見た目と実態は大違い!? ペットボトルお茶の「玉露入り」表示

It Mama編集部

社会

見た目と実態は大違い!? ペットボトルお茶の「玉露入り」表示

ペットボトルのお茶って、安くておいしいので、つい買ってしまいますよね。でも、「これがお茶」と思わない方がよさそうです。

食糧ジャーナリストの手島奈緒さんは、著書『まだまだあった!知らずに食べている体を壊す食品』で、「本来のお茶とは似て非なるもの。子どもたちが、お茶ってこんな味なんだと思ってしまわないかしらと少し心配です」と語っています。

ペットボトルのお茶と本来のお茶は、一体どのように違うのでしょうか? この点について、手島さんの著書を引用しつつ説明していきます。

 

■ペットボトルのお茶に茶葉はたったの2gしかない!

まず、ペットボトルのお茶は、茶葉の量が節約されています。手島さんが聞いた製茶メーカーは、ペットボトルのお茶350ミリリットルに使う茶葉の量はたったの2g。この量は、自分で入れる際の一人分です。

しかも、販売価格100円前後なので、グレードの高い茶葉は使えません。ペットボトルのお茶は安い茶葉だけで、何とか作っているのでしょうか?

けれども、ペットボトルのお茶の中にも、高級茶もあります。コストがかかるので、高い茶葉をたくさん使えないはずです。それなのに、ペットボトルの高級茶をどうやって作っているのでしょうか?

なんと、ほんの少しだけ混ぜて作っているそうです!

「主原料の安いお茶に高級茶、例えば玉露をちょっぴりブレンドします。ほんの少しでも入っていれば商品に”玉露入り”と表示できます。”この値段で玉露なんだ”と安易に信用してはいけません」

実態を知ると、ビックリですよね。

 

■酸化防止剤入りでも”それなりにおいしい”理由

それでも、ペットボトルのお茶はそれなりの味だと思いませんか? この点については、私達の想像以上に飲料メーカーが頑張っているおかげなのだそうです。

「さらに空気中の酸素による変色に退色を防ぐため、加工の工程で酸化防止剤(アスコルビン酸)を入れます。

一括表示を見てみるとビタミンCと書いてあります。これは健康に配慮されたものではなく、酸化防止目的で入っているもの。

このビタミンCが入ることで繊細なお茶の風味が損なわれるので、その味をマスキングするため、原料茶の火入れを強くして香ばしさを出し、味を調えます。

安い原料茶に添加物が入っているものをそこそこの味に仕上げるのですから、まさに職人技と言えます」

どうやら、飲料メーカーが研究に研究を重ねて、どんなに安くても高級茶が少しでも、何とかおいしく感じられるようにペットボトルのお茶を作っているようですね……。

 

ペットボトルのお茶が本来のお茶と大きく違う理由が、よくわかりましたね。

そのため、手島さんは自宅で水出し煎茶を作ることを薦めています。小さい子どもにお茶の味を覚えてもらうために、試してみませんか?

ちなみに『まだまだあった!知らずに食べている体を壊す食品』には、「知らなかった!」と思うような食品事情がたくさん出てくるので、安全でおいしいものを選びたいママはぜひ読んでみてください!

 

【参考】

※ 手島奈緒(2014)『まだまだあった!知らずに食べている体を壊す食品』 アスコム

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