弟や妹に「暴力をふるう子ども」に親がやっちゃいけないこと

平川裕貴

子供

弟や妹に「暴力をふるう子ども」に親がやっちゃいけないこと

何かあると、すぐに下の子を叩いてしまうお兄ちゃんやお姉ちゃんいませんか?

下の子が赤ちゃんのうちは、ママが目を離したすきに、こっそり赤ちゃんをパンチ、なんて子もいますね。

幼稚園児くらいまでの子どもを念頭に『グローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』の著書・平川裕貴が、暴力をふるう子どもにNGなママの行動についてお伝えします。

 

■まずはいきなり「ダメ!」と怒鳴らないこと

もちろん、暴力をふるうという行動は止めなければなりませんし、叱らなければなりませんよね。

でも、いきなり大声で「ダメ!」と怒鳴られたら、子どもは叱られた内容によりも、怒鳴られたことに反応してしまいます。

「ママに怒鳴られた」ということが頭の中を支配してしまい、その後のお説教が耳に入らなくなってしまうのです。

そこで、子どもの行動を止めるのに、とても便利な言葉をまずお教えしましょう。

それは、「ストップ!(Stop!)」 です。「ストップ!」は今の行動を止めるのが目的の言葉で、大声で言われても叱られたという気はしません。

まず、危険な行為を止めてから、少し強めの口調で「何してるの?」と聞きましょう。もしかしたら、下の子の腕に止った蚊をやっつけたのかもしれませんからね。

もし、「叩いてやれ」と思って叩いたなら、当然ですけど、子どもは素直に「叩いた」とは言いませんよね。叩くことは良くないと知っているからです。

では、良くないことと知りながら叩いてしまうのはなぜでしょうか?

 

■上の子が下の子を叩いてしまう理由

下の子ができると、上の子に赤ちゃん返りが始まることが多いですよね。下の子に対する暴力も、それと同じだと思います。

それまで、親や周りの愛情を、一身に受けていたのに、強力なライバルが現れてしまったのです。子どもにしたら、弟や妹にママを取られたと思います。

おまけに周りの人達の関心もすべて弟や妹にいきますから、上の子にしたら、まったく面白くありませんね。嫉妬や妬みという感情が芽生えてくるのです。

そんな感情をぶつけられる相手は、自分のより弱い下の子しかいません。それが、暴力となって現れてしまうのです。

 

■ママがやってはいけないこと3つ

(1)叩いた上の子の行動を止めるために上の子を叩く

(2) 弟や妹を叩いたことのお仕置きをする

(3)「あなたが悪い!」と叩いた上の子が全面的に悪いと強く責める

これらの行動がなぜ悪いのか。

(1)は叩くという行為を親がすることで、暴力を肯定していることになります。

(2)と(3)のように、叩くに至った子どもの気持ちを考えてあげずに、上の子を責めると、いつも弟や妹ばかりが守られていると感じて、やきもちがさらにひどくなって、暴力がエスカレートしたり、兄弟仲が悪くなってしまう可能性もあります。

 

■子どもに説明することが大事!

とりあえず、してしまった行為に関しては、暴力はよくないこと、弱い者をいじめるのは卑怯だと教えて終わりましょう。

そして、その後の生活の中で、上の子の弟や妹に対する嫉妬や妬みの感情を減らしていく努力をしていきましょう。

上の子は、自分が親から愛情をかけてもらったことは当然ですが覚えていませんよね。弟や妹がママにしてもらっていることをうらやましく、妬ましく思っているのです。

ですから、「ママが今弟や妹にしていることは、全部あなたにもしたことなのよ」と子どもに伝えてあげてください。

「あなたの時はこうしたわ」とか「あなたはこうだったよ」と一緒に弟や妹の世話をしながら話してあげてください。自分も同じことをしてもらってきたのだと分からせてあげましょう。

そうすれば、下の子に対するやきもちもましになって、下の子に手を出すことはなくなり、自分より小さい子や弱い子に対する思いやりも育まれていくと思います。

 

嫉妬や妬みの感情は、大人でも処理するのが難しい感情ですよね。そういう行動に至った子どもの気持ちを、ぜひ理解してあげましょう。

 

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【著者略歴】

※ 平川裕貴・・・日本航空国際線CA、外資系英語スクールを経て、1988年に子ども向け英会話教室を設立。

30年以上に亘り子ども英語教育に携わり、現在3歳から6歳までの子どもにバイリンガル教育を実施中。近著は『グローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』

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