日本人が外国人と比べると圧倒的に「自己肯定感」が低い理由

It Mama編集部

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日本人が外国人と比べると圧倒的に「自己肯定感」が低い理由

「今、自己肯定感が低い子どもが増えている」って話をよく耳にしませんか?

自分を肯定できないと、行動意欲はもちろん、将来への希望を持つことも難しくなります。

NHK総合テレビ 時論公論「貧困の連鎖をくいとめよう~子どもの貧困対策法 国会へ~」では、自己肯定感の低さは貧困にもつながると指摘しています。

このような話を聞くと、自分の子どもの自己肯定感が気になりますよね。そもそも日本人は全体的に外国人より低いです。

それはなぜか? 作家・さくら剛さんの著書『困ったココロ』に理由が書かれていたので、ご紹介します。

 

■日本人の自己肯定感が低いのは文化のせい!

さくらさんは、「日本人は歴史的に謙虚であることを良しとする文化を持っているから」と語っています。逆に海外では異常なくらい自己肯定感が高いそうです。

例えばインドでは「こんにちは」「お元気ですか」の二言だけしか話せないのに、「俺は日本語が話せる」と豪語する現地人がいた、とのこと。

謙虚な日本人では考えられない感覚ですよね。絶対にこの程度で「日本語が話せますよ」などとは言いません。これについて、『カウンセリングサービス』にも、似たようなことが書かれています。

「日本人はアメリカ人に比べて失敗に目が向きやすいという話を聞いたことがあります。それは、こんな話でした。アメリカ人は失敗した時の自尊感情の低下よりも、成功した時の自尊感情があがるほうが多い。

日本人は成功した時の自尊感情があがることよりも、失敗した時の自尊感情が低下するほうが目立つという話でした。どうやら文化的なちがいによるものらしいです」

何かに成功しても、謙虚さが求められているので喜びを表現しづらい、というのもありますよね。

 

■大人がほめないと自己肯定感は低くなる?

ただ、『ダイヤモンド・オンライン』で、品川女子学院の校長・漆紫穂子さんは、「ほめてあげるのが苦手な大人が多い気がします」と日本の文化以外の問題も指摘。

さらに、評価制度も理由のひとつではないかと、独自の見解を述べています。

「もう1つ、子どもの自己肯定感が低い理由は、教科の評価が表に出がちなこともあると思います。

日本の学校教育って、今は英数国理社などといった10教科くらいで通知表の評価がされていますよね。いずれの科目もできない子は自己評価が低くなりがちなんです」

このような問題も確かにありますよね。

 

さくらさんは、「人に情けをかけると相手が助かるだけでなく、こちらにも自己肯定感が芽生え、その自己肯定感が自分を成長させてくれる」と言います。さらに、自己肯定感を高めるために、以下のような行動を推奨。

「電車の中でお年寄りや妊婦さんを見かけたら席を譲る、体の不自由な人に声かけてあげる、もしくはただ単に近所の人に気持ちよくあいさつをする。それだけでも、自己肯定感というのはきっと少しずつ高まって、自分への自信につながるはずです」

小さい頃から、子どもにはこういった行いをさせていきたいですね。

ちなみに、自己肯定感について『困ったココロ』にもっと詳しく書かれています。仕事にも使える心理学が満載で、出産や育児で今までと違う仕事をしている女性にピッタリです。

表紙もかわいいので、ぜひ書店でチェックしてみてください!

 

【参考】

※ 時論公論「貧困の連鎖をくいとめよう ~子どもの貧困対策法 国会へ~」 - NHK 解説委員室

※ 自己肯定の心理学(4)~自分を認めてあげましょう~ - カウンセリングサービス

※ 【後編】つい親や教師が言ってしまう、 子どもをダメにする言葉とは? - ダイヤモンド・オンライン

※ さくら剛(2014)『困ったココロ』 サンクチュアリ出版

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