常識にとらわれないで!科学で明らかになった高齢出産のメリット

梨沙クラーク

プレママ

常識にとらわれないで!科学で明らかになった高齢出産のメリット

最近よく日本で”高齢出産”という言葉を耳にしますよね。筆者の住むアメリカでも、高齢出産の話題がたびたび持ち上がっています。

しかも、普通の市民だけでなく、ハリウッドセレブの高齢出産についてもテレビや雑誌で取り上げられる回数が急増中! 例えば、女優二コール・キッドマンや歌手のマライヤ・キャリーも40代で初産して、世界中の注目が集まりました。

どこの国でも今話題になっているので、”高齢出産”についてもっと知りたいと思いませんか? そこで今回は、高齢出産のメリットデメリットについてご紹介します。

 

■ギネスの最高出産年齢はなんと”66歳”だった!

まず、厚生労働省の発表によると、日本人女性の初産平均年齢は30.1歳。2011年に初めて30歳を超えたそうです。

しかし、この年齢が上がっているのは日本だけではありません。フランスやドイツ、イギリスでは、約29歳。アメリカでは、70年代では21.4歳だったのが2010年に25.4歳になったそうです。

ちなみに、ギネスブックに認定された最高出産年齢は66歳でスペインの女性です。驚きですよね。

 

■科学で明らかになっている高齢出産のデメリット

それでは、高齢出産だと具体的にどんな問題があるのか、調査や研究でわかっている事実を見ていきましょう。

(1)カリフォルニア大学デービス校の調査では、40代で出産した場合、子どもの自閉症と診断されるリスクは25~29歳で出産した人の2倍だと言われています。

(2)世界的に有名な科学誌『ネイチャー』は、母親だけでなく、高齢の父親も子どもに遺伝子変異を伝える数が2倍に増えると報告。自閉症が増えている理由は、母親だけでなく父親の高齢化傾向が関係しているかもしれない、とのこと。

(3)カナダ政府の研究では、母親の年齢が高くなるほど、子どものお座りや最初の言葉、歩きだす時期も遅い傾向があると結果が出たそうです。

 

■科学で明らかになっている高齢出産のメリット

こういったところが、高齢出産の不安につながってしまうんですよね。しかし、高齢出産には素敵なメリットもあります。

(1)イギリスのロンドン大学とバークベックカレッジが13年5月に発表した調査によると、40歳以上の母親が出産した子ども(9ヶ月~5歳児)は肥満リスクと、怪我などで病院に行く割合が低いことが明らかになっています。

(2)高齢の母親を持つ子どもの方が小さい頃から発する単語も多く、5歳までのIQ値も高いそうです。これは、高齢の母親の方が人生経験も豊富で穏やかで、若い母親より衝動的ではないからだと言われています。

(3)さらに、高齢の母親の方が学歴も高い傾向があることも判明。それが理由なのか、本好きの子どもが多いそうです。

40歳以上の母親は1日に少なくても1回は本を読み聞かせを子どもにしていて、その割合は76%。18~29歳だと57%で、高齢の母親の方が子どもと図書館に行く率も高いそうです

肥満のリスクや病院にかかる率が低かったり、IQ値も高かったり、というのは素晴らしいことですね!

 

いかがでしたか?

さらに最近は、生殖技術が発達して体外受精という方法もあります。自分の卵子を使った体外受精での成功率は40代だと16%で、35歳の女性だと32%だそうです。

成功率は高くありませんが、少しでも希望があれば挑戦することに意義がありますよね。高齢出産のデメリットばかりでなく、メリットについての情報ももっと広がるといいですね。

 

【参考】

※ IVF Failure - FertilityAuthority

※ 父高齢だと遺伝子変異増 自閉症と関連も - nikkansports.com

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