むし歯は嫌!子どもの歯をしっかり守る「おやつの食べ方」12個

島津優理子

子供

むし歯は嫌!子どもの歯をしっかり守る「おやつの食べ方」12個

子どもがむし歯になったら、親は嫌ですよね。

「子どものむし歯は親の責任」なんて言う人もいるので、小さいうちはあまり甘いものを食べさせないようにしているママもいるのでは?

でも、子どもは甘いものが大好き! また、大きくなるにつれて、色々な味を覚えていきます。成長してからむし歯になる、というのも困りますよね。

そこで今回、歯科衛生士の春風あかねさんに、むし歯になりにくいおやつの食べ方&選び方について聞いてみました。むし歯にしたくないママは、ぜひしっかり覚えておいてください!

 

■むし歯は感染症なので周囲の人も歯をケアしよう!

まず、生えたての乳歯はやわらかいので、子どもが2~3歳頃まで、むし歯菌に感染しないように心がけるのが大切です。

そもそもむし歯は、人から人へうつる感染症。そのため、子どものケア・両親のケアはもちろんのこと、子どもを取り巻く身近な人の誰もが自分自身の口の中を健康に保つことが理想です。

そして肝心のおやつについて。これは、子どもにとって楽しみなことのひとつ。禁止すると、楽しみを奪ってしまうことになりますよね……。

それで春風さんは、「近頃は甘いお菓子を食べさせないことが先行してしまっているように感じる」と言います。確かに、”お菓子食べない=むし歯できない”というのも少し違う気もします。

しかし、甘いものを無制限にダラダラ食べさせていれば、確実にむし歯や子どもの成人病化が進みます! というわけで、春風さんはむし歯予防の観点から以下の12個を最低限、気を付けているそうです。

 

■むし歯を作りにくくするおやつの食べ方&選び方

(1)おやつは食事の一部として考え、食べるときは量と時間に気を付ける

食べるときと食べないときのけじめを、きちんとつけましょう。口の中にものが入っている時間がダラダラ続かないようにすることが、とても大切です。

(2)そもそもお菓子を子どもの見える場所、手の届く場所に置かない

見える場所に置いてあったら、食べたくなってしまいますよね。見える場所や手の届く場所には置かないようにしてください。

(3)大人も子どもと同じものを食べる(それ以外なら子どもの前で食べない)

大人が食べているものはおいしそうなので、子どもは絶対に欲しがります。子どもがいないときや寝ているときに食べるようにしましょう。

(4)冷蔵庫にジュースや乳酸菌飲料などの飲み物を常備しない

ジュースより水・麦茶・牛乳です。冷蔵庫にいつもジュースがあればそれを欲しがります。野菜ジュースには果糖・イオン飲料には糖分が含まれています。

(5)甘い飲み物をあげるときは絶対に哺乳瓶では与えない

哺乳瓶はダラダラ飲みをしがち。長時間常に口の中が酸性になってしまうため、むし歯になりやすくなります。絶対に避けてください。

(6)市販のものは買う前にパッケージを見る癖をつける

パッケージの記載を見る癖をつけることも大事です。例えば、チョコレートは糖質・脂質が意外に多い、菓子パンはカロリーが高いなど色々なことが見えてきます。

見る癖をつけるだけでも、おやつにふさわしいものが段々と見えてきますよ。春風さんが気を付けているものは、糖質(砂糖)・脂質・添加物を多く含むもの。

また、スナック菓子に含まれているでんぷんも粘りつきやすく、やがて糖化されると言われています。

そして、塩分濃度が高いので、すぐ喉が渇きます。そこで炭酸飲料などと組み合わせるとどうでしょうか? ますます糖質を摂取してしまいますよね。そのため、手作りのおやつが理想的です。

(7)「おやつに果物なら大丈夫」と思って食べすぎない

果物には、果糖が含まれているので、りんごをまるごと1個食べたり、みかんを何個も食べたりするのはやめましょう。

(8)ノンカロリーや低糖のものは含まれている成分に注意する

こちらも食べ過ぎは注意です。これらに含まれている砂糖の代わりである”人工甘味料”の成分は子どもの体に負担をかけることもあります。

(9)口の中に長く残るお菓子は買う前に歯のことを考える

チョコレートやアメ、キャラメル、グミなどにはとくに要注意。これらのお菓子は、口の中に長く残りますし、歯にくっつきやすいです。「これは歯にいい」「これはよくない」と考えながら購入してください。

また、子どもが好きだからという理由では買い与えないように心がけましょう。

(10)子どもと一緒にお菓子を買いに行ってむし歯の話をする

ある程度お話がわかるようになったら、一緒に買いに行ってみてください。お菓子売り場で「これはむし歯になりそうなお菓子だね」と言い聞かせると、子どもの方から「じゃあ、これは?」と代わりのお菓子を探そうとします。

そもそも、甘いもの好きにしないことが一番です。子どもは甘い味が大好きなので、教えなくても一度食べただけで覚えてしまいます。お菓子を一緒に見て、むし歯の話をしっかりしてあげましょう。

(11)家族・祖父母とおやつの方向性についての話をする

子どもが1歳を過ぎたら、家族、とくに祖父母とおやつについて方向性を考えてみてください。ママだけが方向性を決めておいても、見てないうちに祖父母に食べさせられてしまうというのはよくある話。

筆者も「こういうものは与えない」というのを祖父母と話し合っていました。そのため、祖父母に勝手にお菓子を食べさせられてしまったことはほとんどないですよ。

(12)事前にお菓子を食べるときのルールをしっかり決める

春風さんは、「よそのおうちに行ったときだけはOK」とルールを決めているそうです。そして、できれば「ありがとうございます。あとでいただきます」と持ち帰りとしている、とのこと。

「何が何でも甘いお菓子はダメ」と決めても、小学生になれば自分で買いに行くこともできます。よって春風さんは、「そのときに自分でむし歯になりにくいおやつを考えられるような子どもになるといい」と言っています。

食べるときのルールをちゃんと決めておきましょう。

 

以上、むし歯になりにくいおやつの食べ方・選び方でした。これらを踏まえるとおやつを選ぶのが億劫になってしまうかもしれません。

しかし春風さんから、「あまり神経質にならず、普段は考えながらおやつを選ぶようにして、たまにはご褒美に甘いものを食べる楽しみも必要です」とアドバイスをいただきました。

食べすぎないように気を付ける習慣をつけて、誕生日のような特別な日はいつもりより多めに食べてもOKにする、といった程度ならできそうだと思いませんか? ぜひ、できることから始めてみてくださいね!

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【取材協力】

※ 春風あかね・・・歯科衛生士。歯科口腔外科病院に1年間研修。その後東京都中野区の歯科医院で予防歯科を学ぶ。結婚後、3人の子育てを経てフリーランスの歯科衛生士に。

乳幼児健診の歯科保健指導を担当、保育園・幼稚園では自ら作詞作曲した『はみがきのうた』を広める。小学校・中学校では各学年の指導要綱に沿った指導をいち早く歯科衛生士の立場で独自に展開。

歯科衛生士にしかできない社会運動『Goodbye Perioプロジェクト』のメンバー。個人ブログ『歯科衛生士*春風あかねのブログ』には、子どもの歯をむし歯から守るノウハウが満載!

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