実は体に悪影響を及ぼす「よく噛んで食べない悩み」解決法4つ

島津優理子

子供, 悩み

実は体に悪影響を及ぼす「よく噛んで食べない悩み」解決法4つ

「うちの子、ご飯をよく噛んでくれない……」と悩んでいるママはいませんか?

これ、実はあなたのお子さんだけではありません! なんと最近、”よく噛まない子”は増えているのです。

噛まないため、なかなか食べ終わらなかったり、口の中にいつまでも食べ物が残っていたり、逆にあっという間に食べ終わってしまったり……。

とにかく、色々な問題が起きているそうです。将来、外食のときに苦労するので、何とかしてあげたいですよね。そこで今回は、この“噛まない悩み”を解決する方法をご紹介します。

 

■そもそも現代人は噛む回数が少ない

よく噛まないのは、何も子どもだけの問題ではありません。昔に比べると、大人も噛む回数が減っていることがわかっています。

健康と医療の総合情報サイト『健康Salad』によると、

「戦前の食事時間の平均は22分で、食べ終わるまでに1,420回噛んでいたそうです。ところが現代では、食事時間の平均は11分で、噛む回数は620回。日本人は、戦前の半分の回数しか噛まなくなってきているのです」

とのこと。

なぜこんなに違うのか? この理由は以下の通り。

「戦前の食事は、純和風。麦などの雑穀やいも類、根菜類、高野豆腐などの乾物がよく食べられていました。これらの食事はよく噛まないと消化できないので、昔の人はあごをよく動かしていたのです」

確かに、戦前に比べると、現代の食事は柔らかいものが多いですよね。

 

■子どもがよく噛んで食べない意外な原因

ということは、やっぱり最近の子どもが噛まないのも食べ物が原因なのでしょうか? 管理栄養士の上野知佐さんに疑問をぶつけたところ、食べ物が「飲み込めるから噛まない」とのことでした。

子どもの考えはとてもシンプルで、「これはごっくんできちゃう」と思ってしまうと、そのまま噛まずに飲み込むようになってしまうそうです!

つまり、離乳食の段階でその子に合った固さ、大きさで進めていかないと、”噛めない(噛まない)子”になってしまう恐れが……。

そのため、様々な大きさ、固さ、形の離乳食を試してみて、どの状態ならしっかり噛めるのかを確認しながら進めることがとても大切なのです!

また、お腹が空きすぎていると、”早食い=丸呑み”になりやすいとも考えられます。一緒に生活のリズムも見直して、適切な時間に食べられるようにしてあげましょう。

 

■よく噛まないと体に悪影響を及ぼす

ちなみに、よく噛まないと将来、外食のときに苦労するだけではありません。子どもの体にも良くないのです。

上野さんは、噛むことが大切なのは「食べ物本来のおいしさを感じられるから」&「脳に流れる血液量が増えて脳が刺激されるから」と言います。

そして、消化吸収のサポートもしてくれるから、とても大切なのだそうです! 口に入れた食べ物は、歯で噛み砕いて唾液と混ざり合います。これにより、内臓での消化がしやすくなります。

逆に、ほとんど噛まずに飲み込むと、胃が必要以上に働かなければならないため、負担がかかってしまうのです……。

また、口の中にも影響があります。噛まずに食べると、唾液があまり分泌されないため、口内の雑菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯肉炎を招く恐れもあるのです!

よく噛むことが虫歯予防にもつながるなら、絶対に取り入れたいですね。もちろん、虫歯予防は甘いものを控えて歯磨きをしっかりすることも大事なので、誤解なきように!

 

■よく噛んで食べさせるポイント4つ

体にも色々な影響が出てしまう、”よく噛んで食べてくれない悩み”を解決するポイントは以下の通りです。

(1)小さく切りすぎない

子どもが食べやすいように、食べ物は小さく切ってしまいがちになると思います。しかし、ぐっと我慢して、全てを一口サイズにするのではなく、大きめのメニューも取り入れてみましょう。

野菜もコロコロサイズではなく、スティックにするといいです。一度自分の口に合った大きさに噛み切らなければならないため、いくつも口に詰め込む心配がないのでオススメですよ。

(2)噛みにくい食べ物をプラスする

さらに、ゴボウやレンコン、コンニャクなどしっかりと噛まなければならないものをプラスしてみましょう。

(3)汁物で流し込まない

また食事中、汁物で食べ物を一気に流し込んでいませんか? こうすると、癖がついてしまいます。汁物はゴックンができるようになってから与えるようにしましょう。

(4)一緒にモグモグする

そして、大人がモグモグと噛んでいる様子を少し大げさに見せてあげるといいです。子どもは大人と同じようにしたがります。ぜひ、「ご飯はモグモグしてからゴックンするんだよ」とお手本を見せてあげてください。

 

いかがでしたか?

大人も子どもも、よく噛んで食べることがとても大切ということがわかりましたね。子どもはとくに、癖が一度ついてしまうと直すのが難しいです。離乳食の段階から気を付けて、よく噛む習慣を身に付けていきましょう!

 

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【取材協力】

※ 上野知佐・・・管理栄養士&幼児食アドバイザー。1988年3月9日生まれ。1歳の娘の子育てをしながら、ダイエット指導やレシピ本の栄養価計算などの仕事をしている。

ブログ『管理栄養士&幼児食アドバイザー chii’s kitchen』では、妊婦さんの為の”マタママごはん”やママの為の”母乳ごはん”、べビちゃんの為の”ベビごはん 離乳食”も公開中!

 

【参考】

※ 子供の健康・育児 よく噛む食事をしましょう - 健康Salad

みんなの食育 ゆっくり食べる - 農林水産省

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