本当にやめて!産後うつの原因になりやすいNGフレーズ7つ

It Mama編集部

悩み

本当にやめて!産後うつの原因になりやすいNGフレーズ7つ

今、産後うつによる悲しい事件がたびたび起こっています。しかし、残念ながら現在の日本ではまだあまり理解が進んでいません。世界保健機関(WHO)の発表によると、産後うつにかかる女性は約2割もいるそうです。

心理カウンセラーの田中勝悟さんはこのような産後うつについて、「原因のひとつには人間関係、つまりパパとの関係も影響があります」と言います。

「なるべく夫婦間での価値観を上手にすりあわせておいたり、普段の関わり方に気を付けたりすることが大切です。塵も積もれば山となるとのことわざ通り、普段かける言葉ひとつでも大きく変わってきます」

そこで田中さんから、産後うつを防ぐために“パパがママに絶対言っちゃいけないこと”を教えていただきました。

選択理論心理学では、人間関係を破壊する習慣のことを“致命的な7つの習慣”と言うそうです。これは精神科医のウイリアム・グラッサー博士が主張したもので、批判する、文句を言う、責める、ガミガミ言う、脅す、罰する、褒美で釣る、といった言動のことを指します。

この習慣を言葉にしたものが、以下のNGフレーズになります。どんな言葉が不幸を招きやすいのか、さっそく見ていきましょう!

 

■1:「この味の方が好きだから、もっとこういうのを作ってよ」

妊娠中の食事は、妊娠中毒症を防ぐためにできるだけ“薄味”にすると思います。

そのため、ちょっと濃い味の食事を外で食べたとき、パパがついママの食事を批判してしまうことがあります。この“批判する”という言動がまずNGです。このようなことを言うだけで、ママは「自分の食事に満足してくれていないのか」という不安や落胆を産後も抱いてしまいます。

 

■2:「お前のせいで仕事に支障が出ちゃったよ!」

例えば、ママがよかれと思って、パパの部屋を整理したとします。その後、「ここに置いたはずのアレが見つからない!」と“文句を言う”のもやめてください。

たとえ自分が原因でなかったとしても、「自分が悪いのでは?」と自分を責めてしまうようになります。そうならないように、大事な物を置く場所をあらかじめきちんと話し合って決めた方がいいです。

 

■3:「何で家にいるのにくつろげないんだよ~」

夏の暑い時期でも、妊娠中は体を冷やさないように気を付けますよね。そのため、エアコンも少し弱めにすることもあるでしょう。そんなとき、パパがエアコンの温度を勝手に下げて「俺の家なんだから」と相手を“責める”ような言い方をするのはNGです。

妊娠中の不安定な時期に責められてしまうと、自分自身の存在を否定されたような気持ちになってしまいます。

 

■4:「俺だったらそれくらい簡単にできるけどね」

予定日が近づいてくると、体が重くて掃除もキチンとできないことがあります。けれども、それを指摘して“ガミガミ言う”のも避けてください。

産後も完璧でいようと思うあまり、自分ができないことが出てきてしまうと自分を責めるようになってしまいます。結果的にそれが、うつ状態につながってしまう恐れがあるので、揚げ足をとるようなことはやめましょう。

 

■5:「子ども産んだらまたすぐ働いてくれるよな?」

これは働いている女性が好きな男性にありがちなフレーズです。

共働きで結婚したため、働かず家にいるママがいること自体が嫌なのです。子どもを産んでもすぐにまた働いてほしいと思っていても、“脅す”ような言い方をするのはNGです。子育ても立派な仕事のひとつなのに、外で働かない自分を否定された上に、「もう愛してくれないの?」と考えるようになってしまいます。

 

■6:「明日の仕事に響くから別の部屋に行ってくれよ」

ここからは産後のNGフレーズをご紹介します。赤ちゃんは泣くのが仕事なので、何かあれば泣くのは当然のことです。

そのため、赤ちゃんが夜泣きしたときママを“罰する”ような言い方もやめてください。このような言い方をすると、「赤ちゃんが泣くのは私のせい?」と自分を責めてしまうからです。

 

■7:「家事がちゃんとできたら、欲しがってた●●を買ってあげるから」

子育てに追われて家事がしっかりできないときに、“褒美で釣る”ような言い方もNGです。

これは、一時的なモチベーションになるように聞こえるかもしれません。しかし言われた方は「こうでもしないとできないんじゃ……?」と自分に対して疑問を感じるようになります。すると、次第に自分を責めるようになり、うつ状態を引き起こしてしまいます。

 

いかがでしたか? 上記のような言葉でなくても、これらに近いことを言ってしまいがちなパパもいるはず。そんなパパはぜひ、これからほめ言葉以外はよく考えてから口にしてください!

言葉ひとつ気を付けるだけでママは子育てが楽しくなり、産後うつを回避できることもあるのです。近い関係だからこそ、日頃から思いやりや気遣いを持って生活をしていきたいものですね。

 

【取材協力】

※ 田中勝悟・・・日本臨床心理士資格認定協会・臨床心理士/日本心理学会・認定心理士/日本選択理論心理学会・尼崎支部 支部長代理。現在は主に、兵庫県公立小・中学校でのスクールカウンセリング、オカダクリニックでの心理検査&カウンセリング、波の家福祉会での療育スタッフの業務を中心に活動。ブログ『カウンセラーのつぶやき』では、日頃感じたことや思ったこと、精神医学やカウンセリングの領域で役立ちそうなことを発信中。

 

【参考】

うつ病、世界で3億5千万人超 人口の5% – 日テレNEWS24

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