美しいだけじゃない!色には子育てにも驚くほど大きな影響があった

島津優理子

子供

美しいだけじゃない!色には子育てにも驚くほど大きな影響があった

今、食育は世の中にかなり浸透していますよね。他にも、木育や音育など近しいものがたくさん溢れています。

このように、色々な●育が増えている中、”色育”についてはみなさんご存知でしょうか。カラーセラピーや風水などが有名なので、色のパワーが人間の心に有効であることは言うまでもないですよね。

しかし、何となくこの効果は大人限定のイメージがありませんか? 色育は、”育”がついていることからわかるように、色を使った子育て。実はこれ、子どもにもママにも、とてもいい影響があることがわかっているんです!

そこで今回は、色育アドバイザーの柿沼玲子さんから、色育にはどんないい効果があるのか、詳しく教えていただきました。

 

■人間は色を見ることで、”心と体”の両方に影響を受ける

まずは、なぜ身近にある色から自然と影響を受けてしまうのかをご説明します。

私たちは無意識に、色から影響を受けています。例えば、”赤い色”を見ると、火を連想して、「暖かい」という感情が生まれます。これが、人間の心に影響を受ける心理的効果です。

それから、同じ赤い色を見たときに血圧や体温が上昇するのを感じる方もいるかもしれません。実は、これも色による影響なんです!

なんと、赤い色は交感神経を刺激し、アドレナリンを分泌させるので、血圧や体温が上昇するのだとか! 色を見ることで、知らないうちに心と体にたくさん影響を受けているんですね。

 

■色育で子どもとママに得られる色々な素晴らしい効果

それでは、この色のパワーは子育てや子どもにはどんないいことがあるのでしょうか。具体的なママと子どもに嬉しい効果は、以下の通りです。

(1)親子の信頼関係がアップする!

そもそも美しい色を見ることで、”セラピー効果”が得られます。色育は、この美しい色をたくさん取り入れたオリジナル教材の活用も行っているそうです。

やり方は色々ありますが、参加者がペアになって一緒に色を見ながら、お互いを思いやるコミュニケーションを大切にしたプログラムがあります。親子の場合は、スキンシップを交えながらやるものなのです。

もちろん、色育はたったこれだけではありません。柿沼さんによると、忙しい毎日の暮らしにも簡単に取り入れられるものだそうです。

家庭でも、色を上手に使った触れ合いの時間を持つことで、お互いの信頼関係をよりよく改善するだけでなく、子どもの心の安定やその自立を助けることにもつながるのだとか! 親子の関係にもいいなら、取り入れたくなりますよね。

例えば、何か子どもの物を選ぶとき、つい子どもが好みそうな色や、大人の好きな色を選んでしまいませんか? このとき、たくさんの色がまわりにいつもあるようにしてあげるように心がけることもとても大切なのです。

また、今ですと、木々の紅葉が、色鮮やかですよね。紅葉といっても、茶色・赤茶色・橙色・黄色など様々な色があります。柿沼さんは、「これらを声に出して子どもに伝え、子ども自ら体感できるようにサポートするのも大切な色育です」と言います。

他には、スーパーに買い物へ行ったときに、美味しそうな果物を話題にするという方法もあります。

このようなことを通して、子どもの色の世界や創造性が広がっていきます。子どもが色を感じることが自然な形で育てていくことによって、コミュニケーション力・想像力・創造力・表現力、それに付随して語彙力も豊かになっていくのです!

親子の関係が良くなる色育は、まだまだあります。簡単なものだと、色育の教材のひとつ”カラーダイアリー”の活用です。子どもにとっては塗り絵の日記、お父さんお母さんには交換日記のようなものになります。

柿沼さんはこれを、子どもの目の付く場所に置いておき、好きなときに、自由に塗ってもらっているそうです。この日記を見ると、子どもの今好きな色や物など、マイブームを知ることができたり、意外な発見になったりするんだとか!

わざわざ「学校で何があった?」と聞かなくても塗り絵に表れているので、そこから通っている小学校の様子などもわかることもある、とのこと。

例えば、友達と喧嘩した、学校で何を習った、泥遊びをやって楽しかった、クローバーで遊んでほんわかした気持ちになった、など。また、塗った色を見て、「今、この色の気分なんだな」と受け止めて、子どもの気持ちに寄り添うことができます。

さらに、日記の塗り絵をきっかけにして、会話を弾ませたり、広がったりすることができるそうです!

カラーダイアリーは「子どもの今の状況を、大人が受け止めることで、ますますつながりが強くなると思う」と柿沼さんは言います。うまく言葉で自分の気持ちを表現できない子どもとの関係構築によさそうですね!

(2)ママのイライラ予防にもいい!

また、実際、色育の講座に参加された方の感想で一番多いのは、「ママ自身が色に触れることでとても癒された」というものだそうです。子育てって、何かとストレスを感じることが多く、イライラしてしまいがちなんですよね。

そのため柿沼さんは、「親である大人がもっとリラックスして心の余裕を持つことで、子どもとの関係も”より良くなる”のではないでしょうか」と言います。

例えば、ワガママを言う子どもを一方的に叱るのではなく、子どもの言い分をひとまず”聴く”ことが大事ですよね。コミュニケーションの基本は、まず聴くことから始まるのです。

確かにイライラしているときはこの”聴くこと”が難しいのですが、色のパワーで一旦心を落ち着ければやりやすくなると思いませんか?

(3)子どものぐずりも治まる!

もちろん、心にいいのはママだけではありません。色のパワーで、子どもの気持ちを落ち着かせることもできます。よく植物の緑色(グリーン)は癒しの色でセラピー効果があると言われていますよね。

よって、自然の中で子どもと遊んで自然の色を見て感じることはとてもいいだそうです。

ぐずっている子どもを外に連れて行くと、泣き止んだり、機嫌が良くなったりすることがありますよね? 子どもがぐずってしまったら、外に出てみるというママも多いと思いますが、このときにも色から影響を受けているのです。

自然の色を感じて、外の色から伝わる空気に触れることによって、気持ちが落ち着くんですね。

 

いかがでしたか?

無意識のうちに、色からたくさんの影響を受けていることがわかりましたね。中でも、とくに色のパワーでママが癒されることで、心の余裕ができ、子どもにも優しく接することができる、というところが嬉しいですよね。

色を取り入れた子育て、あなたも始めてみませんか?

 

【取材協力】

※ 日本色育推進会 認定アドバイザー柿沼玲子・・・三鷹市内で色育講座を開催。また、三鷹市立図書館で、未就園児を対象として読み聞かせを行ったりしています。小6、小2の姉妹の母。色育アドバイザー・TCカラーセラピスト・みたか子どもと絵本プロジェクトコーディネーター。ブログ『色育と絵本のおはなしPersimmon(カキ)』からも色育の情報を発信中。

【参考】

一般社団法人 日本色育推進会

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