当の意味で人は動かせないのです。

 

■送らない方がいいのは”詰問・イヤミ&文句”メール!

夫を家から遠ざける妻がよく送りがちなメールがあります。そのひとつが、「なんでもっと早く帰ってこれないの!?」のように、夫を問い詰めるメール。痛み(恐怖)で夫を動かそうとしているいい例ですね。

また、夫が急に飲みに誘われて帰ってこれないときなどに、「誰と行くの?」「どこに行くの?」など行動を詮索するようなメールもNGです。

これらは、質問というより”詰問”です。多くの男性はこんなメールに大きなストレスを感じます。

こういう妻のネガティブな反応が続くと、ますます妻を避けるようになります。そして、ストレスを避けるためによけいにお酒を飲んで帰る、不必要な用事を自ら作る、というような悪循環に陥っていきます。

また、イヤミや文句をメールで伝えるのは、止めましょう。ますます夫を家から遠ざけるだけです。たとえば、ちゃんと晩御飯を用意していたのに、飲み会があるから帰れなくなったと連絡が来た。

そういうとき、「晩ご飯用意していたのに、今度からもっと早く知らせてよね!」とメールで夫にイヤミや文句の一つも言いたくなると思います。

しかし、その言葉はぐっと胸にしまっておいたほうが得策です。その変わり、夫のために用意しておいたおかずを冷蔵庫にしまっておくのです。

そうすると、家に帰って冷蔵庫を開けたら、夫は気づきます。「あぁ、ちゃんと待っていてくれたんだ。悪いことしたな」と。このようにしたほうが、イヤミや文句のメールより、よほど夫の胸を打ちます。

 

■夫が思わず早く帰りたくなってしまうメールの特徴2つ

では、どういうメールをもらうと夫は自ら「早く帰ろう!」と思うようになるか?

(1)「あなたに関心があるよ」ということを伝えるメール

人間だれしも、自分に関心を持ってもらえると思うと、嬉しいものです。

たとえば夫が何時に帰ってくるかを知りたいときは、「今日何時に帰ってくるの?待ってるよ~」など、「あなたの帰りを楽しみにしています」ということが伝わるように送りましょう。

これだと強制や詰問のように感じることなく、素直に「待っている人がいるから早く帰ろう」と思えるようになります。

(2)夫の好きな食べ物に関する話題のメール

やはりなんだかんだいっても、食べ物で得られる喜び(快楽)の感情は、人間の根源的なものなので、人を動かすには強力です。

たとえば、「今日はあなたの好きなハンバーグだよ~」なんてメールをもらえると、男は喜ぶわけです。自分のことを気にかけてくれている、というのも分かります。

普段から晩ご飯には一品でいいので夫が好きなものを入れてあげて、メールで伝えるといいのではないでしょうか。「今日は暑いからビール冷やしておくよ!」でもいいと思います。

松橋さんの奥さんは、よく「晩ご飯はなにがいい?」とメールをしてきてくれたそうです。「とんかつが食べたい」と返信すると、「了解! 準備して待ってるね」とまたメールをくれる、とのこと。

「自分のために自分がリクエストしたメニューを用意して待ってくれている」

そう思うと、飲みに誘われた場合でも「ごめん、今日は早く帰らないといけないから無理」と断るものです。仕事も手早く切り上げて、自ら帰ろうと思うはずです。

 

■普段のコミュニケーションでもプラスアルファの喜びを

当たり前ですが、夫婦関係はメールだけではなく、普段のコミュニケーションも大切です。

メールでいくら家に帰ることの喜び(快楽)を作っても、いざ家に帰ってきてみたら「無関心、無愛想、文句やイヤミの攻撃」では意味がありません。

・帰ってきたら、妻自らが笑顔と感謝の気持ちで出迎える

・子どもに必ず「おかえりなさい」と出迎えさせる

・夫が会社に行くときは子どもと一緒に笑顔で玄関に送り出す

など、「早く家に帰ってきたら嬉しい感情がわく」ということを、普段のコミュニケーションで夫の記憶に積み上げていきましょう。

いかがでしたか?

仕事で働きに出ている夫とのコミュニケーションは、電話よりメールが主流、というママは多いと思います。メールは電話をするより手軽ですし、簡単にこちらの要件や思いを伝えることができますね。

その手軽さゆえ、こちらの思いを一方的に伝えすぎて、夫に見えない圧力や恐怖をかけてしまっている、ということがあるかもしれません。

メールは後に文字で残りますし、表情などが見えない分、ネガティブな情報は相手の心に深く傷を残したり、関係に大きなひずみを与えてしまいかねません。

夫に送るメールは、夫が帰ってきたくなるような、喜びの感情が湧くような言葉を選びましょう。あなたに関心を持っていますよ、ということをたくさん伝えましょう。

そして、メールだけではなく、普段のコミュニケーションについても、夫にたくさん「家に帰ってくる喜び」を味わってもらうような言動を心かげたいですね。

 

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【参考】

コミュニケーション総合研究所

【取材協力】

※ 松橋良紀・・・コミュニケーション総合研究所の代表理事。「コミュニケーションで悩む人をゼロにする!」を合言葉にコミュニケーションスキルの普及をしている。

『あたりまえだけどなかなかできない 雑談のルール』『あたりまえだけどなかなかできない 聞き方のルール』(どちらも明日香出版社)など、ベストセラー多数。最新作は『なぜか好かれる人 27のルール』(三笠書房)

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