勘違いしないで!野菜スープで「栄養は摂れない」ことが明らかに

It Mama編集部

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勘違いしないで!野菜スープで「栄養は摂れない」ことが明らかに

忙しいと、つい栄養不足になりがち。そんなとき、「野菜スープだけでも食べないと!」と思ってしまいますよね。確かに野菜スープは、体にいいイメージがあります。スープ専門店もあるので、それだけ食べて満足してしまう女性は多いはず。

しかし、管理栄養士で国際薬膳食育師(薬膳マイスター)の高下容子さんは、「加熱すると栄養が逃げてしまう野菜もあるので、一概に“野菜スープはいい”と言い切れません」と言います。

どうやら野菜スープだけでは、本当に栄養不足が解消できるとは言えないようです。

そこで今回は、“野菜スープで満足してはいけない理由”をみっちり教えていただきました! 以下から、その内容を詳しくご紹介します。

 

■スープだと酵素が死んでしまうので不調につながる

「そもそも問題なのは、野菜不足なんですね。成人1人が1日あたりに必要な野菜の摂取量は350g、お皿で考えるならば実に5皿分にもなります。

確かにその解消法としてスープは煮込むことでかさも減りますし、食べやすい分、野菜を摂取しやすい上に、低カロリーで栄養豊富なように見えるかもしれません。しかし、酵素がしっかり摂れているかどうか、という点では疑問が残ります」

ここで出てきた酵素。酵素は48度以上で死んでしまうといわれています。ということは、野菜スープにしてしまうと酵素は死んでしまっていることになりますね。ここが問題なわけです。

「毎日の食事は大事です。栄養素の不足で病気になるわけで、食べたものが重要になります。仕事を持つ忙しい女性は、コンビニ弁当や加工食品・ファストフードやお惣菜をよく利用したりすると思うのですが、便秘や肌荒れ、“疲れやすい”など体調不良を訴える人が増えているのも事実です。

“野菜はちゃんと摂っています”という人でも野菜スープや炒めもの・煮物ばかりで、生の野菜や果物を食べていないことが多く、“酵素が足りない”食生活を続けていることが体の不調につながっているのです」

野菜は実はとてもデリケート。切り方や火の加え方次第で、摂れる栄養も変わってきてしまうのだそう。野菜の特性をよく理解しながら調理することがとても大切なのだとか。

「酵素不足の人は、生の食べ物から酵素を摂りいれることが大事です。他にも食物に含まれるビタミンやミネラル・抗酸化や消炎作用をもつファイトケミカル(植物栄養素)などの多くは、48度以上の熱を加えることで、喪失します。

それらを無駄なく体に取り込むには、加熱しないか、50度未満の温度で調理することが大事です。酵素は、生であれば肉や魚にも含まれていますし、発酵食品にも含まれます」

 

■酵素をちゃんと摂らないと老化が加速してしまう

もちろん、野菜スープが悪いわけではないのです。けれども、「野菜の栄養を意識してとることが大切」と高下さんは言います。

「酵素は、体内で作られますが、一日に作られる酵素の量は限られていて、毎日の消化作業で使ってしまって、代謝に回せないと病気になります。代謝というとダイエットにも関係しています。ダイエットをするときに、“基礎代謝”が高いか低いかは、大きなポイントになります。

これは、人が生きていくのに必要最低限の機能を維持するためのエネルギーの代謝のことを意味します。

私たちは、快適な環境で精神的にリラックスしている時や眠っている時でも、体温を保ったり、呼吸をしたり、心臓や肝臓などを動かしていたりと、生命維持のために色々な活動をしています。酵素が足りないと、基礎代謝も低くなってしまうので、痩せにくい体にもなるわけです」

ここ数年で話題になっていた酵素ジュースなどは、ダイエットや健康効果も高いことで話題にもなっていましたよね。でも、ジュースにしなくても、生の野菜や果物、他の食べ物からも無理なく摂取できます。

酵素が不足すると何がいけないのか、他の問題点も高下さんは指摘してます。

「酵素は加齢とともに減っていきます。若いころは暴飲暴食しても平気だった人でも、年齢を重ねるごとにだんだん食べられなくなります。それから、酵素は寝ている間に体内で作られるため、睡眠も大事です。

過食で早食いも酵素の無駄遣いになりますので、ゆっくりよく噛んで食べることも、健康やアンチエイジングにも大事ですね。料理ができないという人でも、加工食品ばかりを食べるのをやめて、切っただけのものでも料理として考えてほしいです。

例えば、サラダを買ってくるくらいなら、自分でトマトを買って切ったほうが栄養価も高いし、酵素もふんだんに摂れます。酵素が足りないと代謝が悪くなり、女性ホルモンの分泌も悪くなります。女子力アップのポイントは、酵素を意識して摂ることからですよ!」

ただ切って食べるだけでもいいから野菜をしっかり食べて、しっかり睡眠をとる。こんな基本的なことをするだけでも体にちゃんとかえってくる。そう考えたらスープを食べるだけではなく、色んなことができそうですね。

 

野菜スープだけで満足してしまっていた女性は、酵素がここまで大事なものでむしろ“摂らないと危険”ということに気付いていなかったのでは?

これは普段、子育てに専念しているママや働くママだけではありません。

妊娠中の女性も「野菜がたくさん摂れるから」と野菜スープだけに頼らないで、これからはトマトを買って切るだけでもいいので、生の野菜をぜひ摂るようにしていきましょう!

 

【取材協力】

高下容子・・・管理栄養士。病院で15年勤務後、現在は企業の社員食堂に勤務のかたわら、食育・講演・料理教室なども開催。

管理栄養士の他、中学校教員(家庭)2種免許・国際薬膳食育師・フードコーディネーター・ジュニア野菜ソムリエなどの資格を持ち、ブログで予防医学や食事・健康・アンチエイジング・免疫力アップなどを発信。スポーツ好きで、フルマラソン完走・富士登山登頂も経験。日々挑戦、女子力アップ!が今年の目標の年女。

ブログは、『管理栄養士コーゲヨーコのバランス喰楽部』。食を通じた美容・肥満防止などの情報サイト『ミールプラザ』で栄養についての相談も受付中。

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